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23今年の正月はなにもしたくないと決めた祖母なのに結局作ったビーフシチューときんぴら

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祖母の家で味噌豚のトンテキと、味の素の餃子を食べた。今日は何も食べるものがなくてごめんね。と祖母が言っていたが十分すぎる。
松茸のお吸い物を久々飲んだらものすごく美味しくて就職したくなった。

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観光で来たお客さんをもてなす為に、実家の居酒屋を貸し切ってきびな鍋をした。

祖母が刺身やフルーツ、赤飯も用意してくれていた。
正直、赤飯・・・?と思ったが食べてみると鍋とも意外と合うし、美味しかった。

きびな鍋は入れてすぐに食べなければいけない為、とにかくせかせかしてしまう。

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夜のバイトが終わって、昨日のきびな鍋の残りの、家族が食べた残りを食べた。
鍋を見ると結構な量が残っていて、こんなに食べられないと思ったし、こんな夜遅くに食べ切ってしまったら罪悪感も生まれると思ったので、「お腹そこまで空いてないし、食べきれないよ」と自分のために発言した。

結局全て食べ切ってしまった。
そんな私を見て、「あんたすごいね、よく食べるね」と褒めてない方の引いた感じの発言をされたので、言い訳が得意な私は「鍋自体がそもそもカサがへってたくさん食べれちゃう食べ物なのに、それの残りだから煮込まれまくって小さいから普段より量食べられるんだよ」と謎発言をした。

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夜はお客さんを招いてホームパーティー

張り切ってタコスを用意した。

チリビーンズ、ワカモレ、サルサソースを作った。
トルティーヤも作る予定だったが流石に時間が間に合わないのとめんどくさくなったので、冷凍のを購入。

サルサソースにパクチーを最初から和えておくか、別にしておくかをずっとずっと悩んでいて、お客さんが来て、パクチー食べられるか聞いてから入れようと決めた。そしたらみんなパクチー平気だったので少し驚いた。

むしろ嫌いな人一人くらいいて欲しかったくらいだ、

カリフラワーのフリット、じゃがいも、焼き芋コロッケ、豚カツ、バジルポテトも作った。

ポテトは油にニンニクの匂いを染み込ませた後、最初ガーリックペッパーと塩のみで、味付けしており、見た目のためだけに乾燥バジルをふっていただ、乾燥バジルをまぶしたポテトを食べたら想像以上、想像大以上!に美味しかった。

カリフラワーのフリットはあえて衣をべっちょりつけてカリカリに揚げた。
見た目的には揚げ物の色である茶色から遠ざかるほうが見た目がいいと思ったが、食べて実際美味しかったのは断然カリカリに揚げられたほうだった。

しかし、私がカリフラワーのフリットと言う食べ物と衝撃的な出会いを果たした今はなき『アゴーラ山の上ホテル』の中にあるレストランビュッフェでは真っ白の揚げ物としてカリフラワーのフリットがあった。サクサクで、時間が経ってもべちゃっとしていなかった。野菜系の天ぷらは時間が経つとすぐベチャッとなってしまうのが難点なのに

食後にティラミスを振る舞った。
「美味しい。プロの味ですね。私なんか、ティラミスは一度しか作ったことないけどその時は簡単に作る為にクリームチーズで作って満足しない味になっちゃいました。」
とお客さんが言うと、
私の父が
「これはマスカルポーネを使っているの?」
と言ってしまい(父はいつも言わないでほしい質問しかしない)、本当はクリームチーズだけど、マスカルポーネ使ってます。
と一瞬本当のことを言おうか迷ったものの、ドヤ顔で発言し、マスカルポーネ使ってる顔してしまったーーー。心が痛かった。

父がそんなこと言わなければ嘘つかなくて済んだのに、とかなり腹が立った。
しかも、お客様はかなりグルメな方だからバレてるのではないかとずっとヒヤヒヤして気が気でなかった。嘘をついた自分が一番悪いが、誰かのせいにして怒りの矛先を調整しないと気持ちがどんどん暗くなる一方だったので、とにかく父が腹立たしかった。

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実家の居酒屋を手伝っていて、半端に残ったラーメンスープをもらったのでそれに、たっぷりもやしを入れて食べた。

夜は、キムチ納豆お好み焼き。
母には、豚のお好み焼きをカリッカリに焼いて作ってあげた。

昨日の残りの豚カツをトースターで焼いて食べたら、端っこの部分だった為、全部が脂身の部分で口の中が最高に幸せだった。

豚カツで中身がわからない状況でパクッと食べたので、唐突な脂身サプライズに嬉しさ40パーセント、罪悪感60パーセントで食べた。

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実家の居酒屋を手伝っていて、オードブルの予約があったので、そのおかげで、いろんなものを少しずつ貰えた。

ナポリタン、唐揚げ、卵焼き、ハム、ウインナー、芋天。
幸せお弁当夢のセット。

ナポリタンを詰める時、パスタだけつめて、上から別に炒めた玉ねぎやベーコンをトッピングすることで具材が隠れず、原価のかかる具材を使いすぎる必要もないことを学んだ。

芋天の天ぷら粉が残ったから、エビをたっぷり絡めてエビだけのかき揚げを作ってくれた。甘やかされまくっている。

私のまかないは、都度都度増やされていくので、いつもフードパックが溢れ出しているのが、見るだけで幸せ。ちょこちょこ食べたい気持ちと、貯めて一気に食べたい気持ちで揺れ動いている。

夜のバイトの時も卵焼きの箸切れをたくさん食べた。
自分のミスで揚げすぎてしまった唐揚げも食べた。
嬉しい気持ちより申し訳なさと罪悪感と、あえて注文間違いしたのではないかと疑われるんじゃないかというドキドキで味わえなかった。

家に帰ったのは9時半で、ご飯食べなくてもいいかなあ。というくらいのお腹の感じだったけど、目の前にハンバーグがあるとなると食べずにはいられない。
ソースだけ舐めさせてもらおうとソースをいただいていたら、母から「ハンバーグ美味しくできなかったから、半分に切って適当に食べていいよ」と言われた。一つまるまるは食べきれないおかげでハンバーグを食べずに済んでいたのに、切り分けていいとなると食べずにはいられない。

結局、ハンバーグを普通に食べた。

ソースに至っては具材全て食べ切ってしまった。
赤ワインのソースにたっぷりのエリンギと舞茸。ハンバーグの時はいつもソースのキノコ類たちを食べ尽くしてしまう。もはや肉より私にとってはこっちがメイン。

今回のハンバーグが、ひき肉をたっぷり使って、丁寧にしっかりこねて作ったけど不思議と固くなってしまったと母が言っていた。確かに固かった。そんなことないよ。というつもりで箸を入れてみたらかなり固かった。噛んでも固かった。

このほうが肉肉しくていいよね。むしろ今はこっちのハンバーグのほうが流行ってるんじゃない?と意味のわからないフォローをしてしまった。

ハンバーグは肉かなり少なめで、椎茸(軸ごとみじん切り)と玉ねぎたっぷり炒めて、豆腐とパン粉を繋ぎに入れて作るのが今のところ柔らかくできやすいと結論づいている。



12/31

大晦日の夜は父方の祖母の家で過ごすのが決まりだが、今年は祖母が足を悪くしたり、認知症が進む祖父の介護で大変と言うことで何も用意できないと言われていたので、事前に母がオードブルを予約していたのだが、直前になって、
「やっぱりビーフシチューをいつもみたいに作るよ。」といい、結局、毎年通りの食卓となった。

ビーフシチューが食べれるのは大変嬉しいのだが、オードブルを直前に断るわけにはいかない。

しかもつい最近、「オードブルのキャンセルが出たのでどなたかお安くしますのでよろしくお願いします。」と言うお店のストーリーに対し、

「オードブルを直前に断る人たちって、親戚にあげるとか次の日食べるとかしたらいいのにね」

と言うテーマで母と語り合って、オードブルを断る人たちを軽蔑していたところだったのでもちろん断るわけにはいかず、オードブルは家で食べることにした。

次の日は鍋をする予定で、さらに別のところでオードブルを頼んでいた為、このオードブルはいつ食べようか・・・。普段は嬉しい大きなオードブルがプレッシャーでしかなかった。

そんな問題を抱えながら祖母の家でご馳走を食べた。

お刺身をお店に頼んでいたのだが、注文ミスで1時間遅れると言うことでとりあえずビーフシチューと蕎麦を食べておこうと言うことになったが、私は食事の順番をしっかり、あっさりからこってりのルールで、肉より魚を先に、何より、刺身があるなら刺身を一番先に、刺身のツマを初めに、食べたかったので、この注文ミスが腹立たしかった。

結局お刺身はとても美味しかったし、ビーフシチューも美味しかった。

大晦日の夜、食事まわりが文句と不安で溢れていたが結局は美味しいご飯ばかりで幸せだった。大晦日ということで夜食も食べたしデザートも食べた。

ビーフシチューときんぴらの組み合わせ
こんな豪華なお刺身がタダでたべられる最高に幸せ!!!

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