山本由伸への期待と不安/アナリスト宮下博志インタビュー
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日本時間12月28日、ドジャースはオリックスからポスティング制度を利用して移籍を目指していた山本由伸との契約を発表した。その契約総額はなんと12年3億2500万ドル。大谷翔平を除くと投手歴代最高額である。NPBで3年連続MVPを獲得するなど、圧倒的な存在となった山本。MLBではどれほどの活躍が期待できるのだろうか。DELTAアナリストの宮下博志にインタビューを行った。
大谷やダルビッシュ、田中に比べてどれほどか
――山本投手は大谷翔平選手と同じくドジャースへの移籍となりました。12年3億2500万ドルと莫大な額での契約となりましたが、どのような感想を持ちましたか。
宮下:投手の歴代最高額ですね。ただこの額の大きさは、山本投手の若さ、またそれによる契約期間の長さによってもたらされたものと認識しています。能力はもちろん高いですが、それがMLBで最高レベルと見られているわけではないと思います。
――NPBでは圧倒的な存在だった山本投手ですが、MLBだとやはりそうなるんですね。
宮下:はい。未知数な部分はありますが、NPBでのスタッツからある程度想定は可能です。過去にMLBに挑戦したエース投手と比較すると山本投手は特別な存在というわけではありません。
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