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ベリーズ旅行記2023 Vol.5 ~おにぎりインザヘヴン・ホプキンス編~



着いた。




着いたんだ。




Belize。




暑くて湿気の多い、ぬめっとした空気がまとわりつく。


それさえも気持ちがいい。


天気は曇天。ちょっと雨。


それさえも気持ちがいい。



きっと誰よりルンルンで入国審査を通り
空港から外へ出る。




え、アルマゲドン流れました?

最初から読んでくれてる人とか特に

アルマゲドン流れましたよね??


Aerosmithの「I Don't Want To Miss A Thing」
流れましたよね???




試しにもう一回




流れなかった方はVol.1からどうぞ!




ええええ~~~~~~~~~~~
ちょっと~~~~~~~~~~~
ベリーズに着いちゃったんですけどぉ~~~~~~~~~~!!!!!!


どこを見ても黒人!!!!!
タクシーいらんかね~~とめちゃくちゃ声かけられる!!!!


ぜーんぶが楽しくてワクワクウキウキしながら、
稀代の雨女のベリーズ旅がいよいよスタートします✌🏽






おにぎりとヘクターの動物園



ベリーズ空港を出ると、たくさんの人が「あいのり」(←時代w)みたいに
プラカードやスケッチブックを掲げている。
そこには名前が書いてあって、自分で自分のドライバーを見つけていくスタイル。



なんか、ペンギンの子供が、海から餌を取って帰ってきた親を探すみたいだ。



たくさんいる中から、自分の名前を書いた男性を見つける。


「ハロー!マイネームイズオニギリ!ナイストゥーミーチュー!!」

「ヘクターや。よろしく。車取ってくるわ。」



ちなみにベリーズの男性は、呼吸するようにナンパしてくる。

アイラブユーは挨拶だって教わってるんやと思う。知らんけど。



それを考えると、ヘクターさんはかなり寡黙。


車で迎えにくると荷物を運んでくれて、
傘をさしてくれてドアを開けてくれて、
「暑くないか?寒くないか?」と気遣ってくれて、


それ以外はほとんどしゃべらない。


黙々と運転してくれて、私にはとってもありがたいドライバーさんでした。

こっちがアイラブユーって言いそうになりました。(やめな)



ヘクターさんには行きたいところを伝えてあったので、
ぼーっと、まだ新鮮なベリーズの景色を眺める。



車で30分ほど進むと、一つ目の目的地に到着。



ベリーズ動物園!


エントランスの看板!かわいい~



ベリーズに生息する動物がいるのですが、
日本の動物園によくいるキリンや象はいなくって、
バクやジャガーなど、見慣れない動物たちがたくさん!



バクがかわいいのよ


今度から、好きな動物を聞かれたら「バク」と答えることにします…かわいい…




ハロー!って言ったらピクッてするのかわいい。。。


このジャガーたん、ネコ感すごい


ザ・南国鳥


しかもほとんどが、怪我や事故などで自然界で生きられなくなってしまった動物を保護しているらしい。


この子も事故に遭って狩りができないみたい


ジャガーさんものんびりしててかわいかったです!



しかぺろ


そして運転手のヘクターさん、隠れている動物を一瞬で見つけていてすごい。

おにぎり「ウェア?? ウェア イズ ジャガー?? アイキャント シーイング!! ウェア????」
ヘクター「あそこにおるで。」


みたいな会話ばっかりしてたら、ヘクターさんも面白がってきて


ヘクター「野生のワニは普通に川におるで。俺が道に置いて帰ったらお前食われてまうで。」
おにぎり「オーマイ…ガー…(怖)」
ヘクター「嘘やって。笑」


と、怖すぎる冗談を言いだしちゃうくらい仲良くなったのでした。。。
とはいえ、ワニは本当に川にいるらしいです。。。


野生のワニもそのへんの川にいるらしい(怖)


なにかを見つめるおさるさん


ゆっくり動物を眺める時間っていいですね



看板も手書きのものが多くてかわいい~~~!!


Panthera onca=ジャガー


動物への愛がたくさん詰まったあたたかい動物園でした。
現地の動物を大切にしているのが素敵!


ベリーズはこういうサインが色んなところにあって楽しい!



動物園を1時間ほど楽しむと、今日の目的地・ホプキンスへ向かいます。



おにぎりと恋人たちのホプキンスベイ



動物園を出ると、ホプキンスまではさらに1時間半ほどのドライブ。
すっかり仲良くなったヘクターさんにドリンクを買ってもらって、車に乗り込みます。(ヘクターさんありがとううう)

車の中からぼーっと外を見ていたけれど、どこまでも続く草原が非現実的で見入ってしまいました。



ベリーズは一年中温暖で、季節は乾季と雨季しかないのですが、
11月は雨季が終わったかな~くらいの時期。
温暖化で少しずつ雨季が延びているそうです。

なので天気は基本的に、スコールみたいな雨と晴れの繰り返し。


そのおかげで、とにかくよく虹がかかります。


にじ~


にじ~!


にじ~~~!!!



広い草原に大きな虹がかかっていて、それもまたきれいでした。

日本に比べると、なんにもないかもしれないけど、
人がいて、自然があって、動物がいる。
それだけがすべてな気がしました。


自分も地球の一部なんだなあ。
なんてことをぼーっと考えるおにぎりでした。



ベリーズの道は信号がほとんどないのですが、横断歩道の手前や動物が飛び出しやすい場所には
道路の土が盛られていて、その手前で減速するシステム。

減速と加速を1時間半繰り返して、
車酔いギリギリのところでホプキンスに到着しました!(あぶなかった…)



べリーズは全体的に建物がカラフル。
ホプキンスも壁に絵が描いてあったり、色味も明るくてかわいい!




そして今日のお宿はこちら!
「ホプキンス・ベイ」



このヴィラがほんとーーーーーに最高でした!
1人で泊まるのがもったいないくらい素敵なお部屋で、次もベリーズに来たらここに泊まりたいくらい、大好きな場所になりました。


ホプキンスベイに着くと、ヘクターとはここでお別れ。


ホプキンスのドラムスクールも予約していたので、そこには後から一人で行くことに。
最後にたぶんその説明もしてくれていたんですがあまり聞き取れず…。



本当に永久の別れになってしまう可能性もあるので、つたない英語でお礼を伝えるおにぎりと、超あっさり帰っていくヘクター。




そういうとこも好きやで、ヘクター…ありがとうな…


(あとから、チップ渡してないことに気づきました)
(ごめんねヘクター…)
(最終日に知人を通じてちゃんと渡せました)




ホプキンスベイは1泊3~4万くらいする、ホプキンスでは有名な高級リゾートホテル。
1組1棟ずつ借りられるので、1人ではもったいないくらいの広さ!


そして海がすぐそばで、ロケーションが最高。


フロントのおねーちゃんも、荷物運びのにーちゃんも、レストランのおっちゃんも、みんな優しく丁寧に接してくれます。


とりあえず荷物を置いて、ウェルカムドリンクを飲みながら
夜になっていく海を眺める。


南国最高~~~~!!!


すぐ隣にレストランもあって、食事やお酒をいただけます。
誰かがカラオケを歌っては、停電、を何度も繰り返して、そのたびに笑い声が響いていました。


ベッドもかわいい!


お気遣いがうれしいかわいい


そんなこんなでお部屋でのんびりウトウトしていると、
急に部屋をノックされる。



誰…???



恐る恐る開けると、荷物を運んでくれたにーちゃん(ドナルド)(仮名)が。


なにかを話しかけてくれているけどうまく聞き取れず(ベリーズ英語は少し訛りがあります)
とりあえず「カモン!」とのことなので、着いて行くことに。


フロントのお姉さん(ナンシー)(仮名)に話しかけて、行ってくるぜ的なジェスチャー、
私をゴルフカートに載せてくれて、どこかへ連れていってくれるらしい。



ずっと(👩🏽‍🦱)←こんな顔しながら、何が起こっているのか分からないおにぎり。



え、私どっか連れていかれる…??👩🏽‍🦱



恐怖心と好奇心と恐怖心と恐怖心が入り混じって、ヒューストンを思い出すなどしました。



トラウマのヒューストン編はこちら!



ゴルフカートでドナルドにどこかに連れていかれそうになっていると、
怒った顔で出てくるナンシー。



な、ナンシー!!助けに来てくれたんか!!



そう思ったのもつかの間、
ナンシーもゴルフカートに乗り込んで、3人でどこかに出発。



え、私どこに連れていかれんの???👩🏽‍🦱
街頭ほぼないやん怖いやん👩🏽‍🦱
ていうかフロントにナンシーしかおらんのに出てきて大丈夫なん?????👩🏽‍🦱
そんなことより私今からどこに連れていかれんの???????👩🏽‍🦱
👩🏽‍🦱👩🏽‍🦱👩🏽‍🦱👩🏽‍🦱👩🏽‍🦱👩🏽‍🦱👩🏽‍🦱




こんな時でも好奇心がくすぐられて、2人に身をゆだねてしまうあたり、
本当に気を付けようと思いました。(それは本当にそう)



5分ほどゴルフカートで行くと、周りを塀で囲まれた真っ暗などこかに到着。

ドナルドが中に入って、誰かを呼んできてくれているらしい。



スマホいじってるナンシーと
ドキドキのおにぎり
in ゴルフカート



しばらくすると中から、黒人のおっちゃんが出てくる。



おっちゃん「予約しとったんはお前か!ワイはジャマ―や!ドラムスクールへようこそ!」



っあ~~~~~~~~なるほど!!
ドナルドはドラムスクールに連れてきてくれたのね!!!
そういえばヘクターがなんか言ってたわ!!!



ようやく合点がいって、安心するおにぎりでした。



ドナルド、疑ってごめんな…



お礼を言おうとしたら、ドナルドとナンシーを乗せたゴルフカートは
夜の闇に消えてゆきました。



ドラムスクールのジャマ―さんに聞いたら、2人は恋人らしい。。。
だから2人で行こうとしたらナンシー怒って出てきたのね。。。



納得したところで、ドラムスクールに入門します!



おにぎりとジャマーのドラムスクール



ホプキンスは、マヤ族やアフリカをルーツとするガリフナ族という民族の町
そのガリフナ族独特の「プンタ」というリズムで、ドラム(ボンゴみたいな形)をたたきます。

何種類かリズムがあるので、ひとつひとつ名前を教えてくれて、リズムを口ずさみながら、教えてもらいます。



リズム上達のコツは口ずさみながら叩くこと!
とのことなので、私も口ずさみながらジャマーさんの真似をしていきます。

普段聴いている音楽ではあまり聞かないような、独特のリズム。
叩いた感触や振動が新鮮で、とっても楽しい!


最後にはジャマーさんとかる~~くセッションもして、
1時間以上レッスンしてもらいました!




ベリーズ人は夜遅くまで働かないらしいんですが、結局21時近くまでお世話になりました。
ありがとうジャマーさん!!


CDでアルバムを出したとのことなので、お礼に購入。


もったいなくてまだ開けてない…笑


真ん中がジャマーさん


ドラムスクール


食事もできるみたい


「踊って!」と言われ謎ダンスを披露する日本人女性(私)


ジャマーさんありがとう~!!また来るね


真っ暗なドラムスクールの中を案内してもらって、
「また遊びにおいでね!」と優しく見送ってくれました。



レッスン代を払おうとすると、すでにヘクターからもらっているとのこと。

厳密にいうと、ヘクターがお金払いに来た時にちょうどおらんかったから、
隣の家の人にお金を預かってもらっているとのこと。



日本と違いすぎる文化が面白くて、
ベリーズの国民性を表すエピソードだな~と思いました。



さて、
行きはドナルドとナンシーに送ってもらいましたが、
帰りは自力で帰らなければいけません。


街頭がない、暗い道はさすがにちょっと怖い…。
怖い人とか、野生の動物とか、何がでてくるのか…。



さっき温かく見送ってもらったドラムスクールにとんぼ帰りして
ジャマーさんにホプキンスベイの場所を尋ねると、
一緒に帰ってくれるとのこと!



何から何までありがとうジャマーさん;;



上を見上げると、今にも落ちてきそうなくらいの満天の星空!
なかなか日本じゃ見られません。
日本には街灯があるもんね。


ベリーズは英語が公用語なのですが、ジャマーさんはあんまり英語が分からないらしく、
話すよりも音楽で会話しようZE★ってことで
さっきのプンタのリズムを2人で口ずさみながら帰ります。



なんだかとってもいい時間でした!



そんなこんなで無事にホプキンスベイに到着。
大満足の1日で、ホプキンス、そしてベリーズが大好きになっちゃいました…!!
みんな本当に温かい😭


シャワーを浴びて、明日の移動に備えて
3日ぶりのふかふかのベッドでゆっくり休みます。



気づいたら4月になっていました!ワォ!!

ちょっとバタバタしていましたが、執筆スピードを上げていきたい気持ちです。

ベリーズに着いてから、本当に幸せで楽しいnoteになってしまっているので、
珍道中を期待されていた方、スミマセン…。

幸せな旅はまだまだ続きます~~~~~


次回は「ベリーズ旅行記2023 Vol.6 ~どしゃ降りのサンペドロ編~」近日公開予定です!


最後までお読みいただきありがとうございます!
スキ、フォローいただき嬉しいです!


次回もお楽しみに~~~👩🏽‍🦱

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