事業共創プロジェクトの専用ホームページがオープン！スタートアップと大企業が出会える

－7月に専用ホームページがオープンしましたが、これまでの活動やこのプロジェクトへの想いを教えて下さい。

小田：2020年から先行開始したプロジェクトでは、デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社の協力の元、ONE JAPAN加盟団体の所属企業(以下、ONE JAPAN企業)メンバーに向けたピッチイベント「出張版Morning Pitch in ONE JAPAN」の開催や、プロジェクトチームによるその後の伴走支援などを通して、6つの共創事例が生まれました。この経験を踏まえ、より多くの共創機会を常時提供することで、社会に新しい価値が継続的に生まれると考え、本プロジェクトを本格始動することにしました。今後この活動を通して、さまざまな業界や会社が連携した新たな価値創出が当たり前にできる世の中にしていきたいと思っています。

－専用ホームページにはどのような機能があるのでしょうか。
小田：55社あるONE JAPAN企業のニーズを収集し、ホームページに掲載しています。ホームページからエントリーして頂いたスタートアップの情報を精査し、ONE JAPAN企業とのマッチングを行っていきます。

－スタートアップにとってどのようなメリットがあると考えますか。
小田：私自身、昨年度はAIのスタートアップに出向し、さまざまな業種業界の企業へ営業を行っていました。アプローチを行いたい企業と繋がりを持つために、1社1社連絡を入れたり、知り合いに紹介頂いたり、自分の会社を知ってもらう最初の一歩に、膨大な時間が掛かっていました。また、ピッチイベントへの参加なども行いましたが、期間やアプローチ先が限られていました。そのため、今回の事業共創プロジェクトのように継続的に幅広い企業に自分たちの会社を知ってもらえる機会は、スタートアップ側にとっても良い機会にできるのではと考えています。

ピッチ機会の提供や共創検討を支援

－共創のためにどのようなサポートがあるのでしょうか。
小田：専用ホームページよりエントリー頂いたスタートアップの情報は、ONE JAPANメンバーに展開して共創希望を募るだけでなく、プロジェクト事務局としてONE JAPAN企業との事業共創が見込めると考えられる場合は、ニーズに沿った企業との個別のご紹介やONE JAPANメンバーが揃う会議でのピッチ機会をご提供させて頂く予定です。その後、マッチングした企業の商談セットから、必要に応じて共創検討まで支援させて頂こうと考えています。専用ホームページを立ち上げ後、すでにスタートアップの皆様から応募を頂いています。共創を希望する業界以外にも活用出来そうな技術やアイデアをもったスタートアップが数多くあり、さまざまな業界へアプローチが出来るこのプロジェクトは有益にできると確信しています。

－事業共創プロジェクトの今後の展望について教えて下さい。
小田：本プロジェクトは、「オープンイノベーションという言葉がいらない世界をつくる。」をコンセプトに運営しています。今後、当たり前のようにスタートアップとONE JAPAN企業の誰もが適切な事業共創を推進することでき、多くの共創事例が生み出されていくことを楽しみにしています。そのためにも、プロジェクトチームの運営や支援の方法については、スタートアップ側の皆様のご意見もお伺いして、より良い形を目指していきたいです。

取材を終えて

ONE JAPAN事業共創プロジェクトの本格始動にあたり、プロジェクト内容やプロジェクトへの想いについて、メンバーの小田将輝さんにお話をお伺いしました。これから、事業共創プロジェクトの進捗について、各メンバーへのインタビューを通じて随時ご紹介していきたいと思います！

インタビュー・編集・撮影：竹内友里 （東洋製罐グループ/ワンパク）

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