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石鹸シャンプーへの切り替え


『自分の髪はワンネス石鹸で洗うことができるのか?』

現代の美容事情からしますと、いきなり石鹸シャンプーに変えてもいい結果が出ません。
ほぼ全滅です。

ではどのようにしたらいいか?

まず始めに、

大事なのは髪の履歴

カラーやパーマ、縮毛矯正といった、いわゆる美容室のケミカル施術を受けていますか?

たとえばパーマをかけて一年経っていたとしても「一年前だからもう無いよね」とは、ならないのです。カールやウェーブはすっかり無くなっていたとしても、髪に履歴は残ります。

カラーもです。色がすっかり抜けてしまっていたとしても、染めた事実は消えません。

髪を切ってその部分が無くならない限り、履歴は残り続けます。

ケミカル施術は髪の表面だけでなく、髪の内部を変質させます。

生卵を茹でたら茹で卵になり、それはもう生卵には戻らないことと同じなのです。


今まで、何のシャンプーで洗っていましたか?

・市販のシャンプー
・サロンで購入したシャンプー
・他社の石鹸シャンプー
・ハーブ、ふのり、塩、小麦粉など
・湯シャン
・洗わない

問題は「市販のシャンプー」「サロンで購入したシャンプー」です。
どのようなタイプなのか様々ですが、髪がしっとりサラサラになっていると切替に時間がかかります。
軽やかサラサラでしたら、切替可能です。


「しっとりサラサラ」は髪にたくさんの保湿剤を含んでいます。

油がついていたり、保湿剤がたっぷりついている髪は、普通では泡立ちにくいので泡立つ機能の界面活性剤も強くなります。
強くなると洗いすぎにより髪の内部は骨抜きにされ、そこに保湿剤がたっぷり入ります。
悪循環です。
美容室に行くと「サロントリートメントをしませんか」と追加メニューを勧められるタイプです。


ケミカル施術を受けて、さらにしっとりシャンプーを使っていると変質した髪の内部に保湿成分が詰まっています。

こういった髪に、ワンネス石鹸でシャンプーしてもまったく泡立ちません。
「泡が立たない」ということは「洗えていない」ということです。

「泡」は汚れを落とすパワーの持続力を表します。
泡立ちが大事です。
泡が立たないのは、石鹸が負けているのです。

泡が一瞬モコモコしても、すぐに消えてしまう時は…汚れや油、保湿剤といったものに負けています。
カラーやパーマといった薬剤施術をしているとその部分だけ泡立ちません。

石鹸に切り替える前の1ステップ


こういったシャンプー/トリートメントを使い続けた髪の人がワンネス石鹸への切替は時間がかかります。

しっとり系シャンプー/トリートメントは止めましょう。

まず、サラサラ系のシャンプー/トリートメントに変えてください。
選ぶ時のキーワードは「ノンシリコーン、自然派、サラサラ、素髪」などです。

サラサラ軽やかな仕上がりに変われば第一段階成功です。
とりあえず、一本、使ってください。

サラサラ系のシャンプー/トリートメントに変えたけど、サラサラ軽やかにならず、バサバサゴワゴワになるようでしたら、長期戦です。
今までシャンプー/トリートメントに含まれる保湿剤で髪を綺麗に見せていたものがなくなったので、髪本来の傷みが露出してきています。


皮脂は最高の美容液


シャンプー/トリートメントに頼れない時に髪を守るのは…皮脂です!
自分が自分のために出す皮脂は最高の美容液です。

「皮脂を落としすぎない」ようにしてください。

毎日シャンプーしていたら、シャンプーするのは1日おきにしてみましょう。
もう1日はお湯だけですすぎ洗う「湯シャン」または濡らさない、洗わない。


皮脂は1時間に1cm分、頭皮からじわりと出ます。

あなたの髪の長さはどのくらいでしょうか?
頭皮から髪を伝って毛先まで到達するのにどれくらい時間がかかるでしょうか?

女性のショートヘアでしたら20cmくらいでしょうか。
1日24時間、毛先までしっかり到達したところでシャンプーしてリセットされますね。

セミロングは?
30cmくらいでしょうか。
1日24時間で24cm分の皮脂が出ていても毛先まで到達してないですね。
もし毎日シャンプーしていたら、毛先6cmはずっと皮脂という最強の鎧を着ずに戦っているようなものです。
それは、傷みますよね。

ロングヘアは?
言わなくてもわかりますよね。

髪の長さに応じて、何日に一度のシャンプーが最適なのか考えてください。
毎日シャンプーしていたのに、洗うなと言われても難しいかもしれません。
シャンプーする日、しない日は湯シャン、交互にしてみてください。


髪は自ら髪の汚れを落とすことはできません。
皮膚のように角質となって剥がれることはしませんよね。
髪についてしまったものは自力で落とせません。「洗いたい」と思ったら洗ってもいいですが、一日中家にいてさほど汚れていないなら「洗わない、濡らさない」という日もあるといいですね。


シャンプーした方がいいの?


水はふんだんにある日本です。
湿度も年々増しています。
自然環境は減り、空気中に漂う排気ガスなどの油や埃は地に落ちることなく舞い続けます。

髪はそれらを吸着してしまいます。

シャンプーすべきか、どのくらいのペースでシャンプーするべきか。

その人の生活環境、仕事、髪質、肌質、全てを考慮して、その人のシャンプーペースを見つけることは、どのシャンプーを使っていても考えるべきです。


皮脂が大切なのはわかった。
シャンプーの頻度も変えた。
でも髪はなかなか改善したようには見えません。

多分、悪化したとしか感じていないでしょう。
これがいつまで続くのか不安になるかもしれません。

この、不安で不安定な時期を短縮する方法があります。

天然100%ヘナで髪を染めることです。


白髪染めをしているならヘナに変えてください。
白髪染めの必要がないなら髪質改善としてヘナをしてください。

ポイントは「天然100%ヘナ」です。
白髪はオレンジ色になります。
インディゴを混ぜると少しゴワつきます。
まずはヘナだけでやってみてください。


なぜヘナがいいのか?

ヘナは髪の中の余計な油を押し出してくれます。
シャンプー/トリートメントの保湿剤も外に出してくれます。
そして、髪の表面に少しずつ入って修復してくれます。
イメージは傷んで開いた穴を埋めてくれています。
大きな穴は入りやすいけど出て行きやすいです。
ヘナの色落ちです。

ですが、回数を重ねると少しずつ穴を埋めていくので大きな穴はだんだん小さくなっていきます。
ヘナの色落ちも少なくなっていきます。

ヘナは髪の内部も表面も修復してくれて、余計な油や保湿剤を出してくれます。

ヘナは普通のカラーと比べて時間がかかります。
ヘナのメーカーにより、2〜3時間かける方がいいと言っているところもありますが、それだったら1時間を3回した方が効果は出ます。
髪を改善させるには回数が必要です。
できるペースで何度でもヘナしてください。

目安は3か月です。
シャンプーを変えて、ヘナをして3か月後、髪がどのように変化しているでしょうか。

その間は、どのペースでシャンプーしているか、何度ヘナをしているか、どのような髪のお手入れをして3か月を過ごしたか大きく変わります。

天然100%ヘナを何度か続けると、髪が変わってきたことがわかると思います。

実感できるようになったら、やっと石鹸シャンプーの出番です。

ヘナを始める前に試してみた石鹸シャンプーの洗い上がりとは比べ物にならないくらい、しっかり洗えてギシギシもせずバサバサもせず、ねっとりもせず、髪はまとまりよくサラサラになっていませんか?

すぐに改善するわけではないけど、ちょっとずつ、髪の基礎体力は上がります。


マイナスだった髪をゼロまで育てたら石鹸シャンプーの出番です。

髪に合う石鹸シャンプーは髪を傷めることはありません。

『髪をマイナスにしない』健康的な髪を維持するのに大事なことです。

髪を育ててくださいね。



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