信じなくても良い本当の利益の上げ方の話 その1 広告の話編

皆さん、こんにちは

非常識な話ばかりを記事にする事で有名な絶好調おにぎりです。

今回は「信じなくても良い本当の利益の上げ方の御話 その1、広告の話」という話をご紹介致します。

利益を上げるには究極な話をすると、やり方は2つしか存在しません。

・「入り(収入)」を多くする。

・「出(出費)」を少なくする。

の2つのみです。

何でもシンプルに考えれば簡単です。

では、実際にどうするか?をご紹介していきます。

・入り(収入)を多くする為に必要な方法論達

入り(収入)を多くするための最強の方法は以下の3つです。

「広告」「人のためにという価値観」「数値分析(単価、客数、回転)」の3つです。

今回は「広告」というテーマに絞ってご説明していこうと思います。

1、 広告をしよう!

まずは、広告にまつわる興味深い話をします。

北海道の中心街である札幌すすきのから少し外れた中島公園という公園の近くに

にラーメン屋さんが2軒、隣通し並んで営業している場所があります。

そのラーメン屋さんの面白いところがA店もB店もどちらも同じくらいの売上なのに

どちらも「日本一美味いラーメン!」という、のぼり旗が出ているのです。

さて、あなたならどちらの店に入りますか?

個人的な話をすると、僕はラーメンが大好きなのですが、僕が今日ラーメンを食べたいと思って

ラーメン屋どこにしようか悩むときは、ある1つの価値観しかありません。

「ラーメンが食べたい時は美味しくないラーメンは食べたくない!」

という価値観です。

カレーにしろ、定食にしろ冒険して新しく開拓した店が仮にあまり満足できない味だったとしても

「まあ、こんなもんかな。」程度の気持ちになれます。

しかし!ラーメンは違います。

ラーメンが無償に食べたくなる時に食べるラーメンは失敗すると非常に損した気持ちになります。

あぁ、やっぱりいつもの店に行けば良かった!という後悔にさいなまれます。

その為、あなたはきっと、このラーメン屋さんの前に来たら携帯で調べるはずです。

A店、B店両方の店舗の口コミや評価を。

そして必ずあなたはA店を選んで、A店の「のれん」をくぐって「特製味噌1つ下さい!」と

頼むはずです。

なぜなら、そのA店はネットに広告を出しており、かつ、口コミ評価では

「今までこんなに美味しい味噌ラーメンを食べた事ない!」と言うコメントが男性女性、年齢問わず

多く口コミされていたからです。

さて、結論から言いましょう。

このラーメン屋A店、B店の両店は出してるメニューも味も全く同じラーメンでした。

ただ、1つ違うところと言えば、A店はネットに広告が出ている。という点です。

実はこのA,B両店の土地の所有者はA店店主の佐々木さんのもので

佐々木さんのとこで修行した、弟子が隣でラーメン屋を出してみて、実際の経営のスキルや

隣の師匠である佐々木さんに負けないように営業したりする為に、佐々木さんが考案した

「ラーメンで独立するための最後の試験場所」だったのです。

看板や、のぼりの旗はありますが、B店はその都合上から、ネット広告していません。

そのハンデの中でいかに師匠に勝つか?

そのハンデ差の中でも営業が自分に負けず劣らずの営業を出来た奴にだけ、佐々木さんは

「ラーメン屋○○」の、のれんを与えていたのです。

さて、この話は師弟関係の話ですが、企業が広告をする際に興味深い

ある1つの事実を学ぶ事ができます。

「同じ見た目、味、場所」でありながら、広告をするか否かで、集客数が、向上する。

という、シンプルな事実です。

では、このシンプルな事実はなぜそうなるのでしょうか?

これは商品統計学という少し難しい話になりますが

「商品消費率」と「認知度」という2つの言葉で説明できます。

商品の統計学的においては認知度の全く無い商品Aの消費率は0.1%~0.3%と言われています。

(※ある程度、常識的に必要商品という条件がつきます。)

つまり簡単に言うと

全く知られていない商品を僕が開発し、路上で販売したとして

そこの路上に通る通行人が100人程だった場合、10日間で1個売れる計算です。

そこの路上に通る通行人が1000人程でしたら1日1個売れる計算です。

さて、ここからがこの話の面白い話です。

筆者である僕は、19歳の頃は路上で自分の書道の作品を販売していた経験があります。

北海道の札幌「すすきの街」という東京の新宿ほどでは無いですが、それなりに人口の多い場所です。

僕は路上販売する為に1日9時間毎日「あいさつ」をするところから始めました。

道行く人に「こんにちは!お疲れ様です!」や「今日も1日頑張りましょう!」とか

声掛けしてました。

今、考えると相当、不気味な光景ですが…笑。

1つわかった事があります。

1日9時間ずっと人に挨拶すると、すすきので、大体600人ほどの人に声掛けする事が出来る。という

データです。

つまり、この行為は毎日600人の人に広告しているという事です。

「挨拶」というのは不思議なもので、すればする程、自分に興味を持ってくれる人が増えていくのです。

「すれ違う人全員に挨拶をする。」という広告戦略を僕が路上で実施してから1か月程で

自分の作品の売上は1日¥8000円を稼ぐまでになっていました。

路上で作品を売っている人の「芸術的な価値」にそこまで差があるようには思えません。

しかし、ベテランの路上詩人さんの売上を聞いたところ1日¥4000~¥6000くらいと教えてくれたので

僕の戦略は正しかったのかもしれません。

つまり

商品統計学で言う「商品消費率」は低くても0.1%はあるのですから

要は「分母」を増やせば良いだけなのです。

商品の品質や性能、見た目やアメニティを向上させるという事は

「商品消費率」を高める事ですが、立ち上げの初期段階でコストをかけると

広告分母の底上げにコストをかけれなくなるのです。

ここが多くの人が間違っている重要な点です。

商品の消費率自体の%を上げる事ばかり意識してしまって

絶対的な認知度を増やす事が出来ていないのです。

極論を言うと

誰もいない無人島で商品を開発し売っているようなものです。

では、わかりやすく当時の僕の作品の売れ行き方を数字にして見てみましょう。

僕の作品の1日の商品消費率は約0.7%です。

600人に対して4つ(¥2000×4で¥8000でした。)でしたので

つまり600 ÷4 =150で、150人に1人買ってくれる商品という事です。

すすきの街では1日600人が広告数限界でしたが

これが東京の新宿やニューヨーク、中国の北京ならどうでしょうか?

消費率が0.7%で変動しないのなら1000人に認知できれば

1日7人に売る事が可能で¥14,000円の売上ですし

2000人に認知出来れば1日¥28,000円の売上です。

中々、良い商売ではないでしょうか。

では、これが1日10万人に広告する事が出来たらどうでしょうか?

1日10万人に認知する事が出来れば1日の売上は700人×¥2,000ですので140万円です。

実際には僕1人で1日700個の作品を作るのは不可能ですが、計算上では上記のようになります。

消費率は商品を変化させない限り、変動しないのがルールですので

問題は広告分母が大事というわかりやすい話です。

1日自分1人の力で10万人に広告する事は不可能でしょうか?

いえ、可能です。

それがインターネットの世界です。

だからこれ程までにIT業界にはお金が流れるのです。

この「商品消費率」と「広告分母数」という2つの事を知った上で

これから以下のルールを絶対に徹底してください。

「商品開発のコストは広告で得た利益から捻出する。」というルールです。

つまり、商品を良くするコストは広告効果で獲得した利益からのみ投資するという事です。

これが起業をする人にとって基本となる考え方です。

多くの人は「売れたい為」に初期段階で商品開発に多くのコストをかけますが

これが大間違いなのです。

あなたが何かの販売に携わっているのでしたら

「広告効果で得た利益のみ投資する。」という価値観を絶対に忘れないでおいてください。


次回は「人のために!」という話をさせて頂きます。

ご期待くださいませ!

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