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自作アケコンつくる部

コツコツ集めていたパーツが揃ったのでついに組み立てへ。パーツ集めの時点で既に最新のホリコンより高額になっており、もうそっち買ったほうが早かったし安かったじゃん。何やってんの?アホなの?状態ですが、もはやあとには引けぬ。


■結論
先に最低限必要なものなど。
・本体
高さ6.5×幅40×奥行き26.5のケース(今回のもの)
これより薄いと基盤の取り付けや配線が苦労しそう。変換プラグや基盤外付けして配線だけ引っ張ってぇみたいな小技を使えばどうにでもなるんだろうけど

・ボタン14個
実際そんなに必要ないけどbrook(XB)の配線はPSコントローラーのボタンが全部そろっているので、穴あけ時についでに付けとくと無駄がない。
・レバー
セイミツレバーはサンワレバーよりカチカチしてる気がする。好み?
・Type-AtoBケーブル(2.0)
3.0はコネクタの形状が違うのでファイティングボードXBには合わなかった
・ファイティングボードXB
今回はPC用なのでこれで。
・ファイティングボード配線
brookから出てる配線セット。差し込みだけなのでハンダ不要。
ケーブル長さの関係で、PKボタンは十分な余裕があるけど他ボタンの配置は基盤付近になりそう。

工具編
・ボタンサイズホールソー
穴を開けます。ドリルの換装パーツでも良さそうだけど電動インパクト用を購入。ボタンサイズは24mmと30mmがあるので大きさは好み。
・ドリル
レバーや基盤の固定ねじ用に。本体に下穴を開けておくとネジを入れた時に割れにくい。
・ねじ
XBの基盤は穴がM3サイズらしく、M3.5のねじは入らなかった。スペーサーなどで少し持ち上げないと基盤背面の凸凹が本体と接触するため、2cmのねじ+1cmのスペーサーで固定。
・M3用スパナ
そんなものはないのでミニモンキー
・ドライバー
電動インパクトがあると便利
・やすり
紙と棒。400と800があればだいたいなんとかなる。なくてもいいけど、金属箱とかだとバリが出たりして手が切れるのでかけといた方が安心。
・時間と気合
つくるつくると言い出してからはや半年。長かった。


■工程

画像まとめてアップロードしたら順番グチャったので時系列ちょっとバラバラになるけど

本体はコールマンのアウトドアテーブル
足を全て外すのが難しかったため
ドリルでネジごと破壊することに
コンクリの上で作業すると本体が傷だらけになると気付いたところ。後悔先に立たず。
エクスカリマキタバードリル
イメージ
穴開けの場所選定
Obsidianのパネルを使って位置丸パクリ
木のボードにメラミン板を貼り付けている構造らしくドリルで突き抜けた時に割れた
ホールソーで裏表のメラミン部分だけ先にくり抜いておくときれいに抜ける
配線イメージ
基盤が来るので必要な所に穴を開けていく
つよいぞホールソー
板が厚すぎて爪がかからない
まぁ抜けることはないからいいや
貫いてしまった時の絶望感
裏から先にメラミンを切り取っておくと上のようにきれいな仕上がりに
とれない😡
多少はかくれるので気にしない
一応塗装。ニスを塗り込んでおくと断面が少し強くなるため。
コネクタ用ホール。ここに変換プラグを取り付ける予定だったけどXBは基盤からAtoB直通でいけるため穴を開ける必要は特になかった。
下手くそが塗ると垂れる。クッ…!
ドリルで下穴をあける。3.2くらいの太さで裏から開けたため、突き抜ける時にメラミン板が破損。表からやるべきだった
レバーのカバーが太かったのでカバーの穴もカッターで拡張。シャフトカバー外す方が早いか?
悲しみの破損
たすけてドラえもん
こういうパンチ工具があって、押すと小さな穴があく。ドリル前の場所決めに。
素敵なステッカーを購入、さらに予算を超過する。


面取りビットを使い皿ネジ用に表面を彫り込む。
皿ネジはきれいに沈んだ
配線はネットで調べて情報丸パクリ。
使わないボタンのあまったコードはそのままほったらかしにしておいた。
デカ王使おうと思ったけど邪魔くさいので通常サイズへ変更。無駄遣いの嵐。
3.0ケーブルはここに入らない。2.0専用。
スペーサーで持ち上げて基盤を設置。
板面は負担が大きいのでワッシャー利用。
使わなかった部品群。
3.0ケーブル×2
レバー用万能プレート
滑り止め
レバーカバー
ボタン×2
AtoBプラグ
デカ王レバーボール
Obsidianパネル
Obsidianプレート
総額1〜2万円くらいしそう
完成時。XBは内部の基盤に青色LEDがついており、利用中は本体内部で発光してた。

感度良好だけどサンワの静音ボタンはクッションが入ってる分の押し込みが必要で、通常のボタンより数Fほど遅れているような印象。

叩いた時の音質がモコモコしてて、通常ボタンのカチャカチャ感が消えたので中高音域をカットするようなイメージ?打音はするのでそこまで静かではないが金属音みたいな響きはない


もうちょい色なんとかならんかったんか
面取りビット。皿ネジを表面とツライチにできる。
ドリルで砕けた表面は難しかった
このように
いい感じ
手垢詰まりそうだからそうなる前にステッカーなどで塞ぐ予定
メンテナンスを考えると放置でもいのか?
3サイズのスペーサーがあれば…
通販でないと難しいかも
バッチリ入った皿ネジ。
このクオリティで作業を進めたかった。
ボタン数が2個ほど足りない
やろうと思えば更にジョイスティックなんかも付けられるらしい


要領を覚えてしまえばこの通り
レバー長さの関係で本体へ直付けする事に

■おわりに
というわけで自作アケコンは完成し、とりあえず使えるようにはなった。
利用前にブルックのホームページからファームウェアをダウンロードしてアケコン基盤を更新するのですが、ホームボタンとスタートボタンを押しながらUSBを差し込めとか言われるので、そのへんのボタンは必ず付けておかないといけない。
どれがどれだよ状態だったので、付け替えながら該当ボタンの配線を探し当て、あとでセレクトボタンとスタートボタン以外は外した。
開閉式はこの辺ほんと楽。よしよし。

XBはスクショボタンも作れるので、付けてしまえばサムネ作りなんかははかどるのかも知れない。
R3、L3のボタンを増設したので、鉄拳8ではリプレイやカスタマイズの操作がかなり楽になった。
ただ穴だらけでボタンの色もちぐはぐという視覚的な未練は残る。次は頑張ろう。

サイズ感。もう少しボタンは中央寄りでも良かった
場所決めは大事。
この穴を塞ぐ気力はもうない
裏面。シールタイプのゴム足。
塞ぎたいけどもういいや



■経費!
Brook XB ファイティングボード 3380円
Brook ジョイスティックハーネス 2500
コールマン折りたたみテーブル(中古) 3980円
ニコテック 6角軸ホールソーバイメタル JIH-30 2848円
RELIEF(リリーフ) 鉄工ドリル 六角軸 精密面取りカッター φ2-5mm 1618円
ミニモンキー 900円
ねじとか 500円くらい
百均やすり400、800、棒 300円 
サンワ 静音ボタン×4 1672円
サンワ クリアボタン×8 3256円
AmazonベーシックUSBケーブル AtoB 1.8m 447円
1プレイ100円シール 198円

計 21599円

■使わなかったもの
BOSCH(ボッシュ) バイメタルホールソー (六角軸シャンク)24mmφ 2117円
Obsidianパネル 3500円
Obsidianプレート 3500円
基盤に入らなかった3.0ケーブル 800円
買ったの忘れてまた買った3.0ケーブル 800円
ノイトリック NAUSB3 2500円

■総括
というわけでトータル2万円相当のアケコンが完成。無駄遣いを含めると3万円、インパクトやドリルを持っていなかった場合は更に数万円の出費が必要だろうという結果になりました。

ねじとか結構余っているので、次は1万円くらい(ケース除く)で組めそう。ただアケコンそんなにたくさんあっても仕方ない気はする。
ハンダも使わないので組み立てはかなり楽だった。いい暇つぶしにはなる。

■ケース
候補として考えていたのは

・和食器の弁当箱
漆!漆だ!
・工具ケース
加工が楽っぽい
・アケコン用ケース
ちょっと高くなるけどきれい
・中古アケコン
ジャンク改造コース
・折りたたみテーブル
開けるの楽じゃね?
・オーディオ機器
ソニー!パイオニア!オンキョー!
・DIY
木材やメラミンボードなど

などがあり、リサイクルショップに通っていると本当になんでもあった。加工の手間を考えると金属は避けたほうがいいっぽい。
今回アルミ加工したけど粉末のケアが大変。目に入っても困るしスマホ液晶も傷つくし。
ドリルを使うので自作に挑戦する方は安全対策にお気をつけて。お疲れ様でした!

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