ワタシノモノ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
僕の名前は櫻井○○。普通の高校生だ。
?:おはようございます、○○君
○:おはよう。小田倉さん
この人は小田倉麗奈さん。お嬢様で、こんな僕にでも分け隔てなく話してくれる。
○:ねえ、小田倉さん
麗:どうしました?
○:ちょっと課題で分からないことろがあってさ、教えてくれないかな?
麗:全然いいですよ!どこですか?
○:ここなんだけど
麗:それはですね…
……
……
麗:こうして、こうすれば出来ますよ
○:ありがとう小田倉さん!
麗:いえいえ
教師:はい、お前ら席に着け〜
HRが始まり、一時間目、二時間目…と授業を受け、昼休憩の時間になった。
○:あ〜やっと昼休憩だ〜
麗:お疲れ様です、○○さん
○:お疲れ様、小田倉さん
麗:よ、良かったら、一緒に食べま…
□:○○!一緒に飯食おうぜ!
○:分かった!小田倉さん何か言おうとしたけど…
麗:何も無いですよ!
○:分かった…
麗:…
教室を出ていく○○を見送る。
そこからは○○と一切喋らなかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜2日後〜〜〜〜〜〜〜〜
○:おはよ、□□
□:……(黙って席に着く)
○:えっ?
○○は不思議に思いながら自分の席に着く。
麗:おはようございます
○:おはよう…
麗:どうしました?元気がないみたいですけど
○:ま、まあ…ちょっとね…
麗:…
その日から更に2日が経ったある日
○○が教室に入ると空気が重くなっていた。
○:どうしたんだ?
○○は□□に話しかけにいく。
○:なあ、空気が重いんだけどなんかあった?
□:○○…もう、俺に話しかけてくるな
○:え…
□:俺、お前の事が嫌いだったんだよ。だから話しかけてくるな
□□は立ち上がり去っていった。
そこから○○はクラスメイトに無視され、不登校になっていった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ピンポーン
インターホンが鳴る。
○:はい…
麗:お久しぶりです、○○さん。お元気でしたか?
○:小田倉さん…どうしたの?
麗:○○さんの事が心配で
○:とりあえず入る?
麗:お邪魔します
○○の部屋へ入る。
麗:○○さん、何があったか教えてくれませんか?
○:…
麗:辛いことがあったとしても私が付いてます。私に話してくれませんか?
○:実は…
○○は重い口を開き話した。
麗:そんなことが…
ギュッ
○:お、小田倉さんっ!?
麗:辛かったですね…よく1人で頑張りましたね…
ナデナデ
○:小田倉さん…
麗:○○さん、私と学校を辞めて、何処か知らない所へ行きませんか?
○:へ?
麗:○○さんをイジメた人達がいるクラスには居たくありません。だから、私と何処か知らない所へ行って、一緒に暮らしましょ?
○:…僕でいいの?
麗:当たり前です。私はあなたが好きですから
○:…うん。一緒に行こう
ギュッ
麗:嬉しい…!
麗:これで、あなたはワタシノモノ…ボソッ
Fin.
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