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有名=凄い訳ではない

有名人。憧れますよね。
芸能人からスポーツ選手。はたまたネット世界で有名なYouTuberやTikTokerなど、世間の皆さんが知っている人から、その筋では有名な方も沢山おります。

それぞれ一芸に特化した能力があるという感じでしょうか。その為に有名人になるという流れかと思います。
ただその知名度を使って悪行を働く人もいますし、有名税なんて言葉もありますしね。SNSが発達したおかげで、有名な方も幅広く増えたと感じております。

さて、有名な方は一芸を持っていて凄い人である。
というのは何となく思ってしまいますが、中にはあとで中身を知ると「えぇ…」という方も正直たくさんいらっしゃるかなと。

以前書いた某作者のように、生んだ作品が凄くても我儘でのちに誰にも語られなくなる人もいます。一度でも当たれば本望かもしれませんが。

そんな感じの中で有名=凄いという概念は歳を重ねるにつれてかなり薄くなりました。
いや、凄い人は凄いし、自分は今でも緊張してしまう方は沢山いらっしゃいます。ただむやみに緊張してもお互い損をするだけなことも経験済みだからこその余裕とも言えます。

某原型師の方に依頼した時、結構有名で様々なキャラクターを製作しており、そのまま任せれば問題ないかなと思っていました。
ただ上がってきた原型の魅力が足りない。骨格として少し歪んでいたために後で直して進行させていただきました。

後日原型を発表した時、業界の方から
「どこ直した?」「調整どのくらいかかりました?」
という話を伺いました。

詳しく聴いてみると沢山のメーカーで原型造っているし、基本的に問題はないのだが原型に癖があってどのメーカーも必ず別途原型調整が必須というのが他のメーカー内で話が回っており、弊社で初めて製作依頼したからどうだったの?というお話でした。

そこまで癖のない原型師だと思っていたのですが、各メーカーがそれぞれ調整をしていることを仕事をしてみて知りました。まぁ幸いどこもそこまで手がかかるという訳ではないのですが、そのままでOKという訳でもない。というのが依頼させれいただいた原型師の方で、有名=すべて出来る訳ではないというのを改めて実感するのでした。

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