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京急蒲田のアートギャラリーで「不安」と向き合ってみた

「意外と考えてるんだね」

10年以上前の忘れられない記憶。

嫌味じゃなくて、近しい大事な人からの言葉。当時はなかなかの衝撃を受けた。そう思うのは勝手だけど、わざわざ本人に言わなくてもいいんだよ。

たしかにね、あまり悩みがなさそうに見えるかもしれないよ?何を考えてるか分からないように見えるかもしれない。自分でも何を考えてるか分かってないし。じゃあ、あのとき言われたことは正解だったのか。

でもね、あんまり考えてなさそうに見える人だって、たまには大昔を思い返して書き起こすことだってあるよ。

心配ごとを忘れる瞬間はあっても、悩みが全く無い人なんて居ないはず。全人類と分かりあうことは出来ないからこそ、主観だけにとらわれず事実を歪ませずに見極められる人でありたい。精進しよう🍙

※※※

5月のある日、京急蒲田のアートギャラリー・空家 二人で開催されていた展覧会「不安とあそぼ」に行った。

見た目はふつうの一軒家

それぞれの作家が抱える不安をテーマした作品の展示。どんな人にだって、不安をおぼえる瞬間がある。改めてそう気づかせてくれた空間。

犬だらけ!

特に、好きなものを好きで居続けられるかという不安をテーマにした作品は自分の気持ちと重なる部分があってハッとした。

好きだからこそ、心配になる。関係が壊れてしまわないか、嫌いになってしまわないか、嫌われてしまわないか。楽しいだけで終わらないのは、それだけ真剣に向き合っている証なのかもしれない。

金玉?

芸術に詳しい訳じゃないけど、作品にふれて何かしらの感情が動く。それだけで鑑賞する意義があるから、気になる催しは行ってみることにしている。

次の展覧会は7月7日(金)から始まるらしい。気持ちの揺らぎを楽しみに、また行ってみよう。

京急蒲田から歩けるし、梅屋敷からだともっと近いみたい。自転車移動なら蒲田からでもすぐだった!

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