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Interview : Monkey in Yellow in November 2020.

ベッドルームで脳内から泉のように湧いてくる想像・妄想・衝動を、極彩色のメロディ&アレンジで際限なく表現するソロプロジェクト「Monkey in yellow」。その音楽に向かう情熱は、東京と静岡2つの地にそれぞれサポートメンバーを向かえる態勢を整え、日本各地で爆発的なライブパフォーマンスを行っています。イマジネーションをフィジカルで体現する熱い感情が迸るアティテュードは、いわゆる「宅録」のローファイやフォークを指向するソロアーティストとは一線を画す。音楽を作る喜びに溢れるバイブスがひしひしと迫るインタビューです!

▽こんにちは。新宿ナインスパイスの佐藤です。本日はよろしくお願いいたします。初めに自己紹介をお願いします。

高知生まれ東南アジア育ち
暗そうなやつ大体ともだち
宅録ポップ狂人ことMonkey in Yellowです。

血液型はO型
好きな昆虫はクワガタ
好かれるタイプは奥様方です。

昨年の夏までは静岡県は浜松で働いておりましたが、何を思ったか突然仕事を辞めて東京に引っ越してきてついこの間まで遊び呆けておりました。今は元気なく働いております。強く生きます。

▽清水さんのソロプロジェクトである「Monkey in yellow」の遊び心溢れる楽曲は、ベッドルームでじっくりたっぷりアイディアを練り想像を膨らませて作られている姿が浮かぶのと同時に、ライブでパフォーマンスを爆発させるための昂ぶりやワクワク感も同居しているように感じています。

静岡と東京それぞれにサポートメンバーがいて、日本各地でショウを行える体制を作っている行動力もパフォーマンスへのモチベーションの高さとバンドサウンドへのこだわりを感じました。

清水さんはどのようなきっかけで活動を始めたのでしょう?

元々やっていたバンドが解散してもう二度バンドなんてやるものかと思っているときに大学のサークルの先輩のGi Gi Giraffe の曲を聴いたことがきっかけです。一人でもいい音楽は作れるんだという大切なことを教えてくれました。

それで気づいたらアルバムを3本出してしまうくらいにはズブズブに宅録にハマってしまいました。

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しかし、ライブを一人でやるのは死ぬほどつまらなかったため、昨年からバンドを組んでライブをするようになりました。どうやら僕は自分にはない発想をいつも求めているようです。なので、バンドでは基本的にメンバーに自由に演奏させることを心がけています。例えそれが、一般的には間違っているフレーズであったとしてもです。

著しく曲の雰囲気を壊さない限り、僕にとってはそれが正解なのです。おまけにそのくらい不安定な方がお客さんも飽きないのではないかとも考えています。

そういった意味ではこの東京編成は最高です。

▽以前ライブを見た際に、様々なディストーションサウンドと奏法を駆使して爆裂するギタープレイにど肝を抜かされました!笑 僕もギターと歌をバンドでやっていることもあり、テンションの高いプレイとかっこよさにめちゃくちゃやられてしまいました。かなりのギターキッズかとお見受けしているのですが、清水さんのギターヒーローがいましたら是非教えていただきたいです!一人でも、何人でも大丈夫です。

実のところ、ギターヒーローという存在が嫌いです…すみません…
強いて言うならBUMP OF CHICKEN藤原基央とRadiohead OK computer以降のジョニーグリーンウッド(もしあれをギターと呼んでいいのであれば) でしょうか…一人に頼りきりのバンドよりも全員が「全員殺す」って迫力を持ったバンドが好きです。

The Jamとか初期The WhoとかThe Beatlesあたりは本当に素敵だと思います。

▽音源では様々な楽器の音が聞こえますし、ライブの音作りもローファイで柔らかい音色から爆発的なディストーションを使ったりとサウンドプロダクションの独自さと気持ちよさが僕はとてもMonkey In Yellowの好きなところです。企業秘密な部分もあるかと思いますが、レコーディングとライブにおいて「これは外せない!」という機材がありましたらご紹介いただきたいです。

思想の根底に「いまあるもので完結させる・鳴っている音(例えそれが悪音でも)をいかに活用するかを考える」という考えがありまして、「機材じゃねえ!」と言いたいところですが、それでは話が終わってしまうので、いま仮にレコーディング・ライブの真っ最中だったとして無くなってしまうと困るものを挙げます。

レコーディング
・GarageBand
・BR800(BOSSのMTR)
正直、この二つさえあれば僕の曲は完結します。

ライブ
・OCD(オーバードライブ)
・Blues Driver(オーバードライブ)
ド王道ですね……しかし、これさえあればなんでもできますし、逆に言うとこれしか使っていません…

▽2020年11月現在、コロナ下でライブパフォーマンスをすることが演者にもオーディエンスにも、以前のように自然に遊べるような状況ではまだありません。ただ大変な社会の状況だとしても、創作をしたり表現をすることは生きていくのにとても大切な役割があるなと僕個人はコロナ流行期間で改めて考えさせられました。

まだまだ不安な情勢は続きそうですが、これからMonkey In Yellowはどのように活動していこうとお考えでしょうか?

創作面ではコラボや、他の芸術との協力(この間はボードゲームの購入者特典として主題歌を一曲提供しました)ライブでは自分で企画を打っていく攻めのスタンスでいきます。売れる売れないとかよりも、自分やメンバー、関係者やお客さんがみんなで楽しくなるにはどうしたらいいかを考えられるようになりたいですね。

▽ありがとうございます。最後に読者のみなさんへメッセージをお願いします!

2021/1/23に浜松でイベントを打つので来れる人はぜひ!

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