季節の匂い

季節には、それぞれ異なった匂いがあります。  

というか、少なくとも私はそう感じています。

春は、ほんのり甘く暖かい、ほのかに香る匂い。

夏は、甘くて濃い、けれどすっきりとした匂い。

秋は、何か少し足りない気持ちになる、のんびりとした深い匂い。

冬は、さっぱりと、さらさらとした心地の良い匂い。

最近では、夕暮れ時の匂いを感じると、昔のことをよく思い出します。

一日中何も考えず野山を走り回って、気づけば夕方。そんな日を毎日毎日繰り返していました。

いま、就活をしつつ大学も残り1年となった中、季節の匂いを感じると、なんだか寂しい気持ちになります。

何のために、生きているのか。

目的もなく、生きるために働き、稼ぐ。
これに果たして意味があるのか。

いっそのこと、もう全て投げ出してしようかと。

どうにか思いとどまるのは、心のどこかで、存在の意味を見つけられると考えているからか。

はたまた、何も考えず、流れに身を任せているだけなのか。

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