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Disk Review from TAN KUN as guitarist of DAIEI SPRAY !

2020年春に2nd full album 「BEHIND THE WALL」を発表した東京のPUNK BAND " DAIEI SPRAY "。感傷を捨て去るかのように疾走するビートと、社会の不正義や矛盾に中指を立てる文学的なリリックのアジテーション。台湾や韓国でのショウやアメリカのWEBメディア「NO ECHO」にインタビューが掲載されるなどワールドワイドな広がりを見せ精力的に活動しています。今回ギターのタンクンに数々のパンク・ハードコアの名盤を教えていただきました!

"harDCoreインフルエンス大のUKパンクハードコアバンド"紹介させてもらいます。もっと沢山バンド紹介したかったんですが、長くなりそうですのでいくつか抜粋しました。80年代がメインになります。自分はバリバリ90年代から遅咲きでパンクロックにハマった人間であり、憶測妄想もありますので多めに見てやってください!

HDQ "YOU SUCK" 1987

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⇨DAIEI SPRAY物販でLP2枚組(CD付き)をディストロしてます

イギリスはサンダーランドのPUNKバンド。同じくサンダーランドのLEATHERFACEギターであるDICKIE HAMMONDを中心に結成。このアルバムは2ndですが、1stアルバム"Hung, Drawn And Quartered"のDISCHARGEなスタイルから大きなサウンドチェンジをしました。ギターのDICKIEはインタビューなんかでも公言してますが、当時DAG NASTYなどDISCHORDのバンドから大いに影響を受けたみたいです。このアルバムはDAG NASTYっぽさもあるけど、スピード感のあるリズムと湿り気があって且つキラキラしたギターフレーズが最高。個人的にはかなり影響受けました。そういえば当時HDQのローディしてたSERIAL BOWL RECORDS( DAIEI SPRAYアルバムのUK版リリースしてもらってます)のオーナーが言ってたんですが、DICKIE HAMMONDとの初対面は彼の家で、自分の風呂釜で作っている自家製ビールを出されたんだそうです(笑)。R.I.P DICKIE HAMMOND


BAD DRESS SENSE"GOODBYE…IT WAS FUN" 1987

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STUPIDSのエドを中心に結成されたバンド。これはモロRITES OF SPRING(DC)!しかも、けっこうモロです。全てのDCインフルエンスUK PUNK HARDCOREはこのバンドから始まった説もあります。STUPIDSのリーダーTommyも何度かアメリカに渡り、ワシントンDCまでライブ見に行ってたみたいですしね。


VISIONS OF CHANGE "VISIONS OF CHANGE" 1988

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80年代に活動していたUK HARDCORE PUNKバンド。THE DEPRAVEDより名前をVISIONS OF CHANGEに改名しメロディックなサウンドにチェンジをします。このバンドはSCREAM(DC)からの影響大と思われます。実際SCREAMのユーロツアーの時、THE DEPRAVEDと対バンしたらしいです。最高!


Mad At The Sun "Hot Snow Falling" 1990

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Annaliseのボーカル・Edmunds、とベース・Davidが、若かりし頃(1988年くらい)に参加していたバンド 。88年から89年の間に録音されたデモ3作が2003年リリースされました。FUGAZIがこのバンドを好んで聴いていたって話は本当でしょうか?確かに元GENERATION Xのメンバーにより結成されたPOST PUNKバンドのEMPIREが共通項として挙げられます。FUGAZIはEMPIREからの影響大だと思います。


JADED EYES "CALL OF THE VOID" 2020

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⇨DAIEI SPRAY物販でLP(CD付き)をディストロしてます

UKスラッシュハードコア"VOORHEES"のメンバーRichとSteveが結成したエモーショナル・ハードコアJADED EYESの2020年作3rdアルバム。アグレッシブなボーカルがのった激熱なエモーショナルハードコア。JADED EYESのバンド名はもちろんワシントンD.C.のGOVERNMENT ISSUEの名曲から名付けられてるわけですが、個人的な旅行でD.C.に行った時に、GIのボーカルであるJohn Stabbに彼らの存在を伺ってみたところ『知ってるよー!前からずっと気になってたんだよね!』と言ってたのが印象的でした。RIP. John Stabb





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