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#日本代表
森保、池田、鬼木……日本人指導者が取り憑かれる5バックなら守り切れるという幻想
「前からプレスを掛けに行けば後ろにスペースは生まれるわけですから……」。「理に適った現実的な作戦だと思います」と、テレビ解説者は、5バックで守りを固める戦法を否定するどころかむしろ肯定する。森保一監督の表現を借りれば「臨機応変」、「賢く、したたかな戦い方」となるが、日本人の指導者の間ではどうやらこの森保的な思考法がスタンダードとして浸透しているようである。
たとえば、つい2〜3シーズン前まで1
森保監督だけではない。アジアカップの敗因は元選手、多くの日本人指導者が見過ごす問題点にあり(その2)
香川がマンチェスター・ユナイテッドで満足な活躍できなかった理由について、ファーガソンの後任にあたるモイーズ監督との、相性の悪さを口にする人が多い。しかし、香川がポジションをカバーする概念を持ち合わせていないことは入団当初から明白だった。サイドを離れ、気がつけば内寄りで構えるその癖は、高い位置でボールを奪おうとする欧州サッカーに入ると、好ましくないものとして際立って映ったものだ。
テレビ解説者
森保監督だけではない。アジアカップの敗因は元選手、多くの日本人指導者が見過ごす問題点にあり(その1)
アジアカップでベスト8に沈んだ森保ジャパン。森保監督は解任した方がいいと考える。協会によりよい新監督を探す力があるか、そこもまた心配される点だが、それはともかく、監督を変えた方がいいと考える一番の理由はそのイラク戦の采配にある。
南野拓実を左ウイングとして先発させたことだ。
浅野拓磨、久保建英、伊東純也、そして南野。スタメン表に名を連ねたアタッカー4人の顔ぶれを見たとき、筆者はてっきり1
アジアカップ。グループリーグ突破のオッズは1.01倍。絶対的本命・日本に求められる優勝の飾り方
昨日、アジアカップが開幕した。しかし本日行われる日本の初戦、対ベトナム戦はテレビ放送がない。3戦目のインドネシア戦、決勝トーナメント1回戦も同様。視聴環境はDAZNに限られる。
ユーロ、コパ・アメリカ等と同格のれっきとした大陸王座決定戦だ。代表チームのイベントとしてはW杯に次ぐ格式を誇る大会である。驚くべき事態である。従来の概念に基づけば事件と言えるかもしれない。しかしベトナム戦、インドネシ
レベルダウン著しいJリーグとレベルアップ著しい日本代表。アンバランスに支配される日本の行く末
J1リーグ。2位の横浜F・マリノスがアルビレックス新潟に引き分け、首位を行くヴィッセル神戸が名古屋グランパスに勝利したため、優勝の栄冠は最終節を待たずに神戸の頭上に輝いた。
勝ち点差2で迎えた試合だった。両者が競いあうスリリングな展開になっていたことは確かである。しかし世の中の反応はいまひとつ鈍かった。その反応の強弱を何で判断するか。テレビ、新聞からネットに移行したいま、正確に捉えることは難
ベストメンバーの呪縛に取り憑かれる日本人代表監督
1998年フランスW杯予選に臨む少し前だったと記憶する。時の代表監督、加茂周氏はメンバー選考の考え方についてこう話した。
「14人目までは順当に決まる。スタメンの11人と交代の出場の3人は実力で選んでいけばいい。だがそれ以降は実力だけで選ばない。試合に出ない可能性が高くなるので、ベンチを温め続けても大丈夫な選手か、チームにマイナスな行動を取らない選手であるかが選考の基準になる」
だが、フラ
常識を疑え。3バック=5バックは本当に「守備固め」に相応しい作戦か。成功体験しかない森保Jを心配する
「4-3-3、4-2-3-1、3バックを相手や状況によって賢く使い分けていく」とは、最近の会見で森保一監督が述べたコメントだ。だがこの3つの布陣の関係は並列ではない。4-3-3と4-2-3-1は親戚関係にあるが、「3バック」はそうとは言いがたい。
3バックも4バック同様、いくつか種類がある。攻撃的なものもあれば守備的なものもある。それを森保監督は十把一絡げに3バックと表現する。
これは森保