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日常に転がってるちょっとした嫌な事が上の人に襲いかかるように祈る回

メインTVに据え置きゲーム繋がってる家庭の母な立場の人、チャンネル争いさっさと離脱しがちな説ーーー!!!

TVゲーム導入したの長男が小学校低学年で、そっから子供(ゲーム1人1時間制×3人)と、旦那(映画怖いヤツ)で毎日独占状態が続き、もういいや〜。と戦意喪失。
べっつにTVなんて面白くねーし?見ようとも思わんしぃ〜?つってヘソ曲げて十数年、エンタメから遠ざかっていた。

でも、そんな私も3年前から毎週楽しみにしてる番組出来たんだ。


ソレは北海道ローカル「ハレバレティモンディ」

先月終わっちゃったけどね!!!


あーもー、何やってんだよ上層部さんよぉー。年寄りの少ない楽しみ奪うんじゃねーよクソ(失礼)が。タンスに小指ぶつけろ。

靴を特に丁寧に描きたくて。前田の履いてるのはニューバランス。高岸のシューズはこう言うの履いてるよなーって、でもメーカーが分からない。

ハレバレティモンディはティモンディのレギュラー放送だと初めての冠番組。番組コンセプトは『北海道応援バラエティ』ティモンディが北海道を巡って人や事業や、ひいては北海道そのものを応援するっつーテーマを掲げていた。

番組当初は苦戦したと思う。っつーのもその頃まだコロナの影響がかなり残っててロックダウンの頃は過ぎていたものの都市間を自由に移動するには憚られる時期だった。

だから一般人とのふれあいコーナーはzoomだったし、企画も単発っぽいモノが多かったように思う(初期から残っていた企画に料理オンチの高岸が作り方知らんままに調理するってのがあったけど、高岸は勘が良過ぎるので3年掛けてかなり出来るようになっていて、親戚の子供の成長を見守る気持ちを味わえる仕様になっている。高岸は肉や粉の種類の区別は付かないが食品の色味を見て必要な具材を選んだり独自のメソッドが有るらしく、工程はめちゃくちゃだけど最終的には美味い飯を作れる特殊能力を番組で開拓している)

ティモンディってコンビは2人とも根底に真面目さ勤勉さと基礎体力もあって、放映時間が昼に移動した2期では(このころ少しづつコロナが活発で無い地域に進出していた)各地で農業酪農漁業のキツい基幹産業のお手伝いやスポーツチームの取材とか、野球少年団等の外部コーチ的なコーナーも、おふざけ殆ど無しで真面目にしっかりこなしてて、開拓者スピリットが染み込んだ北海道と相性が良かったと思う。
特に前田は真面目故にお手伝い先の先人を尊敬のキラキラした目で見る事が結構有り、ソレを見て何故か視聴者が優越感に浸れるって言うね。

オジサンばっかの番組に華を添えてくれるアシスタント役のアナウンサー達。ワザとそうした人を選んだのか可愛い上で個性的だった。
靴はクロックスのショートブーツとハンター

ここまで聞いてると「真面目に手伝ってるだけで面白いのか?」って疑問ありません?安心して下さい、ここのスタッフさんは『外し』が非常に上手いんですよ。観光地の季節外れは勿論、メジャーなアミューズメントパークは無視。ついでに番組タイトルに反して天気も外す。
なんせ3年もやってきて(北海道で1番知名度高い)旭山動物園、掠ってもいないのよ。でも北海道と言ったら、のド自然をフィーチャーして道民ですらほぼほぼ見たことない「国内でこんなスペクタルな場所あんの?」って風景をこれでもか!と見せてくれた。

もうひとつ、2人の得意分野やお手伝いパートは真面目にさせて移動時間とかでの幕間でスタッフと演者での家族もしくは会社のコントっぽい会話を差し込むっつー珍妙なスタイルが出来上がっていって、それが上手く回って来た矢先‥‥ってかティモンディって多分だけど番組クルーや他のレギュラー演者さんと仲良くなればなるほどチームとして素晴らしい働きするコンビだと思うし、コレからもっと面白くなってく感しかなかったんだよ。マジ何やってんだよ偉い人。

(正直、最初は期待してなかった。出演が好きな芸人さんだからとりあえず見るか。って位。
だって地方で出来る事ってタカが知れてるんだよ。田舎住みの人なら分かってくれると思う。基本、地方は都会を目指していてコンプレックスがあるんだから、どーしてもローカル番組は簡易型の都市って感じになっちゃう。結局、都会に勝てるのは空気が美味しいコトだけって思い知らされてしまう。
でもハレバレティモンディはそんな僻み根性を上回って、どーだよ!この空気の美味さは無視出来ねーべ!って壮大に視聴者を煽って来たんだ。ソレにホントちょっと、いやかなり感動した。)

時折画角に入り込むスタッフさん。左から番組P(コンバース)番組D(ブランドストーンのサイドゴアブーツ)番組D(ビーンのダックブーツ)

番組のディレクターが、放送始まる前のインタビューで「ウチは前田推しです。」と宣言されてて、それをきっちり貫いた。前田の料理上手を1番早くコーナー化したのは預かり猫の番組では無くハレバレティモンディなんだ。
もっとも前田のソツが無さすぎて、創作料理を作るにしてもあっさり出来上がってしまうので撮れ高はそんなに無かったんじゃないかと思われる。北海道の食材は余り手をいれなくても味が濃くて美味いので、個人的に前田には出来ねー!と苦悩して欲しかったけど、ソコはやっぱりハレバレスタッフさん。演者の有能なトコありのままに放送してた。「どうですウチの前田、すごいでしょ?」って声には出さないけど編集で親ムーブかましてた。

演者や一般協力者として登場した人達がイキイキしてる番組だったんだ。
そう言う印象が有るのは、演者とスタッフさんが良い関係・良いチームだったからなんじゃないかと思う。
メインキャストを腐す事無く、良い箇所を惜しみなく全面に出していて見ていても気持ちが良いし、3年目に入ると日本3位の長さを誇る1級河川・石狩川川下りに取り組むようになり、高岸のやればできる精神が自己や自然に向いて、そのポジティブさに焼き殺されそうって思ってる層にもマイルドに届いただろうし、体力的・精神的にちょっと無茶な課題を出された前田が文句言いながらもなんだかんだ楽しそうにしてるのを見ると、番組全体の家族的緩さや、逆にそれ故のシビアさを感じられる。

ねっ、ホラこれ偉い人さぁー、番組放送時間帯が、深夜(浅)→昼→深夜(深)と移動してったけど、昼に留めたまま3期に入れたら多分ティモンディ『孫にしたい有名人ランキング』ドジャース大谷の次位にランクインしたよ。焼きそばの麺、輪ゴムとすり替えとこーか?んん?


普通、芸人さんをメインに起用して、これ程光の要素が強い番組作れるだろーか?お笑いって良くも悪くも人間の影の部分に重要なモノが詰まってると思う。
後ろ暗さから目を逸らしてるとはちょっと違う、むしろ手を繋いでしまうよーな底抜けの明るさがあった。苦労はあっただろうけどソレを逆にネタにするよーなおおらかさも。
結果的にそうなったのか狙っていたのかは、ただの一視聴者の私には分からないけど、ホント属性的に新しいスタイルの番組で毎週楽しみに待ってたんだ。

でも実は上記した石狩川川下りの企画はゴール出来てなくて(ヤラセ無しのガチンコ勝負したら石狩川が勝ってしまったw)ありがたい事に特番って形でまた放送あるみたいで楽しみにしてる。ハレバレ×ティモンディだから見れる映像がまた見たい。

さあスペシャル版でギャラクシー賞獲ってレギュラー復活だ!偉い人の箸だけ左右の長さ違いますよーに!

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