「暗号通貨vs.国家」読んだよ!

最近お金の本を読む機会が多かったのですが(といっても四冊くらいしか読んでないですね…)、仮想通貨について言及しているものがいくつかありました。
お恥ずかしながら、わたくし、仮想通貨やブロックチェーンに関する知識が全く無く、「存在は知っているが私とは無関係だろうしまぁいいか」くらいにしか思っていませんでした。
そんな知識が無い私であっても、(所々悩みはすれど)サクサク読める本でした。

この本を読んで感じたこととしては、ブロックチェーンやべぇ…です。
ヤバくないですか?!
一つのブロックに他のブロックが連結されていて、今なお連結が継続していて、今後も続いていくそうです。
しかも、ブロックの連結は個人が担っているとのこと。
いや……えぇ……??最初はちょっと意味がわからなかったです。
今も完全に理解したとはいえませんが…。
で、ブロックに暗号通貨のやり取りが記録され、記録されたら実際に通貨の移動がされたと見なされるそうです。
ATMの仕組みを例に考えると、このワケわからん仕組みも少し分かる気がしますが…。
一つのブロックに他のブロックを連結させて記帳していく際には、何かとんでもなく難しい問題を解かないとブロックの連結はできないそうです。
スパコン必須の問題らしく…そこらへんの一般人が解けるような問題ではないそうです。
で、連結に成功したら報酬が与えられるそうです。
でも、その報酬は連結したブロックがメインチェーンである場合しかお金としては認められないそう。
ほぼ同時に問題が解かれたときなど、ブロックが枝分かれすることがあるらしいのですが、メインとして認められないと(その後もブロックが長く連結されないと)解答者の報酬はゴミクズも同然だそうです。
マジで?かわいそすぎない?

色んな人が色んな理念を掲げて暗号通貨を生み出したりしているそう。
暗号通貨に種類が多いのはそういうことか~てな感じがします。
てか、ブロックチェーンってただの技術で、暗号通貨は種類が違うだけなんですね。
去年コインチェック流出うんたらの事件の時、「ん?ビットコインとは違うの?」とワケ分からなかった記憶がありますが、なんとか理解できたと思います。

暗号通貨には国境は関係なく、普及すれば両替の手間なく使える便利な通貨だよ!の話は分かるのですが、これだけ暗号通貨が乱立していたらどのみち面倒なきもしますが…どうなんでしょう。
確かに暗号通貨はボーダーフリーに使えますが、暗号通貨間の互換性はどうなんでしょうかね。
ビットコインを所有しているけれど、この店はリップルしか使えない、みたいな場面(通貨の種類は任意)ではどうせ両替が必要な気もします。
まぁネット上でパパっと両替できるなら、現物で行うよりは楽と言えば楽ですね。

暗号通貨もといブロックチェーン、なかなか面白い仕組みでした。
貨幣経済に慣れていて、「貨幣=国家が発行しているもの」という考えが固まっているとなかなか理解できませんが、暗号通貨の発行所(?)を国家と見立て、そこが「これはお金!」と言っている実態のない通貨であると考えれば、分からなくもないですね。
私のこの認識も当たっているかは定かではありませんが…。


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