2021年が終わろうとしているので、今年の最強のゲームを決める。これは自分が毎年やっている神聖儀式だ。が、今年は今年発売のゲームをほとんどやっていない。2021年発売で今年買ったのは、

NaritaBoy

　クリア済。タイトルの強さとPVの良さで即買い。80年代テイストのゲームが多くなってきているがこれは別格で面白かった。小気味良いテクノソードアクション、驚くほど解像度の高い日本描写、しんみりさせる物語、そしてカラオケ……！ BGMも超カッコイイ。おすすめです。

Huntdown

　未クリア。サイバーパンクな魂斗羅やメタルスラッグといった横スクロールアクション。一時間ほど触っただけだがカバーアクションがあったりゴリ押しが通用しない程度にザコも強く、なかなか手ごたえがあって面白いので時間があったらやろうと思っている。半年以上放置してしまっているが……

Eastward

　未クリア。中年男性がフライパンでナメクジを殴る見下ろしタイプのアクションRPG。ビジュアルで即買い。ジャケ絵のヒロインちゃんの眉毛がすげえ濃いがゲーム内ではそうでもない。これも一時間ほど触っただけで時間があったらやろうと思っている。三か月以上放置してしまっているが……

ポケットモンスター シャイニングパール

　未クリア。言わずと知れたやつ。なんかあれこれ言われていますが普通に遊んでいれば変なバグには当たらないし楽しく遊べます。原作未経験ならなおおすすめ。まあリアル等身だったりプラチナ仕様のほうが良かったと言えば良かったが、年明けの本気のやつ（アルセウス）を待ちましょうってことで。

ショベルナイト ポケットダンジョン

　未クリア。ショベルナイトの落ち物パズル。楽しげな画に惹かれてショベルナイトだし……と買ってみたら盤面を埋める敵を消すのに体力を消費し体力を回復するクスリも放置すると盤面を埋めるし敵も序盤で特定の方向の攻撃を無効にする奴とかがわんさか出てきて滅茶苦茶忙しい。難易度を下げてもちょっとおじさんには難しすぎました。タップアウト（降参）です。

　と言った感じで2021年発売のゲームをあまりやっておらず、クリアしたのもNaritaboyのみ……ではわたしはいったい何をしていたのか？　WWEばかり観ていたのか？　選手の大量解雇に泣いていたのか？　それはそうだったのだが、今年は去年や一昨年に発売されたゲームを今更やって今更スゲ～って言っていた年だったのだ。なので以下は去年や一昨年発売のゲームです。

風来のシレン5+ フォーチュンタワーと運命のダイス

　発売は去年の年末。年明けから半年ほど狂ったように遊んでいた。昔シレン2にドハマりしていた時のように……現在シレンをやりたいって言ったら現実的なのは今作になるんでしょうね。ファンからの評判が良いだけあってバランスも良好であり、かつて風来人であったなら再びやってみてはいかがか。2やアスカはなかなか出来ないので……。装備品ロストの救済措置や、白紙の巻物のような強力な景品が簡単に貰えるスタンプカードがあったりと安全装置はあるものの、合成モンスターのマゼルン関係の説明が無かったり、慣れないうちはデメリットが目立つ夜システムなど、初めて不思議のダンジョンに挑戦する人にとってはちょいと難しいかもしれない。

ゼノブレイド Definitive Edition

　発売は去年の5月。ダウンロード版を買って丸一年ほど電子的に積みゲーし、今年ちょっと空いた時間にやってみた。とても面白かった……。オリジナル版は2010年にwiiで発売されて、って10年前のゲームなんですよ。10年前にこんな凄い世界が作られていたんだなと感服しました。ダンバンさんとリキさんは真の男。評判通りの文句無しの名作RPGでございます。

ファイアーエムブレム 風花雪月

　発売は一昨年の2019年7月……この年はポケモン剣盾も発売されているのですね。Switchユーザーにはとんでもない年だったんですな。今年の5月のセールでまあ絶対面白いやつだしとりあえず買っておいて寝かせておきましょうねと確保し、ゼノブレイドが終わったタイミングでやってみたら、とんでもなく面白かった……。良いポイントをつらつらと挙げると、

• 老舗のシリーズなのでチュートリアル等ちゃんとしている。シリーズが初めてでもご安心。シミュレーションゲームとしてきちんと面白い。

• ファイアーエムブレムは難しいゲームという印象があるが、本作は難易度ノーマルなら戦闘もそれほど難しくはない。カジュアルモードにすれば倒された仲間も次の戦闘では復活できる。進軍の手順をミスってしまってもターンを戻してやり直しまで出来る（回数制限アリ）。

• 主人公のあなたは生徒を導く先生であり、授業とか指導とか難しそうだが、生徒たちはみんな士官学校に入学できる優秀な奴ばかりなのでほっといても自分の得意分野を学んで強くなる。もちろん先生が指導してやればかなり自由な方向に生徒を育てられる。

• 噛めば噛むほど味が出るキャラクターの造形。学生生活や後々起こる戦争を様々な人物の多種多様な視点で描かれており、キャラを深掘りしたい方にはたまらんでしょう。音声入って無い箇所どこ？ってぐらいのフルボイスっぷりも凄い。細かいセリフの差分にもしっかり声が入ってらっしゃる。

• 今度はあの子を助けよう。一回クリアすると絶対周回したくなる。周回をサポートする豊富な引き継ぎオプションも搭載しております。

• 釣り、サウナ、栽培、お茶会といった楽しげなアクティビティ。

• 主人公である先生が男女ともにカッチョイイ。選択肢にちょっとおバカな回答があって隙があるところも好き。

特設！先生写真館

ファイアーエムブレムは怖くない

　わたしのファイアーエムブレム歴はファミコンの外伝、スーパーファミコンの聖戦の系譜、3DSのエコーズとそれほどやっていないうえに偏っている。そんなプレイヤーでも楽しめます。世間では戦争編でのかつての教え子と闘わなくてはいけない無常なシナリオや恋愛シミュレーションとしても楽しめる？（とゲーム総選挙で紹介されていたそうな）といった面が目立ちますが、本作が評価されているのは老舗シリーズとしての土台がしっかりしていてシミュレーションゲームとしての完成度が高いってことじゃないですかね。刺激的な一面もあるけどゲームとして本当に面白いってのはきちんと言っておきたいのであります。

　「ファイアーエムブレムってなんか怖くない？敷居高くない？タイトルを間違えると警察が……」

　ファイアーエムブレムは怖くないのです。Nintendoが自信を持ってお送りするみんなが楽しめるスッゲ～面白いシミュレーションゲームなのです。タイトルのミスが怖かったらFEと打ちましょう。そんなわけで、Onigawara316の今年のベストゲームは今年発売のゲームではありませんが、ファイアーエムブレム風花雪月でございます。