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【ワントーーク!Rookies第1回】鳴海拓斗プロ

麻雀スクールOne Gameに関わるプロのお話を聞く『ワントーーク!』。
今までは3回にわたって講師陣のインタビューを公開してきましたが、『One Game』で学んでプロテストを受け、見事合格して活躍している新人プロのお話も聞きたい!ということで『ワントーーク!【Rookies】』として新人プロのインタビューもお届けします!(講師陣インタビューも変わらず更新予定です!)

第1回はOne Gameのスタッフとしても働いている鳴海拓斗プロ

鳴海プロは現在『第6期若獅子戦』出場中、11月10日にベスト8の放送対局を控えています。麻雀を始めたきっかけや若獅子戦ベスト8にかける意気込みなど、色々とお話をうかがいました!

鳴海拓斗
日本プロ麻雀連盟 39期前期
青森県出身 23歳
好きな牌は【8ピン】
好きな役は【一盃口】
鳴海拓斗🐶🎮@日本プロ麻雀連盟(@tkt0620)さん / X (twitter.com)


麻雀をはじめたきっかけはコロナ×Mリーグ


ーー麻雀をはじめたきっかけを教えてください

鳴海プロ:大学に入学したあとコロナ禍でリモート授業だったので地元の青森に帰ってたんですが、その時地元の友達と打ちはじめました。最初は点数どころか、何翻とか役もわからないまま打っていて、そんなところにABEMA TVで寿人さん(KONAMI麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手)がMリーグの試合で親の3倍満をあがっているところを見たんです。「麻雀見よう」という感じじゃなく、アニメとか観るためのABEMAでたまたま麻雀チャンネルを開いた、みたいな感じで。
そこで「あれ、おもろいな」となって、地元の友達と2万ずつくらい出し合って山積みの全自動卓を買って本格的に打ちはじめました。といってもそのタイミングでも点数計算はできなくて満貫以下は友達にやってもらって、役はMリーグを見ながら覚えました。

いつものスクールでリラックスした様子の鳴海プロ

「麻雀プロ」を意識したあさぴんさんと牛さんの一言


ーー初めてOne Gameに来たのはいつごろですか?

鳴海プロ:Twitter(現・X)であさぴんさん(朝倉康心プロ)と牛さん(齋藤豪プロ)の第一回の勉強会の告知を見つけて、抽選だったんで申し込んだら運よく当選して『One Game』に来たのが最初です。2021年の11月ですね。

ーーあさぴんさんと牛さん推しだったんですか?

鳴海プロ:推しは寿人さんなんですけど…(笑)。Mリーガーに会ってみたくて…(当時、朝倉プロはUーNEXT  Pirates所属)

久山校長:まだ麻雀プロの勉強会自体がそんなになかったですからね。Mリーガーだと余計に。

鳴海プロ:そこで「プロってかっこいいですよね」みたいなことを言ったら、お二人から「なればいいじゃん」と言われて…初めてそこで「プロになる」ということを意識しました。
その後、ちょっと冬の間は雪かきをしに青森に帰ってたんですが(笑)、2023年2月のプロテストを受けようと思って、その対策にと2022年の6月頃に再度『One  Game』に来たんです。そしたら久山さんに「夏受ければいいじゃん」と言われて…夏のプロテストは7月なので1ヶ月ちょっとしかないんですよ。

久山校長:その時まだ点数計算もできなくて、みんなでやってるプロテストの過去問もみんな70点80点取ってる中、一人だけ30点とかで。6月の段階でそれで7月プロテストで、どう頑張っても間に合わないよね(笑)。

鳴海プロ:でも受けろって言うから!(笑)

久山校長:でもかなり追い込んで、最終的にプロテスト受けるタイミングではみんなに追いついてたんですよ。追い抜いてはいないけど(笑)、肩並べるくらいにはなってましたね。

牌を見つめる視線は真剣です!

鳴海プロ:ほんと最初ここで麻雀の勉強をしはじめた時は、満貫と跳満の点数計算だけでフリー雀荘乗り込んでたレベルだったんですよ。

ーー四翻ないとあがらないスタイルですか(笑)

鳴海プロ:あがらないですね。
「点数計算できますか?」って聞かれて「できます」って言って卓に入るけどほんとはできないんで、東2局で条件とか関係ない中で、高めメンタンピンドラ1でリーチ打って安目のタンヤオつかない方だと点数わかんないから見逃して、タンヤオの方ツモって「ふぅ、20004000」みたいな(笑)

ーー「なんで見逃したの!?」ってなりますよね(笑)

鳴海プロ:周りザワってしてるけど、僕は心の中で「よっしゃーーあぶねーーあがったわーーーー」って(笑)。同卓者に「なんで見逃したの?」とか聞かれるとまずいので、目は絶対合わせないで卓だけ見て牌落としてましたね。

久山プロ:こんな感じのレベルからだったんで、最初の方の点数計算も「俺もうわかったっす!完璧っす!」って言いながらケアレスミスだらけでしたね。

鳴海プロ:「俺70符とは一生友達にはならない!」って言ってましたね(笑)。

久山校長:大抵何か一つ見落とすんですよ。
「タンヤオは?」「あっ!」「ピンフは?」「あっ!」「三暗刻は?」「あっ!」みたいな。

鳴海プロ:「久山さんこれ四暗刻だよね!」「鳴海くん、これソウズの2と4と6と8と發だから、緑一色もつくからダブル役満だよ」「そんな役出たことないもん!」とか言って(笑)。

久山校長:そんな感じからだったので、最初の方は『One Game』に来てプロテストの勉強をひたすらやってましたね。

ちょっと点数が良くなってきた頃の過去問
「解答用紙に『?』って書くやついる!?」by久山校長

プロテスト対策はスパルタ! 牌に触らず帰る日も


鳴海プロ:週末に来て、午前4時間くらいそこ(入口付近の机のスペース)で過去問して、午後は麻雀かなって思ったら午後も4時間そこで過去問をひたすら…僕多分、このお店最初で最後の麻雀牌一回も触らずに帰った人だと思いますね(笑)。
「過去問を解いて90点超えるまでは麻雀できない」っていうルールで、88点とかギリギリ足りないくらいで「まぁまぁ…」みたいな感じで流れというかノリで卓に入ろうとしても「ダメだよ」って戻されて…っていう感じでした。
当時プロを目指す人限定で「ひと月5000円で通い放題」みたいなのがあってそれで通ってたんですが、もはや電車の定期買った方が安いなっていうレベルで来てましたね。
それでもやっぱりちょっと足りなかったのか、2022年7月の39期前期のテストは受からなかったんですけど、その後『One Game』でスタッフとして働きつつ勉強を続けて2023年2月のプロテストで正規合格しました。なので一度落ちたものの、結果的には「39期前期合格」になりました。
(注:日本プロ麻雀連盟のプロテストの「期」は半年後に最終合格をすることを前提とした育成合格を基準に設定されているため、正規合格の場合は合格の「期」が1回分繰り上がる)

久山校長:最初の30点の時から伸びると思ってたから見てたところはありますけどね。負けん気の強さというか、一回決めると一直線というか。だから1ヶ月しか準備期間がなかった最初のプロテストに落ちた時もショック受けてたもんね。

鳴海プロ:1ヶ月で仕上げたくせに、落ちて「どうしてだよーーー!!なんで俺落ちるんだよーー!!育成なら受からせてくれてもよくね!?」って言ってましたね(笑)。

久山校長:それでも腐らず頑張ったもんね。

鳴海プロ:あんま負けるの好きじゃないんですよね(笑)。
でも本当に、『One Game』で働いているおかげでMリーガーの方とかに覚えてもらってアドバイスもらえたりとか、質問して答えてもらえたりとか、すごくいい環境で学ばせていただいてますね。
いろんな繋がりから色んな人に名前出してもらえたりとか、生徒さんとかに応援してもらえたりとか、本当にありがたいです。

見せてくれた麻雀勉強ノートは書込みでいっぱいでした

応援の力を感じるようになった若獅子戦


ーープロになって初めてのタイトル戦、第6期若獅子戦のベスト8が11月10日と目前に迫っていますが、意気込みはどうですか?

鳴海プロ:50%なので(卓内上位2位が勝ち抜け)運良かったら勝つな〜みたいな(笑)。ここで練習もやってるから60%かな〜(笑)。
連盟の先輩とかにもセットに付き合ってもらっているので、勝って恩返しできたらいいな、と思います。
若獅子に出るまでは「勝ってるのは俺のおかげ」「自分の実力で勝ちました」くらいに思ってたんですが、いざ出るとなってから「頑張れ」とか「大丈夫!」って言ってもらえるとメンタル状況よくなる感じがあって、「これが応援の力か」と思うようになって。
正直なところ、「応援の力ってなんやねん、形のない物の力なんてあるわけない」と思っていた側だったんですが、「これはあるな」と思うようになりました。
本当にファンの方の存在はありがたいな〜と思いながら、次も応援してもらうために勝ちます!

ベスト16開始時は「緊張してないです」とコメント
ベスト8戦でのコメントやインタビューにも注目です!

『One Game』は第二の実家


ーー鳴海プロにとって『One Game』はどんな場所ですか?

鳴海プロ:「家」ですね。東京の、第二の実家。
練習場所でもあるし仲良い人が集まる場所でもあるし。

ーーお父さん(久山校長)いますしね。

鳴海プロ:そうですね(笑)。

久山校長:今でこそちょっと大人になってるけど危なっかしい子ですよ(笑)。

ーー『One Game』に行ってみようかな、と思っている方にメッセージをお願いします。

鳴海プロ:こんな感じでゆるい、初心者にも優しいところなので、一度来てみるといいと思います。いつでもお待ちしています!


若獅子戦ベスト8まで残すところあと3日!
鳴海プロの熱い闘牌は日本プロ麻雀連盟の公式Youtubeチャンネルで見られます。(第1戦のみ公開、2戦目以降はメンバーシップ限定)
是非是非応援よろしくお願いいたします!

https://www.youtube.com/live/7mKg417zluU?si=wX81nb_Xzq5t2kZC

そしてまだ『One Game』に来たことのない方も、来たことのある方も、是非是非鳴海プロに会いにスクールに足を運んでみてくださいね。

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↓以下有料部分では、インタビューこぼれ話を収録しています↓

インタビュー開始時の鳴海プロの様子と、
盛り上がりすぎてもはや雑談になってしまったエピソードを収録します⭐︎
久山校長秘蔵の写真付き♪
!注!ゆる〜いエピソードしか載っていません!

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