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仮面ライダーリバイス 第18話「バディの軌跡、炎と氷の奇跡」

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リバイ:ウォォォォォォォォォォーッ!オルテカァァァァァァァァーーッ!!

怒りが頂点に達したリバイは凄まじい勢いでオルテカ目掛け走り出すが…

瞬く間にリバイの体が地獄の業火に焼き尽くされる。

朝影:ガッデム!

全身にやげどを負い、変身解除し倒れる○○。

オルテカ:これはこれは、傑作だな

そう言い残し、去っていく。

バイス:(ちょっと誰か助けて…○○が死んじゃうっ!!)

渡:兄ちゃん、兄ちゃん!

玲:○兄!目を覚まして!

ヒロミ:今すぐ、救護班を…!

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病院のベットで目を覚ます。

○○:みんな…

明美:よかった

玲:○兄…

渡:兄ちゃん。あんな無茶すんなって…

○○:ごめん…俺…悪魔にされた人を救えないって言われて、カッとなって…

……

……

病室を出た玲のもとにフリオか現れる。

フリオ:待ってくれ、戦う気は無い

……

……

病院の屋上へ場所を移し、話をするフリオと玲。

玲:何しに来たの?

フリオ:…

玲:何も無いなら帰るけど

フリオ:アギレラ様を助けて欲しい。俺は刺し違えてもオルテカをぶっ倒す。だから、もしも俺が死んだら、残されたアギレラ様の事を頼みたい。

玲:…分かった。その代わり、会って欲しい人がいる

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朝影:大園○○、申し訳ない。このボルケーノバイスタンプを勧めた私が悪かった

○○:悪いのは俺です。勝手に持ち出しておいて分離も出来ないで…

朝影:ノン。君が倒したのはギフスタンプを押されたものを喰らって生まれた悪魔。ギフテリアンと呼ばれる。押された人間はすでにその時点で死んでいる

○○:だったら尚更オルテカを止めないと!

朝影:彼らはギフタンプによって生み出された悪魔だ。本来はリバイスシステムで分離可能だが、フェーズ3はもはや、私でも未知数だ

バイス:えーと、そのボルケーノバイスタンプでも分離できないってこと?

朝影:確証はない。第一、次に君たちがこれを使って耐えられるという保証もない。最悪の場合、死ぬかもしれない

○○:そんな…

朝影:分離する事を諦めれば、君が傷つくこともないんだけど…!

○○:それじゃ、意味が無いんです!

朝影:ま、そう言うと思った。私もできる限りの事をしてみるよ。君はゆっくり休みたまえ

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奥田:久しぶり。元気だった?

フリオ:今更、何しに現れたんだよ…

奥田:(仕方ないだろ?ああするしかなかったんだ!)

玉木:(親友だと思ってた僕がバカだった)

奥田:(引越しの日、見送りに行くからな!)

フリオ:なのに…お前は待っても来なかった

フリオ:お前が俺を裏切ったんだ

奥田:ああ、その通りだ。だから、謝りに来た

引っ越しの日、待っていたフリオが残していったカードを差し出す。

奥田:玉木に謝るためにずっと持ってた…あの日からずっと…

奥田:玉木…あんなことしてごめん。もし、許してくれるなら、俺ともう一度、友達になって欲しい!

フリオ:…違う

引っ越し当日、不良グループに虐められる奥田を発見する。

奥田:(俺には行かなきゃいけないところがあるんだ!)

玉木:(陽介…)

フリオ:裏切り者は俺の方だったんだ…陽介、ごめ…

フリオが顔を上げるとオルテカが奥田を人質にとっていた。

奥田:…玉木

オルテカはにやけながらギフスタンプをチラつかせる。

フリオ:やめろ…

オルテカは奥田にギフスタンプを押印した。

フリオ:陽介!

奥田:玉木…スマ〜イル…

奥田は石化し、ギフテリアンが生まれる。

ギフテリアン:モットウマイヤツヲサガス

オルテカ:次はアギレラに押してやろうか?フリオ君

フリオ:…って言うな…!

オルテカ:は?聞こえな…

いきなりギフテリアンが吹き飛ばされ消滅。

フリオ:フリオって…言うな…!

怒りが頂点に達したフリオはウルフ・デッドマンライオットに豹変。

フリオ:ハァァァッ!!

恐ろしいスピードとパワーでオルテカの体をえぐり取る。

オルテカ:チッ

オルテカは液状化で逃亡した。

フリオ:ウォォォォォォォォォォォォォーーッ!

フリオは自身の周囲一帯をオーラを放ち破壊させる。

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○○:バイス…怒ってるんじゃないのか?

バイス:(ん?何で?)

○○:分離を諦めればオルテカを止められるのに…俺、1人で勝手に断っちゃったから…

○○:俺さ、いつからか、自分に興味が持てないんだ。だから、誰かに興味を持って貰うこと、喜んでもらうことが自分の生きがいみたいになって、人を助けて、初めて自分でいられる。でも、そのせいでバイス、お前を危険に付き合わせることになる。だから…怒ってるかなって…

バイス:(フフフフ…)

○○:何がおかしいんだよ?

バイス:(○○、自分に興味が無いって言ったけど、それは嘘だな。だって、俺っちには興味あるでしょ?)

○○:…

バイス:(もう!)

バイス:分かってんだろ?俺はお前だ。俺たちは元々一つなんだ。

○○:…バイスは俺から生まれた悪魔

バイス:そう。だから自分に興味が無いなんて言うなって

バイス:実はさ、さっきタカちゃんに断ったとき、俺も同じことを考えてたんだ

○○:…バイス…ごめんな

バイス:フッ。自分にごめんって言ってるのか?変なの。ほら、泣くんじゃねぇよ

○○:ああ

笑い合う2人。

バイス:(ええ!?○○、あれ見て!)

病室の窓越しに街が炎上するのを目視する。

○○:バイス…これで終わりになるかもしれないけどいいか?

バイス:(それでも行くんだろ?)

○○:ああ。俺を連れて行ってくれ

バイス:(いいのか?俺っち、お前を食っちゃうかもしれないぞ?)

○○:もう分かってんだろ?お前は、俺を裏切らない

『レックス!』

レックスバイスタンプを自身の体に押印し、バイスを実体化させ、病室を出る。

○○:タカセさん!

○○とバイスは朝影に頭を下げる。

朝影:次は死ぬかもしれないよ?

顔を見合わせ頷く2人。

○○:覚悟は出来てます!

朝影はボルケーノバイスタンプを託す。

朝影からボルケーノバイスタンプを受け取り、現場へと向かう。

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フリオ:邪魔をするな!

ジャンヌ:フリオ…もう止めて!

フリオ:黙れぇぇぇーっ!!

フリオはジャンヌに強烈なパンチを浴びせ吹き飛ばす。

ジャンヌ:うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!

ライブ:玲!

そこにライブが駆けつけ応戦する。

オルテカ:哀れな姿ですねぇ

遠くからオルテカが見ていた。

フリオ:あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!

フリオのスピードに翻弄され、ライブとジャンヌは変身解除する。

フリオ:オルテカァァァァーッ!!何処だァーっ!

??:もう止めろ!フリオ!

バイスと共に○○が現れた。

バイス:へっへっへっ、最強コンビの到着だ!

○○:行けるか…?相棒

バイス:へっ!当ったり前よ!

バイス:…えっ?待って今相棒って言った!?

『ボルケーノ!』

『コンバイン!』

『Burning fire!Come on!ボルケーノ!』

○○:変身!

『バーストアップ!』

『オニアツーイ!バリヤバーイ!ゴンスゴーイ!』

『パネェツヨイ!リバイス!We are!リバイス!』

仮面ライダーリバイ ボルケーノレックスゲノム、仮面ライダーバイス バリッドレックスゲノムに変身した。

リバイス:ハアァァァーッ!!

リバイスはフリオと交戦を開始する。

フリオ:ウオォォォォォォーーッ!!

バイス:おいしょー!

バイスは向かってくるフリオの足を、凍結させ動きを奪う。

リバイ:ハアァァァー…ハアァァッ!!

そこへ灼熱の炎を纏ったパンチをくらわせる。

リバイ:ハアッ!ハッ!タアッ!

さらに炎のパンチ、キックで畳み掛ける。

バイス:よっし!一気に行くぜ!

リバイ:いや、“一緒に”行くぜ!

バイス:ウフフ、それめっちゃいい!

リバイス:ハアァァッ!

炎と氷の同時攻撃で圧倒していく。

『スタンプバイ!』

リバイスラッシャーにボルケーノバイスタンプを押印。

リバイは刀身に炎を纏わせ、バイスは盾から氷の剣を生成し、斬り込んでいく。

リバイス:ハアァァァッ!!ハッ!ハッ!ハアァァッ!!

フリオ:グアァァァァァァァァッ!!

『ボ・ボ・ボル!ボ・ボル!ボ・ボルケーノ!』

フリオ:あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!

フリオは赤黒く染まった牙のようなものを発射する。

リバイス:ハッ!

リバイスは空を飛び回避する。

リバイス:ハアァァァァァァーーッ!!

フリオ:あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!

赤黒い爆炎を放ち、リバイスのダブルキックを押し込もうとする。

リバイ:ウォォォォォォォォォッ!!

バイス:○○!

リバイ:大丈夫!お前と一緒なら!

(玉木、スマイル!)

フリオ:っ!

バイス:よっしゃ!うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!

『ボルケーノフェスティバル!』

リバイス:ハアァァァァァァァァァァーーーッ!!

ウルフ・デッドマンにリバイスのダブルライダーキックが炸裂し、フリオが分離した。

バイス:3!2!1!

バイス:どっかーん!

朝影:マァァァァァァァァァァァァァベラァァァァァァァァァァァァァスッ!!

○○:はぁ…はぁ…バタッ

渡:兄ちゃん!

玲:○兄!

地面に落ちたカードを手に取るフリオ。

オルテカ:フハハハ…!死ねぇ!

フリオ:(陽介、俺もそっちに行くよ…)

フリオが目をつぶった時、

何者かがオルテカを吹き飛ばした。

??:フリオ、私を独りにするの?

フリオ:アギレラ様…俺…!

アギレラ:フリオ、スマ〜イル!

フリオ:うっ…うぅぅぅぅ…うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…

かつての唯一の親友の言葉をアギレラに告げられたフリオは亡き友を想い、泣きじゃくる。

『クイーンビー!』

アギレラはクイーンビー・デッドマンに変身し、フリオを連れ去った。

バイス:(あ〜あ、行かせてよかったの?)

○○:ああ…!フリオは裏切らないよ

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倒されたウルフ・デッドマンのエネルギーがギフに吸収される。

赤石:人間万事塞翁が馬…だな

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ヒロミ:もう戻っていいかな?

ひなの:え?ヒロミさん、いい加減にしてください!メディカルチェックの検査結果、問題があり過ぎです!

ひなの:内蔵、血液、そのほか全ての数値が軒並み80歳オーバーです!

ひなの:今日から仮面ライダーの変身は禁止です!いいですね!?

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○○:バイス。もういいって。自分で歩くから

バイス:ハハハ…!遠慮すんなよ!相棒!

玲:相棒?

渡:あはは…あ、ねぇ、結局ボルケーノスタンプが使えたのってなんで?

○○…気合い?

玲:えっ?○兄って気合い入れすぎて死にかけたの?

おんぶしていたバイスがいきなり○○を放り出した。

バイス:あぁ…腰痛てぇ…

バイス:ねぇ、交代だ。相棒!!

○○:この野郎ーっ!!

バイス:何だよ!怒るなよ相棒!

○○:別に落とさなくたっていいだろ!

バイス:俺っちも乗せて、俺っちも。肩車して!肩車してってば〜!!相棒!!

○○:誰が相棒だー!?

Fin.

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