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パフォーマンス・キラー

 シカトできればどんなに楽なことか。

 のっそりと暮らしていても、突如やってくるのが違和感というやつで、こいつはなるべくはシカトしないようにしたい。日々の営みのなかで、急か急かとしてしまうことはあったとしても、心に一切のしこりのないままに終えられる一日であれば、それは幸運なことだと思う。

 瞬間的にみればその違和感を見てみぬふりをしたほうが楽なんだけど、長い人生を考えれば、違和感のシカトは自分の大事な何かを蝕んでいくような気がしてならない。と、話が大きく逸れようとしてるので軌道修正をするんだけど、その”違和感を投げつけてくる人”とどう向き合っていくか、その選択が人のありようを変える。

 違和感とちゃんとぶつかっていこうとすると体力がいるし、対峙している間はどうしても物事が一旦止まってしまう。そういうときほど、パフォーマンスが上がりにくい。べつに武士道とかそういう高尚な話でも何でもなく、迷いがあるときは人の動きは必ず鈍る。そうなると、成果が上がらない。

 かなり遠回りをしたけど、つまり言いたいのは、パフォーマンス・キラー(通称PK)の存在は厄介だよね、ということ。家事であっても、仕事であっても、何かしようとうする人のやる気を削ぐのが絶妙にうまく、相手の実力を発揮させないようにアプローチをしてくる人はあまりにも多い。

 会社で考えてみるとすれば、それは上司かもしれないし、同僚かもしれないし、部下かもしれない。

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