言い知れぬ満足感
小川山 ポケットマントル(5.10D)
ずっと登ってみたいと思いながらも心の片隅に置いてあったこの課題を遂に登ってきた
ハラハラドキドキ
でも落ちることはない
でももしかしたら…
常に笑顔で最後まで楽しくトライできた
そんなところまで成長出来た自分を少しだけ誉めてあげたい
1984年にこの課題をグランドアップで登った初登者に敬意と感謝を
40年の歳月が流れてきた中でこのスピリットを受け継いできた人々にも感謝
でも途中に遥か足元にボルトがあって、そこは立てるのに打ってないところがあった。まだ上のボルトまでは明らかに難しいところがあるのに
これはもう今の自分は理解できなかった
ミニマム精神だったり、岩を見る眼だったり、はたまた手持ちのボルトがあと僅かだったのだろうか
無事にマスターオンサイトに成功してロワーダウンして降りてきたとき、言い様のない満ち足りた満足感に襲われた
思わず出たのは下手な12を登れた時なんかより嬉しい! なんて糞みたいな表現力しか私は言えなかったのが悲しいし虚しい
その場にいた3人で同じ気持ちになれたのも良かったねー
クライミングをもっと、ずっとやっていきたいと思える課題に出会えて嬉しかった
この気持ちはずっとLOSTしちゃいけない。
そんな気がします。
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