見出し画像

田舎にある運動きっかけで集まる場のコミュニティマネジメントについて。

最近ふと思ったのが、田舎でやれたらおもしろそうなのは、スポーツクラブ運営じゃないかというもの。

学生のとき、都内でコナミとジェクサー(JR系列)で働いていたことがあったが、人が集まるながれや、スタッフと会員、会員同士のコミュニケーションの雰囲気はわりと好きだったのを覚えている。

当時は、”場づくり”という言葉なんて一つも頭になかったから、どんなサービスがあってどう接客していくのか、またビジネスモデル(お金のながれ)はどんなもんで、どういう人がどういう目的でスポーツクラブを使うのか、という意識で働いていた。

一つわかったのは、「お客さんで、運動目的で来ている人ってじつはあまり多くない」ということだ。基本は、だれかとの出会いやコミュニティを探しに来ている人が多かったように感じた。健康づくりだとか、シェイプアップ、ビルドアップなどがあるんだけど、それはあくまで入口/きっかけに過ぎなった。

これはバーに来るお客さんとも似てるなぁと思っていて、「必ずしも、お酒が好きだからバーに来るわけではなく、だれかとの会話を含めた、バーという空間での過ごし方を大事にしてる人」のほうが多かった。

つまり、運動も、カクテルも、コミュニケーションツール的要素が強くて、それをきっかけに自分の何かを変えようとしている人をたくさん見てこれたということ。

そういう「集まるきっかけを探している」感覚って、べつに都会でも田舎でも変わらない。おじいちゃんたちが集まってゲートボールしてるのも、おばちゃんたちが集まってヨガしてるのも似たようなもの。

ただ田舎の場合はどうしても経営のことを考えると、分母の問題からお店としては成り立ちにくいから、やろうとする人は少ないのもよくわかる。

たまに資金潤沢な大手のスポーツクラブとかが地域参入してるけど、「お客さん=お金」と見てるのか、わりとサービスとしては淡泊で、”運動器具がそろっててインストラクターがいる”くらいの箱になっていることも少なくない。

そう、だから、ビジネスとしてのマネジメントはされてるけど、コミュニティとしてのマネジメントはされていないスポーツクラブのほうが多いだろうから、そこを埋め合わせらせる場があったらいいんじゃないか

田舎だと人と人の距離感は嫌でも近くなる。その点を活かしながら、お客さんとお客さん、お客さんと地域の関係づくりを考慮して、もうちょいパーソナルにかかわりを持ちながら運営できるスポーツクラブってあってもいいのかもなー。

運動(思考)を通して地域のクリエイティブを育てていくとか、地域の内と外をつなげる意識を持ったスポーツクラブなんてのもありじゃないか。

「福祉」「コミュニティ」「教育」とかは正直裏テーマで全然いいことだけど、そういう分野のことがうまく有機的にからまりがら動いていく場になったらたのしそうだ。

まぁスポーツクラブと言いつつ、その機能を持った複合的施設の一部でもよくて、お年寄りや現役バリバリで運動してる中高生とか、運動きっかけで出会える人が増えるってたのしいじゃん、と思うし。

何より今住んでいる地域でいえば、トレーニング環境はよくないのあるし、自分の生活向上って意味でもそういう場をつくって、ちょいオープンにしてみるだけでもおもしろいかも。

あ、ついでにいうと、他にも個人経営で開かれたコンビニづくりできたら、いろいろと遊べるからいいんじゃないかとずっと思っている。あ、忘れっぽいので思ったことはすぐメモしたかっただけなんですけどね。



もしも投げ銭もらったら、もっとnoteをつくったり、他の人のnoteを購入するために使わせてもらいます。