見出し画像

災害を乗り越えた収穫の喜びを浮世音として奏でました@岡山県倉敷市真備町

2019年4月23日、情景描写ピアニスト山地真美は、岡山県倉敷市真備町の麦畑にてピアノ即興演奏とドローン空撮を行い、西日本豪雨の被害を乗り越えようと復興に向かう街の【今】を切りとる作品作りを行いました。

支援の輪がつながり、育んだ麦畑

2018年7月、西日本各地で水害や土砂崩れなどの甚大な被害をもたらした西日本豪雨。
岡山県倉敷市真備町は特に被害が大きく、小田川とその支流で計8カ所の堤防が決壊し、多くの家屋や畑が浸水してしまいました。

今回撮影させていただいた集落営農法人・服部営農組合様も、米と大麦を栽培する農地16ha全てが浸水の被害にあわれました。
平成30年産の水稲は収穫皆無という苦難でしたが、そこで足を止めず、ごみや瓦礫の除去の片付けや草刈り、排水路の泥かきに邁進して一からすべてをやり直されました。

その過程では、全国から集まった延べ200人にも登るボランティアの方々のご協力があったとのことです。

皆で力を合わせて泥をかきだした用水路から流れる水が畑を潤し、4月には青々とした麦が実っていました。

災害を乗り越えた実りの「今」を未来への音土産に

災害を乗り越えての初めての実りの景色を、未来に残したい

そうお声がけをいただいたことをきっかけに、今回の撮影が実現いたしました。
一面に穂をつけて風に揺れる麦に囲まれて即興演奏を行った山地は、演奏に込めた思いを以下のように語っております。

一本一本まっすぐ、
しっかり地に根を張って生えている麦に囲まれて。
麦が風になびくと、
なんだか沢山の人達で笑っているようでした。

復興にむかう真備町を全国に伝えたいと思います。

その後も麦畑は順調に育ち、いよいよ5月22日より収穫を迎えるとのことです。

今後も実りと皆さんの笑顔が続いていくことを祈念して、浮世音を発表いたしました。
是非ご視聴、シェアをいただきますようお願いいたします。

地域の今を伝える活動にご関心のある方へ

今回の西日本豪雨のように、災害などで失って初めて、今当たり前のように感じている「ふるさとの姿」は決して当たり前のものではないということに気づきます。
私たちの愛おしいこの風景を未来の仲間たちに伝えていきたい。
そんな活動にご関心を持っていただける方は、是非お気軽にお問い合わせください。
それぞれの地域の愛おしい情景を「音楽のお土産として未来にのこす」ご提案をいたします。

また、それぞれの地域での情景を描写した音楽動画作品「浮世音」はYouTubeで発信しております。本活動を気に入っていただけましたら、是非チャンネル登録もお願いいたします。
http://www.youtube.com/channel/UC4jilGnZWzHw3ZD4tNekjSQ?sub_confirmation=1

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?