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Onigawara316 vs Best Game Of The Year 2020

2020年が終わろうとしているので、今年の最強のゲームを決める。これは自分が毎年やっている神聖儀式だ。

ノミネート作品

今年はあまりゲームを買わなかったかもしれない。去年買って積んでいたやつを崩したり、長く遊べるようなやつをどっぷり遊んでいたからだ。

Pokémon HOME

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去年の暮れから今年の明けあたりまではポケモン漬けだった。ポケモン剣盾は去年の自分のゲームオブザイヤーのグレートゲームで、ダイヤ・パールぶりの対人戦もやっていた。Pokémon HOMEを通じて十年以上苦楽を共にしてきたポケモンを現代に持ってきて活躍させることができるのは、なかなか凄いことだと思う。プロレスでいうところの「あのレジェンド選手が復帰!」ってやつで、それで現役バリバリの若手と試合できるのだ。昔育てていたポケモンがいま能力値を見ると「まあまあ」とか「ふつう」とかばかりで全体的に残念なのがなんだか笑えてくる。だが楽しかったのだ……

あつまれ どうぶつの森

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今年を代表する怪物ソフトだ。世界的な巣ごもり需要の助けになり、恐るべき売り上げを出した。みんなも毎日ライフワークのようにやっているだろうし、たった今も年越しイベントのために世界中がこのゲームをやっていることだろう。自室だけでなく外にも家具を置いたり川や段差といった地形までいじれるようになったのは開拓スピリットが刺激されて非常に楽しい。風船から出る季節もののレシピは店売りしたりもうちょっと緩和していただけるとな。

Fallout76 Wastelanders

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Fallout76自体は2018年発売の2年前のゲーム。発売当初はちょっと不具合が多く色々と言われていたが、今年の4月の大型アップデートで人間NPCが現れ、コンテンツや装備が増え、バグもあるが、魅力的なFalloutになって生まれ変わった。これはひと昔前のオンラインゲームだったら有料の拡張ディスク並みのボリュームだ。それが無料のアップデート。これ以上無様な真似はできんという開発の気概を感じる。アップデート以前は淡々と音楽が流れていただけのアパラチア・ラジオからパーソナリティの声が聞こえてきたときに「おお……人だ、生きている人がおる!」と廃墟に住んでる世捨て人みたいなリアクションをしたことはいい思い出。

アンリアルライフ

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ビジュアルがとても美しかったので買った。記憶喪失でサイコメトリー能力のある女の子のハルがAI信号機と協力して夜の街を冒険する。全体的に画面が青くて不安な気持ちになるが、協力者はみんないい奴だし、信号機もかわいい。ハルもここぞという時にガッツを見せる真の女子であり、クライマックスでは熱い展開もある。SwitchのHD振動機能がとんでもなくいい仕事をしており、例えば鉄板、鉄の板の上をカンカンと音を立てて歩いている感が本当に凄いのでSteam版もあるがここはぜひSwitch版をやっていただきたい。夜寝る前に布団にこもって遊ぼう。

ワンフィンガーデスパンチ2

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自分が愛してやまないゲーミング・ドラッグことワンフィンガーデスパンチ2(愛称:デスパン2)については発作を起こして書き殴った記事があるので参照してください。今ならPS4版もあります。やってみろ、飛ぶぞ!

メタルマックス ゼノリボーン

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賛否両論あったゼノ(ぼかぁゼノ好き!)が異例のスピードでリメイクされた。発売延期は何度かあったが、それもクオリティアップのためだと信じていた。が、正直、ちょっと今回は厳しい箇所が目立つ。ただでさえ薄味だったストーリーはバッサリとカットされほぼ無くなり、クルマの改造も固定装備やシャシー特性の廃止により無個性化が進み、楽しい箇所が無慈悲に削ぎ落とされてしまった。クルマでザコを相手にするのにも「装備を選んで狙いを付けて発射ボタンを選んでようやく戦闘開始」と相当面倒くさい。エンジンを改造して店売りするだけで黒字になる錬金術やラスボスを倒しても何故かエンディングに入らないなど不具合も目立つ。ラスボス(1分ぐらいで倒せる)、自分は3回ぐらい倒してようやくスタッフロールが出た。ウ~ムムム……ゼノでも乗れたがロンメルゴーストのカッコ良さは認める。だが固定装備無くしたのは許さん! 来年はメタルマックス30周年だそうだ。頼むよ!

Orangeblood

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超クールな開発 がRPGツクールで作った超クールなRPG。めでたくコンシューマ機に移植された。ドットの描き込みがハンパ無く、ニュー・コザの街並みは汚くも美しい。そこら中にある買い食いポイントで無意味に焼き鳥を食べたくなるし、「食券を買って受付に渡して食事を受け取り着席して食べ終わったら返却口へ返す」の流れを自分で行う食堂はひと仕事終わるとつい寄りたくなる。戦闘部分はかなりピーキーになっており、ザコ戦はかなり楽だがボス戦は気を抜くと一瞬で全滅する。本作を遊んだ人は誰もがうなずくゲームバランス破壊者であるヤザワの存在といい、この強力なさじ加減は意識してやっているのだろう。この荒々しい作りはかなり好み。

Cyberpunk2077

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尊敬する逆噴射総一郎先生が2077年にならないと発売しないんじゃないかと危惧していたサイバーパンクゲームが遂に出た。自分はニンジャヘッズなので迷いなく飛びついた。まだメインシナリオをクリアしていないので多くは語れないが、サイバー都市を闊歩できるオープンワールドゲームというだけで最高でございます。よく強制終了してHOME画面に戻されたり落ちてる物がぜんぜん拾えなくなったりするがそれ以上に内容が魅力的。ゴロウ・タケムラ=サンがなんかかわいくて好き。

Dicey Dungeons

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Switchに移植され、面白そうだったのでやってみたらとんでもなく面白かったサイコロRPG。サイコロで戦うのである程度の運も絡むがカードデッキのように組む装備で出目をかなり操作できるので、実力も試される。1ターンでどれだけ最適な行動ができるか考える必要があるのでパズル的要素もあるか。そこに加えて操作するキャラによってルールが変化し、プレイ感覚も大幅に変わる。そして何より音楽が良い。年末に大当たりを引けた。

買ったけどあまりやれてない、もしくは未プレイの者たち

ゼノブレイドDE(未プレイの完全積み、まあ絶対面白いよね)

Crown Trick(一回やったがちょっと疲れるので保留)

風来のシレン5plus(あまりやれてない、でもやっぱおもしれ~)

去年買ったが今年終わらせた者たち

Baba is you(ゲームデザイナーズ大賞おめでとうございます)

アライアンス・アライブHD(開発のRPG愛が凄い。めちゃ面白かった)


2020年のBestGameは……



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Fallout76!! 正確には今年発売のゲームじゃないが……今年生まれ変わったから! そして、今年最もしゃかりきになって遊んだゲームだったから! 2020年最強ゲームの座を与えよう! あの問題作をここまで鍛え直した開発はえらい! さあ、きみもがらくたを集めて、悪党を射殺して、放射能まみれのメシを食らい、家を建ててサヴァイヴせよ! 今のアパラチアはすげえ楽しいぜ!

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