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第四期パウパー神挑戦者決定戦

普段、横浜や高田馬場でパウパーをプレイしているもーりー(@Morley_pauper)と申します。以前から記事を読んでくださってる方、いつもありがとうございます。そうでない方もはじめまして。

1.近況

去年大学を卒業してから平日と土曜の大会に参加することが難しくなり、自然と紙の大会から離れ、マジックと言えば昔一緒にレガシーをプレイしていた「えねんねMTG」の皆さんとするEDHのみ。パウパーのモチベも完全に消えていました。

しかし7月末に1週間の休みが降ってきた上、神決の日に休みが取れたため「久々にやってみるか」と紙の大会に出ることに。

2.『統率者マスターズ』発売

この7月末というタイミングにちょうど『統率者マスターズ』が発売されます。

2023年8月4日発売

このパックが発売され様々なカードがコモン落ちし、パウパーにて使用可能となりました。

特に影響を与えるかなと思ったのが《きらきらするすべて》。アーティファクト土地が使えるパウパー環境で使えばその修正値は+10/+10なんて事もザラ。早速これを使った良いデッキは組めないかと試行錯誤してみました。

流石に修正値バグってるだろ!

が、しかしどう組んでもグリクシス親和の下位互換にしかなり得ませんでした。最も致命的なのが、グリクシス親和だとほぼ無視できる単体除去が無視できない存在になってしまうことと、ドローか火力のどちらかを諦めなければならない事です。

その中でも特にグリクシス親和なら無視できる《断絶》が致命的なカードになってしまう点が非常につらく、構築を断念しました。

次に注目したのが《つぶやく神秘家》。リーグに潜っている際に遭遇し、《感電破》で焼けないサイズな点と一度生き残ってしまえばそのまま勝ち切るスペックがとても気に入り、こいつを使ったデッキを組めないか試行錯誤してみました。

こんなん出たらコンバット通らんて!

が、駄目!環境に蔓延る《殺し》、《雪崩し》の前では簡単に除去されてしまい、安全に着地させるにはかなりマナを伸ばさなければいけません。そのため単色デッキかマナを軽減させるファミリアなどで試したのですがあまりいいリストを組むことが出来ませんでした。

3.グリクシス親和

そして統率者マスターズでコモン落ちしたデッキを触るたび思うのが、「このデッキ、グリクシス親和使えばボコボコにできるな」ということ。「暴力的なアドバンテージ」「対処しづらいクリーチャー」「地上限定の全体除去」と他のデッキにはない魅力があり、「優秀な軽量火力」である《感電破》のおかげで高い対応力すらあります。

メタに合わせ調整した親和でリーグに潜り、晴れる屋の大会にも出た所4-1を量産。あと少し勝ち切れないですがデッキパワーが高いことを再認識しました。

当時のリスト。ポンザやテラーの隆盛を受け、《金属の叱責》の枚数を増やし、テラーに対して強い《ケンクのアーティフィサー》を増やした。

しかし青黒テラーに勝つべくカウゲートのシェアが伸びており、これは《塵は塵に》を有するデッキのシェアが伸びているということ。量産している4-1の負けの殆どが対白デッキですので、これから更にシェアを伸ばしそうなカウゲートに少し不利が付く親和は握りたくないと考えるようになりました。

色々考えてみたのですがどうしてもいいデッキが思い浮かばず、MO最強プレイヤーの一人であるdiscoverN先生にオススメのデッキを聞くことに。

4.青単テラー

ということでおススメしていただけたのがこの青単テラーです。

当時テラーと言えば青黒テラーと青赤テラーだったのですが、どちらのデッキ《ロリアンの発見》からタップインランドを置いてゴーという動きをはじめ、高速化するパウパー環境に対しあまりにも動きがもっさりしていることが気になっていました。

しかし統率者マスターズで《謎めいた海蛇》を手に入れた事でこのように青単で組むことが可能に。すると今までの問題点であったテンポロスは解消。今までにない速度でテラーを展開しながらカウンターを構えられるこのデッキはあまりにも強く、事実リストをシェアしている友人が次々とMOのリーグで5-0したと報告。私自身も5-0をしたことからほぼこのリストを使うことが決まりました。

しかし、このリストでdiscoverN先生がMO上の大会であるPauper Challengeを連覇したことからMOでも紙でもミラーマッチが頻発。さらに最悪なのがこのミラーマッチは除去がない関係で、クリーチャーを引いた枚数だけで決まることもしばしば。勝ち越す自信のないこのミラーマッチは是非とも避けたいということで他のデッキを探すことに。

5.迷走

テラーに有利が付くということで「壁コンボ」と「エルフ」を試してはみたのですが、駄目。あくまでメタ上の立ち位置が良いだけでデッキパワーは低く、全体の勝率が青単と比べ大きく差があったので没。

再び「グリクシス親和」を試しもしたのですが、青単テラー相手に早いターンで《虚無の呪文爆弾》を引ければ有利なものの、そうでなければ勝負にならず没。

ならば「カウゲート」を握るか!と思ったものの、青単を回している友人から「『カウゲート』にはテンポで勝てちゃうよ」と伝えられ、自分でも試したところそのような結果に。《青の防御ルーン》を採用しているカウゲートにすら勝ててしまい、青単に勝てないのであるなら握る理由はないため没。

何のデッキを使うか困り果て、改めてdiscoverN先生に「ミラーマッチが頻発するのが嫌で、青単テラーを狩れるデッキは何かありませんか?」と相談することに。

6.天啓

「そんなにミラーマッチって嫌ですかね。」

意外な発言でした。こと青単のミラーマッチでは腕が出づらいという話だったので、私のような凡百のプレイヤーが言うならともかく、discoverN先生のような世界有数のプレイヤーが腕が出づらいマッチアップをプレイするのかと。先生はこうも続けます。

ミラーマッチを嫌がって弱いデッキを握るという行為は良くないです。
いくら数が多いとはいえ全員が全員そのデッキを握るわけではないので毎回ミラーマッチが起こるわけではないです。上位卓だと多いという話も、そこまでたどり着くまでに非ミラーマッチを相当数こなしますよね。だとしたらちゃんと強いデッキを握り、非ミラーマッチを粉砕するべきです。

実際この間までのレガシー環境はURデルバーが一強で、それをメタったデッキが出てきているのにも関わらず、最終的に勝ち残ったのはURデルバーでしたよね。

強いデッキはちゃんと勝ち上がるので、ミラーマッチから逃げて弱いデッキを握り、勝ち上がる機会を損失するのではなく、しっかり強いデッキを握って使いこなし、勝ち上がったほうが良くないですか?

言われてみれば確かにそうでした。目先のミラーマッチを嫌がるがあまり、マジックにおいて最も重要な「勝率最大を目指す」と言うことが頭から抜けていたのです!

ということでいよいよ青単テラーを握る決心がつき、自信をもって神決に挑みました。

7.結果

ということでバブル負けでの5-3でした。

結果としてはバブルのタイミングであれだけ嫌がったミラーマッチになり、そこで負けてtop8を逃す形になりましたが悔いはありません。

しっかり納得して握ったデッキでしたし、事実top8には同じデッキが3人もいたためデッキ選択はベストだったんじゃないかなと感じています。

8.ミラーを恐れず、バットを振り続ける

自分の中で「勝率最大を目指す」と言うことの意味を再確認でき、実際のスコア以上の価値がこの大会にはあったんじゃないかなと思います。

実は先日参加したヴィンテージ神から連続してバブル負けを喫しており、悔しくもありますが自分の実力に自信もついたので、近々他のフォーマットも復帰して本格的にMTGの競技大会に参加していきたいですね。

ここまで読んでくださりありがとうございました。また次回の神挑戦者決定戦の調整録でお会いしましょう。それでは。


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