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コーヒーブレイク / 真夏のアイスオアホット

 真夏。店に入ったばかりだとその暑さと大量の汗からついついアイスコーヒーを頼んでしまうけど、しばらくすると冷房の寒さでやっぱりホットにしておけばよかったと後悔することがどれだけあるだろう。

 目先のことに囚われて......とはきっとこのことで、人間の刹那的欲望はそのほとんどが、クレジット払いのように後からズシンとやってくる性質をもっているのかもしれない。

 とはいえ、とはいえ、だ。その刹那的欲望に身を任せたくなるときがあるのは事実で、その一瞬を抑えつけたために後悔すること、「あのときああしとけばよかった」と十数年後に思うことだってあるわけで、そうじゃなければ、「もしタイムマシンがあれば」を前提とした物語が世の中にこんなにあるわけがない。

 それでいうと、ふと思い出したのが、高校生のときに観た『バタフライエフェクト』だ。これはタイムマシンは出てこないけど、主人公(エヴァン)が過去に戻れる話で、一瞬の判断がどれだけ一人の人間の人生を変えるか、ってのをまどろっこしく描いた作品だったように思う。

 冒頭の話に戻れば、「あのときホットコーヒーを頼んでいたら、今のボクは寒々しさで集中力を欠いてこんなどうでもいいnoteなんて書いてるわけなく、まともに他の原稿を進めているはずだ!」とエヴァンのように鼻血をぶーたら垂れながら過去へダイブしたいと願うのだけど、まあ、現実はそんなふうにはいかないよね、と自分の頬にビンタを食らわせてやるべきことにカムバックします。

 気晴らしで書くnoteはまじで救われるぜ。

もしも投げ銭もらったら、もっとnoteをつくったり、他の人のnoteを購入するために使わせてもらいます。