見出し画像

【スウェーデン/ストックホルム】美しい市立図書館を目の前に。

オスロからストックホルムまでは高速バスで向かう。WiFiもあるし、電源もあるし、シートは日本より1.5倍広いし、完全に住めるレベルできれいだった。

バスが駅に到着した。天気は晴れときどき曇り。雨だらけのオスロを経験したからか雨が降っていないだけで嬉しい。

駅を背にホステルの方向へと歩き始めた。重たいバックパックを背負いながら、目線を上にやると、欧米人・アジア人・アフリカ系の人。様々な国の人が歩いていた。オスロから一気に変わった世界に世界遺産をみたときとは違うワクワクを感じた。

歩いて30分のホステルへ到着すると出迎えてくれたのは、30代後半くらいの女性のスタッフさん。共有スペースには中南米のカップルが一組いるだけだった。女性ドミトリーへ案内され、荷物を置いてベットへ横たわる。もう一度起きる気力がなかったので、しばらくそのままでいた。やはり一人旅は思っているよりも気を張っていなきゃいけないからだろうか。小一時間は動けなかった、動かなかった。

気力を振り絞り、ようやく身体を起こす。ストックホルムへの道すがらで調べた市立図書館へと向かった。

【ストックホルム市立図書館(Stockholms Stadsbibliotek)】

モダン建築の巨匠エリック・グンナール・アスプルンド(Erik Gunnar Asplund)が設計したことで知られる市立図書館。世界中から観光客が訪れる場所らしい。

オレンジ色の特徴的な建物が目に入る。一度通り過ぎてしまうものの、地図と現在地を見比べていると、やっぱりあの建物らしかった。

階段をのぼり、少し重たい扉を開ける。またそこには階段があった。ゆっくりと階段をのぼると、少しずつテレビでみたことのある景色が見えてきた。

「これは.......!」

360度本に囲まれた空間、足元から天井までぎっしり詰められた本。ハリーポッターに出てきそうな、現実とは思えない場所だった。

一番高いところまでのぼり、通路に沿ってぐるっと一周してみた。スウェーデン語なのか、ほとんどは読めない言語。こんな図書館があったら、毎日でも通いたくなるなとストックホルム市民を羨ましく思う。(とはいえ、最近地元の図書館に行ったら意外と品揃えが良くてびっくりしてしまったのだけれども)

英語の本もたくさんあったので、少しだけ読んでゆっくりする。ノルウェーではずっと駆け足で「早く移動しなきゃ!」と焦っていたから、こんな風に時間を過ごせる時間は久しぶりだった。

ひとしきりゆっくりして満足したので、図書館を出てバックパッカーのお財布の味方、マクドナルドへと向かう。サラダが食べたいと思い、Wラップ?(薄手の生地でサラダを巻いたやつ。名前忘れてしまった)を注文。WiFiを手に入れ、ストックホルムの観光地を検索。

10分くらいの滞在でそそくさと退散。ホステルへ戻って、同室の子と少し話して早めに就寝。ストックホルム1日目が終わった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?