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Memory In The Shinig Sun

大村あつし
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作詞、作曲、歌、演奏、録音:大村あつし

就職活動に専念するために大学4年生の時に実家に戻り、卒業旅行用に貯めていたお金でキーボードと4トラックのレコーディングマシンを買った僕は、本格的に作曲を始めましたが、録音した曲はガールフレンドにしか聴かせませんでした。

しかし、彼女の評価は散々で、「作曲なんてしてる暇があったら資格の1つでも取ったら? 来年から社会人なんだから」と言われる始末。

当時の僕は、2年間のピアノの猛特訓(1日平均3時間ほど)のおかげでそこそこピアノが弾けるようになっていたので、モーツァルトやショパンが作りそうな曲に歌詞を載せていたのですが、「一度、原点に返ろう」と、アコースティックギターで作曲したのがこの「Memory In The Shinig Sun」です。

僕の人生で、6、7曲目くらいの曲ですが、聴いた彼女が

「シンプルだけどメロディーは綺麗じゃん。
こんな感じで作曲していれば、もっと上達して、色々な曲も作れるようになって、プロの作曲家も夢じゃないかもね」

と絶賛してくれました。

ガールフレンドのこの一言がなければ、その後200曲も作曲することもなかったでしょうし、この曲が僕のデビュー曲と言ってもいいかもしれません。

歌詞が英語なのは、当時はとにかく作曲をしたくてしたくてしかたがなく、「作詞はついで」くらいにしか考えていなかったので、結局日本語の詩は作りませんでした。

曲の最後で"That's not all"と呟いていますが、これは彼女の評価に気を良くした僕が「この曲で終わりじゃないよ。これからも曲を作るよ」という意味で、最後に音をかぶせました。

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