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情実人事を排除するには、AIによる人事異動!


公正な判断を求む


先日。同業の友達と話している時に思わず口にしてしまった。
 
「人事異動は、AI(人工知能)がやればいいのに。そうすれば情実人事が排除されて不公平感はなくなる」-。

この意見には友達も大いに賛成してくれた。
 
春の人事異動が発表されたが、中身を見れば見るほどため息が出る。ピーク時の4分の1以下になってしまった社員数。そんな危機的状況下でもまだ情実人事がまかり通っている。「あの仕事もあの職種も経験していないのに、あの(高い)階層」、「法的にも問題になるんじゃないかと思う問題を起こしたのに、あの出世」。理不尽極まりない。通常の認識や感覚があれば、こんな人事は出来ないはずだが、出来てしまっているので通常ではないのだろう。
 
社内には「こういうことを行って、こういう経験も積んで、こういう結果(成果)を出したから、階層アップ」など明確な規定があるようで実は無い。多分、明確な規定を作ってしまうのは、役員をはじめ人事権のある経営層や管理者層にとって不都合なんだろう。

社員数が減っても情実人事をまだやっているような会社は近い将来潰れるだろうと思う。好き、嫌いで人事が行われる実態を目の当たりにした若い人たちは嫌になって辞めていくだろうし、残るのは情実人事の実行者と年配者のみ。先行き真っ暗だ。
 
最近の政府が唱える女性管理職比率の引き上げも、役員の目の端っこにちらついているようで、気に入った女性のみ引き上げている始末。誰の目から見ても納得できない人事を誰の目も気にすることなくやれるのは、面の皮が厚い証拠。いや、欲ボケの延長なのかもしれない。
 
世の中に浸透してきているAIに人事をやってほしい。本心からそう思う。全社員分のこれまでの実績や成果、経験職種などをすべて入力し、正しく評価。それに基づき人事を実施。もちろん100%完璧とまではいかないだろうが、情実にはとらわれないはずだから、大多数の納得は得られるだろう。
ついでにAIは移動可能な人型ロボットに搭載して、今、情実人事をしている役員たちに「そろそろ退任しましょう。会社を私物化してはいけません」と大なたも振るってほしい。ここにも情実はいりません。

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