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「悔しい」と向き合い続けた3ヶ月。

ずっとなりたかった文章に携わる仕事を始めて早3ヶ月。今は「楽しい!」というよりも、悔しい気持ちばかりが募る日々。でもこの仕事ができていることはやっぱり嬉しいし、もっと伝わる文章が書けるようになりたいと思う。

そんな始めたばかりの3ヶ月で指摘された内容&感じたことを備忘録として書き記しておきます。

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・素材以上の文章はできない
今まではインタビュー記事がメインだったけれど、ホームページやパンフレットなどの仕事も増えてきて、その中で言われた言葉が「素材以上の文章はできない」だった。原稿を出した直後にライターゼミで田中さんの講座を受けて、学習したはずだったのに結局指摘されて。改めて一次資料にあたることの重要さを思い知ったとともに、調べて書く作業に苦労した仕事だった。調べてても調べても終わらないし、調べたうえでどの情報を入れたら良いのか、どう組み合わせたら良いのかに苦心した。でも田中さんが講義でおっしゃっていたことを実務で感じることが出来た仕事だった。

・思考を深める
よく言われる言葉だし、文章を書く上で必要なスキルだとライターになって実感する。とはいえ、思考をどう深めればいいのか、何をどう考えていけばいいのかがわからなかった。そんな中言われたのが、多角的に捉えること。そのモノが社会的にどう位置づけられているか、どんな意義があるのか、過去や未来、意思や環境によってどんな作用があったのか。モノのまわりにある事象を俯瞰して捉え直してみること。まだまだ全然できていないけど、これを聞いてから少しだけ考える糸口が見えるようになった気がする。

・仕事量とスピードの把握/失敗談
私にとって初めての仕事量で一人でテンパって多大な迷惑をかけてしまったりもした。自分の執筆スピードを把握できずに相談すら間に合わなかったことが原因だと思う。原稿の直しとかメール電話対応とかちょっとしたことで時間を取られることもある。こうしたことも考慮しつつ、これからは余裕を持って計算した上で急ぎの仕事は進捗を随時報告しながらやっていきたい。

・丁寧な仕事&先を見据えた動き
今までは「新人に出来ることなんてないんだから、スピードだけは心がけよう」と思ってやってきたけど、もっと「丁寧に」進めていくように少しだけ変えてみようと思う。もちろんスピードも大切にしながらだけど、反射で返信ではなく、一度落ち着いて「こう伝えたら相手はどう思うんだろう」を考える癖をつけたい。相手が何を望んでいるのか、これからどう動いていくのか、その上で自分はどう発言・動けばいいのか。社会人として当たり前のスキルだけど改めて心がけるようにしていきたい。

・取材対象者の雰囲気まで伝える
久しぶりに一緒に取材に行って先輩が書く→見せてもらうという機会があった。書いた人の癖や言い回しが完全に消えていて、インタビューされた人がそのまま話をしているような文章だった。

と思っていたらこんなツイートを見て、私のライターとしてできるようになりたい像は完全にこれだ!と思った。

で、先輩の文章は完全にこれで「目標の人と一緒に仕事ができているんだな」と改めて思ったと同時に、それが生かされていなくてただただ悔しかった。

この差は何をしたら埋まるんだろう?と日々考えているんだけど、今の私には一般的なことしかわからなくて。

・語彙力を増やす。
・表現の幅を増やす。
・ひたすら真似して書く。

一つ一つやっていくしかないと頭ではわかっているはずなんだけど、やっぱり焦ってしまって、毎日悔しくて情けなくて申し訳ない。見本の文章を読みながら書いているのに、全然追いつかなくて。何度直しても似つかなくて。むしろどんどん離れていって。どうしたらいいんだ!と発狂したくもなる。

もう3ヶ月。始めた当初はもっと劇的に変わっているんだと思っていた。でも何かできるようになったとは到底思えないし、毎日できないことばかりで萎縮してしまう。でももう下と後ろは見ない。上は時々見上げて目標を見据えながら、目の前の仕事を最大限丁寧に誠実に向き合っていきます。

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