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「日本、観光ランクで初の世界首位」から、「京都」の観光を考える。

はい、ヒロッシーです。
5月24日、大きなニュースが飛び込んできました。

それは、スイスのダボス会議「世界経済フォーラム」で5月24日に発表された内容。

発表では、世界117の国の中、日本の観光ランクが世界首位に。
日本が世界首位になったのは、初とのことです。

「2021年旅行・観光開発指数(Travel and Tourism Development Index 2021)」からなる順位について

2021年の指数が最も高かったのは日本(第1位)。
次に、米国(2位)が続き、他、ランクインしたのはスペイン(3位)、フランス(4位)、ドイツ(5位)でした。

「日本」が選ばれた理由

「鉄道サービス、公共交通機関の利便性」という交通インフラの良さが1位となりました。

また、文化資源では、
大規模なスタジアムの数 (3位)
世界文化遺産の数    (9位)
伝統芸能など無形文化  (4位)
と、どの項目も高く評価されています。

また、他には、
殺人の発生率の低さ    (2位)
15歳から24歳のニート率 (世界最少)
といった内容も評価に加わっていました。

日本の観光の強みの1つは、「安全で清潔」、「食事がおいしい」といったこと。
そして、日本人の「精神性」や「価値観」が海外の人からリスペクトされていることも挙げられていました。

世界経済フォーラムが認めたことの意味

まずは認めていただいたこと、素直に自信に持って喜んで良いと思います。
そして、この評価をたくさん利用していいと思います。

一方で、国内屈指の観光都市『京都』は、ここからどうしていくかが問われているとも思います。

振り返ると2019年。
京都府を訪れた観光客数は8791万人と過去最高を更新(京都府のまとめ)
全国有数の観光地を抱える京都市も5352万人。
いずれも堅調な訪日外国人(インバウンド)の来訪が数字を押し上げました。
以後、低迷が続き、今に至ります。

2019年にあった観光の課題。
それは、『オーバーツーリズム』と呼ばれるもの。

観光客で溢れる京都の観光地

人だらけの京都だった。
産寧坂で溢れるヒトを止めることはできなかった。
観光とは、気分良く行うものだと思う。
それが、人でぎゅうぎゅうになりながら、京都の観光地を歩くことに。

そして、2022の今、日本が初の首位となった。
おそらくたくさんの訪日外国人が京都に訪れることは時間の問題だ。

とはいえ、このままではまた、2019年の人でぎゅうぎゅうな京都に逆戻りするかもしれない。。。

今回、首位になったことから、京都観光そのものを見直す機会も必要だと考える。

観光のあり方そのものを変えていくチャンスではないか

その地にある魅力。食、文化、コミュニティー、地域資源など、どう体験してもらうかを考え直すこと。従来の発進方法のままでは、人が集まるところに沢山集まりすぎる。

また、観光客は「ただそこに行くだけの観光」ではもの足りなくなっているとも思う。

地元の魅力を知り、その土地土地の生の情報を、できる限りリアルタイムで得られるようにする。観光地でもなんでもないところにも、地元の魅力は沢山ある。

名前の知らないお店や、知られざる観光スポットなどを、ネットで直接ピンポイントで調べることは難しいが、私が住む下鴨にも、沢山の素晴らしい場所がある。お店がある。

小さくても美味しい食堂がある。
鴨川でもベンチに座って大文字が一望できる場所もある。
小さなお店でも京都の音楽家が集う楽しいパーティーもある。

それらは、一般的には観光地ではない。
しかし、京都の魅力であることに変わりはない。

そういった知られざる場所に出会えると、観光客たちが行かない自分だけの場所と思える。また、そこでのコミュニティーに参加した気分にもなる。
人はその地の魅力を感じるようになり、好きになり、また来たいなと思うようにもなる。

有名な観光地、例えば金閣寺などが決して悪いというわけではない。
以前、Omotenaの体験会に参加された金閣寺近辺に50年以上住まれ、観光地に詳しい方から聞いたお話し。
金閣寺のまわりにも沢山の知られざる観光地や魅力的なお店があった。

観光地案内を、観光業界の方だけでなく、地元の人たちからも。

そうすることで、京都の知られざる魅力の発進から、観光客を分散させることもできる。

このOmotenaが京都から広まれば、こういった「新しい京都の観光」をつくれるかもしれない。

この世界首位のNEWSから、そんなことを考えました。

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