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ここだけの話

今年は珍しく長いスパンの仕事が早々に入ったことにより、今年いっぱいの仕事や制作のキャパシティが既に埋まっているのではという状況になっている。ありがたいといえばありがたい話のようではあるが、作家として、あるいはフリーランスの人間として、常に自由な選択肢を取れるということが精神衛生上とても大事なことであったりするので、そんな先まで予定が決まってしまっているという事実自体には本能的に危機感を持ってしまったりもする。

そんなこんなで頭の片隅に不安がよっこいしょっと居着いてしまっている今日この頃なのだが、そういう状況なので今年はあまり自主的な創作活動が出来そうもないかなと半ば諦め気味に考えていた。でもちょっと待てよ。

自分は個展(あるいは展示)をするってことを少し特別に考えすぎているかもしれないな。昨年の個展は自身初ということもあって準備に3ヶ月もかかったし、グッズをたくさん作ったりトークショーやらオンラインストアやら、とにかく一大イベントだった。とても頑張ったしとても疲れた。その分反応も大きかったのでそれはそれで良かったのだけど、そういう打ち上げ花火みたいなものばかりでなく、「ちょっと散髪したから見てよ。」みたいなスタンスの展示をコンスタントにやっていくのもいいよなと思ったのである。切っては見せ切っては見せ、というように。

具体的なことを言えば、今ドローイングや地を活かした軽やかな絵が描きたい。色数も抑えて。それはそれできっと魅力的になるだろうと思う。それをすごくこじんまりとして気の置けないスペースで展示する。グッズもまあ最小限に。イベントとかも特になく。

そういう展示なら年内にもすることは出来るだろうか。うーん、どうだろう。ちょっとまだ判断は出来ないけども。でもやりたいな。やりたいなということをここに来てくださってる皆さんだけにそっとお伝えしておきますね。

作品制作に繋げていきたいと思いますので是非よろしくお願いします。