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会社をやめないと、学校をやめないと、カースト制度的なのから抜けれないのかどうかについて

カーストが学校にも会社にもあるなって、思います。仲良しグループがないクラスも、肩書がない会社もないだろう。もらえるチョコレートの数は均等じゃないし、全員部長以上なんて会社は存在しない。それは仕方のないことなのなかなと。


最近は、学校やめて日本を飛び出しちゃうとかネットやコミケに生きるとか、会社やめてフリーランスになるとかプロニート化するとか、そういう選択肢もけっこう増えてきたので、だいぶ生きやすい世の中になったんじゃないのかなって、思ったりもします。


カーストの上を目指す以外の選択肢としてカーストを抜けるがある。という選択をふやすために、これから会社をつくるつもりなのですが、代表取締役という肩書がついちゃう時点で、カースト的な価値観の人から見ると上を目指している人に見られたりとか、マウントとりにきてるなこいつとか、そういうふうに思われてしまうとき、あるなと。でもそういうテンションじゃないだよなーっていうジレンマを感じることが最近多くて。。そんな思いと背景を元に、過去の話をちょっと、かいてみます。


①カースト的会社で悩んでた話


東京に出てきて最初、26歳くらいのときに、ホームページの営業をやっていました。


東京に友達がぜんぜんいなかったので、友達をつくろうと思って飛び込んだバー。を経営している会社が、ホームページ屋を本業としている会社だったというナゾのご縁で働くことになりました。


入ってみたら。もうバッキバキの営業会社でして、、、高知の田舎のスーパーのベビー用品コーナーでオムツとか売ってた青年からすると、「ザ・競争社会」という感じ。


しかもゆとり世代じゃないのに、ひとりゆとり世代、先取りしてたような性格だったので、営業向いてなさすぎて、入社して半年間、売上0円だったんですよね。もう会社に居場所なんてなくて、とてもつらい時期だったなーって、振り返って思います。


②カースト最下層から抜けた話


転機がありました。半年後、突然、トップセールスマンになったんです。何があったのか、、、


それは、自分が格闘技が好きだったので、格闘技好きの人が集まるバーに行き始めたのですが、そのときに、カルーアミルク飲みながら、気づいちゃったんです。この店主は格闘技がすきなんだなって。そしてこのお店はバーじゃなくて、格闘技好きの人が集まるバーなんだってことに、気づいちゃったんです。そう、アホのような、気づき。


それまでは、
・このホームページはすごくデザインがいいんです
・このホームページはすごく上位検索されるんです
・このホームページは更新とか管理が簡単なんです
そんなことを話してました。


それからは、
・阪神タイガースファンの集まる居酒屋にしましょう
・産後に悩んでるお母さんのくる整骨院にしましょう
・おじいちゃんがダンディになれる床屋にしましょう
そんなことを話し始めました。


そんなことを話して仕事をとってくるもんだから、そういうお店になってるかどうかが気になっちゃって、あーでもないこーでもないしているうちに、お客さんはこういうサイトを見るんだなとか、上位検索ってこういうサイトがされるんだなとかなんとなく分かるようになってきて。


お客さんの悩みを聞くことととか、お客さんが気づいてない悩みに気付くこととか、それをホームページという手段(商品ではない)で解決できることとかが、楽しくなっちゃったんです。


大事なポイント。自分は営業をむちゃくちゃがんばってトップセールスマンを目指してなったとかじゃなくて、上記もろもろが楽しくなってしまった結果、トップセールスマンになってたっていう話なんです。


カーストな話でいうと、ノルマも競争もいつのまにか忘れてて、自分軸で働きはじめたという、感じなんです。つまり、会社にいながらも、カーストを抜けた感じなんです。


③会社をやめたら、学校をやめたら、カーストからは抜けれるのかどうか


突然、トップセールスマンになったので、一見まわりからみると、がんばってカーストの上を目指した結果なのかなと、おもわれるかもしれないのですが、上を目指したんじゃなくて横、カーストから抜けたんです。まわり、なにひとつ変わってないんです


最近出回っている本って、起業とか、フリーランスとかが多くて、なんとなく抜け出すために、まずは「場所」を変えなきゃ感が強いようにおもうのですが、自分は、今の場所にいながらもまずカースト的競争感から抜ける。が、先なのかなって思うんです。環境ぜんぜん変わってないけど、なんだか楽しくなっちゃった。が、先なのかなって思うんです。そして、場所をかえなくても、考え方しだいでカースト的競争から抜けることはできるんじゃないのかなって思うんです。


そうでないと、会社やめても、学校やめても、ようは場所をかえても、かわんないよって気がするんですよね。今の学校事情は、よく知らないのですが、はびこっている背景は会社とおんなじなのかなって思います。悩みの大半は、カースト的価値観からくる生き苦しさにあって、解決方法は回りとか環境かえるとかではなくて、そうじゃない価値観あることに気づくことなのかなっていう気もしています。やめるとかのまえに、「上」じゃなくて「横」。ベクトル変えといた方がいいよって。いいたい。


カーストを抜ける方法は、人それぞれいろいろ模索しているうちに見つかるとはおもうのですが、自分のきっかけは、格闘技すきな人がやってる人のお店にいって格闘技すきな人たちと話をしながらカルーアミルクを飲んだのが、きっかけだった。というだけの話。


「もっと上を目指せ」「稼いで給料上げようぜ」とかいってくる上司も、壁に張り出されるノルマなグラフも、かわらないし、かえられないけれども、なんだか仕事が楽しくなっちゃった。というだけの話。


人生、謎のつくられたチャンピオンズリーグに参戦しないで、自分の人生を生きるということは、場所をかえなくても、すぐにでも始めれることなんじゃないかなって、おもうんです。というだけの話。


「もっと横を目指そうぜ」っていいたいだけの話。


以上。

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