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240403_パッヘルベルのカノン・モーツァルト 「セレナータ・ノットゥルナ」_きらきら水曜本編_FM八女

とりあえずの説明:
福岡県八女市をエリアとするFM八女というコミュニティFMでお送りしている「きらきらミュージックBOX水曜日クラシック」の番組内容の記録です。
・きらきらミュージックBOXは火曜~金曜で放送されていますが曜日ごとに内容がぜんぜん違います。水曜日はクラシック音楽を中心にお送りする曜日で、このNOTEは水曜日に放送した番組内容を放送してる本人が忘れちゃうので記録するためのNOTEであくまで個人的な備忘録ですが検索とかしてお越しになった方に何かしら役に立つことがあればいーなーくらいに思っているものです。
・放送局全体の著作権の配慮から一番上の配信ライブ動画には音楽が含まれません。著作権の切れたクラシック音楽だから流してもいーじゃんとは思ってますが放送局全体なのでそうもいかないみたいです。
・配信ライブ以外の音源動画はYouTubeより無差別にこの動画でよさそうだなっていう感じで引用した参考動画です。当NOTEとは基本的に無関係で音源全てを確かめたわけでもないです。
・登場人物は まつお(松尾隆志) と先週まで こーだい(野上倖大)でしたがこーだいが卒業し、今週から まつお に加えてパートナーはスタッフメンバーのなっちゃん(山口なつみ)です。

YouTubeリアルタイム配信動画がこちら(放送局による著作権違反対策のため音楽は流れません)

オープニングトーク

新メンバー山口なつみの紹介
台湾の地震で沖縄に津波が来るのではという速報のはなし
年度が月曜始まりって週末が遠くてたいへんなのではというはなし
なっちゃんは吹奏楽部で楽器も吹いてたっていうはなし

J.パッヘルベル 3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグニ長調 PWC37

一般に パッヘルベルのカノン パッヘルベルっていうのはこの曲を作った人 ヨハン・パッヘルベル 

曲の 正式な名前では 3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグニ長調 3つのヴァイオリンが主役

3つのヴァイオリン すごく簡単に言うと 全く同じ楽譜を演奏する 全く同じ楽譜を演奏するとこの曲になる それぞれのヴァイオリンで違うのは 曲を弾き始めるタイミングだけ 始めと最後の休みがちょっと違うだけ

なかなかラジオじゃ 言ってる意味よくわからないかと思うので 見ていただきたい動画がある

「名曲アルバム+」「パッヘルベルのカノン」 で検索
NHK for School っていうのが公式で公開されてて その動画を見てもらったほうが僕が一生懸命話すより早い。 こんな仕掛けになってるのか カノンすげー って思うはず。

↑見ていただきたかった動画

この曲 カノンの部分だけしか聴かないことが多いけど カノンとジーグ ニ長調 ジーグっていうのが 後ろについてる ついてるのに めったに流れることがないこのジーグ この番組ではできるだけくっつけたいので このカノンの後 短い曲が流れます それが 本来くっついてる ジーグ っていう形式の音楽

↑の動画はジーグつきの本来の形

W.A.モーツァルト セレナード第6番ニ長調 K.239 「セレナータ・ノットゥルナ」 第1楽章 Marcia

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト セレナーデ第6番ニ長調 ケッヘル239 

この番組 熱心に聞いていただいているかたにとっては セレナーデっていうのがどんな音楽かっていうのは 耳タコ まず 野外で演奏されるのが基本 野外で演奏されるっていうことは 演奏を始める場所に まず到着しないといけない 行進曲で自分たちも歩きながら登場して 行進曲で退場していく なのでこのセレナーデ第6番 行進曲で始まる その点はセレナーデの原点に忠実

モーツァルト当時でも 一般的なセレナーデと比較すると だいぶ異色のセレナーデ

まず 管楽器がいない モーツァルトの他のセレナーデ 管楽器が主役と言ってもいいほど 弦楽器が脇役なほど 管楽器重要なのに この第6番 管楽器ゼロ 外で演奏するんで そもそも弦楽器じゃ弱い 主役に 弦楽四重奏 今の弦楽四重奏なら ヴァイオリン2本 ヴィオラ チェロ と比べると チェロの部分が ヴィオローネ 今のコントラバスに近い楽器を置いてある

弦楽四重奏を オーケストラで囲む形 モーツァルトより少し昔の コンチェルト・グロッソのような形をとっている

なんていうところが 異色

それでも 全部のセレナーデの中で アイネクライネナハトムジークの次ぐらいには人気のあるセレナーデ第6番 セレナータ・ノットゥルナ

第2楽章Mimuetto

セレナーデ 第8楽章くらいまである曲もめずらしくないんですが この第6番は たったの3楽章で終わっちゃうとかもちょっと異色

行進曲で始まったあと 第2楽章 メヌエットを挟んで 第3楽章ロンド で終わっちゃうあたり シンプル
この番組では セレナード セレナーデ っていう音楽を流す時に必ずする話がある セレナーデってそもそも何の音楽か この番組ではこないだも シューベルトのセレナーデを聴いてもらった時に話した
セレナーデ 聞いたことない単語じゃないと思う
王様がまちできれいな女性を見初める 王様は城に取って返して 楽団を連れてその女性の家に行って 演奏をさせて その音楽に乗せて その女性の家の窓の下で愛を語る その音楽がセレナーデ だから野外で演奏するのが基本になる

第3楽章 Rondo

非常にシンプルな 協奏曲みたいな考え方をすれば 弦楽四重奏をソロとしてオーケストラで伴奏する形式のセレナーデ 第6番 セレナータ・ノットゥルナ 
ノットゥルナ っていうのは 夜の みたいな意味 夜のセレナーデ という副題 第3楽章 ロンド というフィナーレ楽章 この番組ではあんまり ソナタ形式ロンド形式っていう説明は小難しいんでしないが 今僕たちが考える 交響曲の 最後の楽章 フィナーレの楽章は この曲と同じように ロンド形式の楽章にされていることが多い
そこまでに演奏してきた内容から発展した 第1のメロディをまず提示して そのメロディを派生させて第2を演奏して また第1メロディに戻る 次は第3 
その基本をどうやって退屈せずに聴かせるか っていうことを作曲家は今の時代までずーっと工夫してる まぁそんなのがロンド形式
というわけで 最もシンプルな たったの3楽章のセレナーデ 第6番セレナータ・ノットゥルナ はこの楽章を盛り上げて終わっていく

ディスカバー・ザ・クラシックス

【説明】ディスカバー・ザ・クラシックスというコーナーは元になった音楽とその音楽をカバーした他のジャンルの音楽などを並べて聴いて貰うコーナーです。

今日カバー聴いていただくのは 沖縄テイストの リラクゼーション音楽
癒しんちゅ 三線上のアリア っていうディスクから
DJ SASA With THE ISLANDERSで パッヘルベルのカノン

フリートーク

実は今日まで3月メモリアルの作曲家 後半も続く

リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェヘラザード」作品35 第3曲「若い王子と王女」

ニコライ・リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェヘラザード」作品35より 第3曲 「若い王子と王女」 という音楽
ロシアの作曲家 リムスキー=コルサコフ ロシア5人組 という ロシア人の ロシア人のための音楽を作り出そうとした5人というみなさん ムソルグスキーとか ボロディンとか 有名作曲家がいて その5人の中の一番の若手が リムスキー=コルサコフ
その後ロシア国民楽派などと呼ばれる ドビュッシーやラヴェルなどフランス音楽にも影響を色濃く残した作曲家の一人
今日は代表作 シェヘラザードより 若い王子と王女 

B.バルトーク ルーマニア民俗舞曲Sz.56 第5曲「ルーマニアのポルカ」 第6曲「速い踊り」

3月メモリアルの方はこのひとで終わり 今日持ってきたのは バルトーク 今日はルーマニア民俗舞曲のだい5曲 第6曲 すごい短い2曲続けて お別れの曲に

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