子供が夢中になれるものを見つけるために親が出来る3つのこと
子どもが何か好きなことを見つけて夢中になることは、子どもの成長において良い影響を与える重要なことです。とくに小・中学生の時期は何かに没頭するという経験をすることが子どもの様々な能力やマインドを形成するうえでとても大切な時期だと考えられます。
そこで今回は【子どもが夢中になれるものを見つけるために親として出来ることは何か】について見ていきます。
「夢中になる」ことの大切さ
好きなことを見つけて没頭することは、子どもの成長において良い影響を与える重要なことです。
何かに没頭することで、子どもは以下のことを学び成長していきます。
・努力することの大切さを学ぶ
・試行錯誤を繰り返す能力を身につける
・目標を持ち、継続の習慣が身につく
スポーツにせよ芸術にせよ、何かに夢中になることで成長していくことの楽しさを学ぶことが出来ます。上達したり周囲から褒められたりすることで自らの成長を感じ、子どもは努力することの大切さを自然と知っていきます。
さらに、子どもは好きなことに没頭することで、次はこうやってみよう!こうやったら上手くいくかもしれない!と上達・成長するために自然と試行錯誤を繰り返す経験を積んでいきます。自分でたくさん考えてたくさんやってみる経験は勉強にも仕事にも全てのことに活きてくるものです。
また、好きなことに没頭することで、これが出来るようになりたい!こんなふうになりたい!という目標や求めるものが自然と出てくるはずです。求めるものがあることによって、毎日をワクワクして過ごしている間に、継続して物事を行う習慣を身につけていくでしょう。一つのことを継続して行う能力は他人から言われてもなかなか身につくものではなく、本人が願望や目標に主体的に向かうことで身についていきます。
このように何かに夢中になる経験は子どもの能力やマインドを形成し、可能性を広げる上で非常に大切なことなのです。
親が出来る「3つ」のこと
では、子どもが夢中になれるものを見つけるために私たち大人がどう接していくべきなのかについて見ていきましょう。
すでにスポーツに没頭していたり、習い事に夢中になって目をキラキラさせている子は問題ないでしょう。
けれども、
「うちの子は学校から帰ってきてもスマホをいじっているばかり」
「漫画やゲームで大半の時間をなんとなく過ごしてる」
こういった、好きなことや没頭出来ることをまだ見つけられていない子どもに対しては、親の関わり方がとても大切になってきます。
親が出来ることは以下の3つです。
1.選択肢を増やしてあげる
2.何に興味を持っているか注意深く見る
3.どんどんチャレンジさせてあげる
1.選択肢を増やしてあげる
まず、夢中になれるものを見つける上で、子どもの頭の中に選択肢が必要です。例えば、兄の習い事を弟も興味を持って始めるという場合は非常に多いですよね。このように本人の中に選択肢としてあるものの中からしか選ぶことは出来ません。スマホをいじってなんとなく時間を過ごす子どもは何か始めようと思っても本人の中にとくに選択肢がないということがほとんどです。
そこで、親が出来ることは子どもに情報や選択肢を与えてあげることです。
テレビでテニスが流れていたら「テニス人気みたいね!楽しそうじゃない?」と投げかけてみたり、「英語話せたらかっこいいと思わない?英会話教室通ったら話せるようになるかもしれないよ!」などと、日常の中で子どもに選択肢やきっかけを与えてあげられるとよいでしょう。
ここで注意が必要なのは、「これはダメ」「これにしなさい」と選択肢を限定したり狭めたりしてはならないということです。子どもがたくさんの選択肢の中から自分なりに選択することで本当に夢中になれるものが見えてくるはずです。
2.何に興味を持っているか注意深く見る
親は「いま子どもがいったい何に興味をもっているのか」を注意深く観察することが大切になってきます。
友達の習い事を羨ましそうに思っていたり、兄弟のしているスポーツを少しやってみたいなと思っていたり、子どもが何かに関心を示していると少しでも気づいた時には積極的にやらせてあげるべきです。
子どもがあまり思っていることを口に出さなくて何を思っているのかがいまいちわからないという場合にはこちらの記事を参考にしてみてください。
3.どんどんチャレンジさせてあげる
親にとって興味が無いことであったり、将来役に立たないと思うようなことでも、子どもがやってみたいと思ったことは否定せずにまずはチャレンジさせてあげましょう。
また、どうせ続かないと思っても、子どもに興味を持ったことに挑戦させてあげる機会を創ることは大切です。「やっぱり違った」「もう飽きた」ということがあってもかまいません。興味を持ったことはどんどんやらせてあげましょう。きっと子どもの本当に夢中になれるものが見つかるはずです。
繰り返しになりますが、一番大切なことは、子どもが何に興味を持っているかを敏感に感じ取って、親が背中を押してあげられることです。
最後に
今回は子どもが夢中になれるものを見つける方法についてお伝えしました。
なかでも3つめのどんどんチャレンジさせてあげることが大切です。
子ども自身も自分が何に興味を持っているのかを理解できていないことが多いです。
そこで親が働きかけることで子どもの「少しやってみたいと思ってた!」「せっかくだしやってみようかな!」などの興味を引き出してあげられるとよいです。
簡単な働きかけで構いません。今日、何か一つ行動してみてください。
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今の子どもの成績に満足していない方は是非、じっくりとご確認ください!
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