「朝起きていきなりやってみる」という行動
仕事が忙しい時は、朝起きて、いきなりパソコンに向かい作業をしていた。
といっても、張り切って早起きできるほど体力豊富ではないので、ギリギリに起きて、パソコンに向かって20分ほど作業して、時間がきたら家事に切り替える。大方、仕上がらないことがほとんどだった。
この「朝起きていきなりやってみる」行動、実はよかったらしい。
「「やらなきゃいけないのになんにも終わらなかった……」がなくなる本」で、「朝起きていきなりやってみる」という項目が、自分が朝やっていたこととそっくりだった。
いつもの朝ルーティンにやらなければいけないことを挟み込み、5~30分程度取り組む。作業はやり終えなくても構わない。朝は一番脳がよく働くから、質の良い作業ができるとのこと。意外と作業が進むことを体験してほしい、とのこと。
そう、確かに意外とできた。朝、割と仕事が進むのは、夜、寝ている間に頭の中が整理されたのと、朝、家事に取り掛からなければならない時間リミットが設定されているからだと思っていた。
そして、本では、作業は中断していいと書いてある。いつもの動作に戻っても、朝取り組んだ作業を脳が考え続けるから、次の作業再開時には出来上がっている、と。そういえば、朝仕事をしていたとき、家事に戻っても、通勤中でもチラチラ仕事のことを思い出していた。
でも、私としては、ずっと仕事が頭から離れない感じがイヤだった。十分な早起きができず、家事前に終わらせることもできず、通勤中も仕事のことを考える。仕事に支配されているような気がしていた。
実際は、脳は与えられた作業を遂行しようとしていただけだったのか。なんと健気な脳。なのに、私は早起きできない自分や仕事が遅い自分を責めていた。この脳の気質をもっと知っていたらよかったなぁ。
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