登校拒否、上から見るか? 橫から見るか?

 少し前のことだけど、義務教育なのに「登校拒否」するのは何事か、とネットが騒がしかった。

 その発端となった男の子は登校拒否する理由の一つに「宿題が嫌だから」という論を持ち出していたが、それが飛び火して、さまざまな論点から大の大人があーだこーだと罵り合ってトホホな騒ぎになっていたなあ、と。

 福山雅治風に言えば、「実にくだらない」、である。自己防衛、自己正当化の意見というものほど無様なものはない。特には、おっさんたちが「俺たちの時代はこうだったんだから、我慢してこうしろよ」みたいな古くさい体育会系体質の声があったのには、成熟できない日本の一端を見たような気がした。

 さて、例の男の子について、同じ沖縄で、ほんの数ヵ月ほどとはいえ登校拒否"してしまっていた"身として、ズケズケと反射で思ったことを書いてみよう。

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