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ゲームミュージック・ロイヤルランブル #5「"FINAL FANTASY XI"Original Soundtrack Limited Edition」

伝説的オンラインRPG、ファイナルファンタジーXIです。主な作曲者は植松伸夫さん、水田直志さん、谷岡久美さんです。

ヘッダー写真のこれ、オープニングムービーの映像が収録されているDVD付き特別版。スゴイ。まさに金屏風。この凄まじいイラストが世界地図になっていて、当時はまだ実装されていない南国の島や砂漠地帯も描かれており、見たこともないモンスターもいる。自分はまだ地元でヒイヒイ言ってレベル上げをしているけど、いつかこの危険地帯へ辿り着いてやるぜ! と素敵な野望を抱かせてくれるアートでございます。

実家のような安心感

このゲームのサービス開始は2002年。2020年になった今でも元気にサービスを続けている。18年もやっているのだ。自分も2002年から10年ほど遊んでいた。10年も同じゲームをやっていたらその音楽も身に染みついている。仲間との集合場所にしていたル・ルデの庭の「Ru'Lude Gardens」、拠点ジュノの「The Grand Duchy of Jeuno」、故郷バストゥークの「The Republic of Bastok」あたりを聴くと実家のような安心感がある。オンライン専用なのでサービスが終わってしまったら、もうサントラ以外で音楽は聴けなくなってしまうのが寂しい。

ピックアップ:「Awakening」

実質ラスボスである闇の王のバトルテーマ。闇の王へ辿り着く流れは非常にドラマチックで、北の果ての誰も立ち入らないような氷河地帯(途中のザルカバードの曲「Xarcabard」は悲劇と禁断の地の趣きがある名曲)を進み、いかにも悪い奴が住んでいますと言わんばかりの城に入り、雪が降る静かな廊下を歩いた先に、闇の王が待っているのだ。この曲はいかにもファイナルファンタジーのラスボスといった曲で素晴らしい。後半の勝利の希望を感じさせるパートが最高でございます。

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