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ゲームミュージック・ロイヤルランブル #2「ルドラの秘宝 オリジナル・サウンド・ヴァージョン」

HELL-O(こんにちは)! さあ、これからは入手順や発売日順ではなく、目についたものからやる。あと、前回言い忘れたが自分は音楽のことについてはちっとも詳しくないので、このロイヤルランブルはゲームや収録されている曲の思い出とかそういうやつになるだろう。これからも……。今日のルドラの秘宝はスーパーファミコン末期に発売されたスクウェア社の傑作RPGだ。作曲は笹井隆司さんです。ロマンシングではないサガ3やミスティッククエストの人です。

58曲入っていてディスク1枚なので戦闘曲以外はループが無い。短いものは1曲が1分にも満たなかったりするのでちょいと早足な構成だ。2枚組にして1ループにしてほしかったな、でもそうすると価格が高くなってしまってマーケティング的によろしくないんだろうな、と感じるのはゲームサントラあるあるだ。廃盤になってしまい入手困難だったが現在はitune等でダウンロード版がお手軽に購入可能。いい時代になったものだ……。物理CD版の強みはジャケットの「ガラス球にロン毛男を閉じ込めたおっさん」のイラストにクリアした人がアーッこれは、となり、ライナーノーツの出演キャラ達によるちょっとしたショートストーリーにホッコリできる点。

主人公のテーマ

今作は4人の主人公にそれぞれにテーマ曲が用意されている。フィールドに出るとかかるやつですね。そんでもって主人公がボスと戦う時にはそのテーマがアレンジメントされたやつになるんだが、それがもう全員チョーカッコイイ。全員チョーカッコイイのだが、特に紅一点のリザ(タフで強いので精神的には真の男)の静かな使命感溢れるテーマ「Crime of Heart」がボス戦になって激アツの「The Flame and Arrow(リザの使用武器は細剣と、弓矢!)」になるの最高じゃないですか!? エンディングのスタッフロール「Beyond the Rising Moon」も主人公のテーマのメドレーになっていてこれも素晴らしい。ドラクエ4もエンディングで皆のテーマがメドレーになっていたね。どちらもちゃんと映像と音楽がリンクしているのですよ。こういう演出はたまらんです。

ピックアップ:「Waiting for the Moon」

賑やかな街のテーマ「Parade」が夜になると祭りのあとの哀愁と街灯が似合う曲「Waiting for the Moon」になる。本作は残り数日で人類滅亡待った無しの終末状態、だがそんなことを知っているのは主人公達と一部の偉い人ぐらいで、街の人々はほとんど知らないし気にしちゃいない。お店も平常営業だ。なんてこった、今のリアルの自分の悩み事なんて本当は大したことないんじゃないか? と感じさせられた。サントラではループが無いのが本当に惜しく、ゲームを起動させてゆっくり聴いていた。

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