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最終目的が「購買」なのか「共有」なのかで、ぜんぜん話が合わないかもっていう話


はずかしながら、先々月、助成金(返金不要の500万くらい)の獲得に失敗しちゃった話を書き残しておきます。


AIDMA→AISASという購買行動の変化でいうところの、最後のS(シェア)は、あくまで「購買」のオマケなのか、最終的な目的の変化なのかで、だいぶ考えが違うのかもっていう話。


①S(シェア)って具体的になんだろう


SNSといわれるもの、ゆうめいどころでいうと、ファイスブックとかツイッターとかインスタグラムがあげられるのかなと。で、いろいろ見てると


こーいうのよく買います
こーいうところに行きます
こーいう人と一緒にいます
こーいうところで食べてます
こーいうの気持ち的に好きです
こーいうの信念的に好きです
があって、それらをシェアしてるってこと。


で、なんでそれをやるのかなーと、自分自身にも問いかけつつ考えてみると


好きとか信念とかを自己表現したい
共感できる人とか知り合いを応援したい
おんなじ思いとか考えの人とつながりたい
あたりが、シェアしてる理由だなーって感じる。


これはあくまで感覚知なのですが、目的が「購買」じゃなくて「共有」に代わってるってこと。最後の一文字が、変わちゃってるんだぞってこと。「購買」なんてめちゃくちゃ一手段で、「参加」とか「リツイート」とか「寄付」とかバリーエーションのひとつじゃん。てな感じがしてきてるぞということ。


②創業とか助成金の相談にのってくれるおじさんの話



最後に「S」がくっついただけという認識と、「S」がそもそも目的に代わっってしまったという認識の違いは、めちゃくちゃ大きいとおもってる。


ここ半年くらい、会社をつくるにあたり、色んな創業支援センターとか、助成金の相談とかにのってもらった。自身が会社を経営してたり、中小企業診断士さんだったりする方々だから、もちろんご意見をおろそかにできないのは承知の上で、あえて意見をいいたい。


AIDMA→AISASの認識が、違うんだなって、感じてしまう。AISASの最後の「S」が、「購買のオマケ」なのか「最終目的の変化」なのか。。。


相談にのってくれるおじさんのアドバイス
「買い物した後に、共有して宣伝してくるってことだよね」
「SNSって、ネットでいいねとかするだけの虚業だよ」
「共有したくなる、インスタ映えする商品つくんなきゃだね」


あくまで「購買」が目的で、「共有」はちょっとくっついただけという認識のおじさんと、最終的な目的がそもそも「購買」ではなくなっているという考え方のじぶんは、話が合わないなーって、正直いうと感じる。もちろん、お金を貸すとか助成金を審査するという立ち位置だから、儲かるかどうかを考えないといけないのは仕方のない話。生意気なこといってほんとすみませんw。


③目的の違いと、理由の違い


おじさんと、じぶんの頭の中の違いは、たぶんこんな感じだ。


「シェア」は、あくまで「購買」のオマケ
目的➡購買
キーワード➡差別化を図る
購買する理由➡高品質による、低価格による、利便性による


「シェア」が、最終目的で、「購買」は一手段
目的➡共有
キーワード➡共感してもらえる化
共有する理由➡自己表現につながる、応援したい、つながりが生まれる



そして思ったこと。AIDMA(アイドマ)とAISAS(アイサス)の違いじゃなくて、おじさんもおれも同じAISAS(アイサス)なのは分かってるんだけども、最終目的が「購買」で「共有」はオマケなのか、最終目的が「シェア」で「購買」は一手段なのかで、もうぜんぜん話が合わないんだなていう、結論。


助成金の審査は、機械処理的な書類審査と、30分くらいの面接で決まる。じっくりとお互いの価値観を共有するというわけにもいかないし、見られるところはやっぱりちゃんと儲かるかどうかなのだ。次回、別の助成金をもらいにいくときには、ここんとこ、注意しようと思ってる。


VUCA時代(不確実で先が読めない時代っている意味らしい)なんて呼ばれてるさっこんですが、「あーなんだ、同じ国なのに、言語が2つあるんだな」って考えたら、ちょっと気が楽になるのかなとも、思いました。


そして、助成金もらうときとか、SNSやってない人に説明をするときは、「購買が最終目的だよね言語」、クラファンやるときとか、実際に若い人向けに商売をやるときは、「共有が最終目的だよね言語」をつかう必要があるのだなと考えたら、うまくいきやすいのかなと、思いました。


以上


まとめ
①目的は「購買」or「共有」
②テーマは「差別化」or「共感化」
③手段は「高品質、低価格、利便性」or「自己表現、応援、つながり」

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