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世界 ALSデーに寄せて【 ALSの正体2】〜『死ぬ権利』より『生きる権利』が先でしょ‼️ 〜


『動けない・喋れない
そんな状態で生きることを望む人がいるのか?
日本でも「尊厳死」法を検討すべきだ!』

日本のマジョリティの発想だろう

だけど想像してみて欲しい
自分の友人からある日突然
「私、人工呼吸器はつけずに死ぬことにした」
と告げられるのだ
それも一人や二人ではない

自分は人工呼吸器をつけて生きているのに
生きる環境が整わず
死を選ばざるを得ない人がいる

尊厳死とは死ぬ権利だ
死ぬ権利より前に生きる権利が先だろう

ALSの本質を理解していない医療従事者が余りに多い中
もし尊厳死が認められれば
患者を死へと導く格好の免罪符となるだろう

今でも平気で
『あなたが人工呼吸器をつけると年○円の税金がかかります』
と、あたかも死へと誘導する医師がいると聞く
信じがたい話だ

人は誰もが明日には障害者になる可能性を秘めている
私も何の前触れもなく ALSを発症した
望んで障害者になる人などいない
今元気なあなた、もし ALSになったら
躊躇なく死を選べますか?

どんな境遇でも生きる権利を他人が奪うのは許されない
私は一人でも多くの人を生きる方へ導きたい
無責任かもしれない
余計なお世話かもしれない

けれども現実に ALSでも自分らしく幸せに暮らす人間がここにいる
他にも全国にいる
それを見て欲しい
それをわかって欲しい

ALSは余命宣告では断じてない‼️

恩田聖敬

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