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気づいたら二の腕をめちゃくちゃ掻きむしってた。かゆい、二の腕がめちゃくちゃに痒い、全然分からない、私あんまり肌とか痒くなったことないし、どんだけ日に当たっても赤くなったりもあんましないし、日焼けとかもめちゃくちゃしやすいとか全然ない。肌荒れも起きない。肌に対して特別に困ってることなんてひとつも無かったはずなのに、二の腕がとても痒かった。腕をめくったらがさがさに粉をふいていた。どうしたらいいかわからず、とりあえず手元にあったハンドクリームを塗って、誤魔化しを試みた。塗ったら痒みは少しだけ収まったものの、直ぐにかわいてしまった。自分の二の腕に対して「いや干ばつ地域かよ」「部活のユニフォームくらい乾くのはえーじゃねえか」「洗濯物もこのスピードで乾けよ」と思いつく暴言達をサラリとぶつけて、もう1回ハンドクリームを二の腕に塗りまくってみた。サラリときたら梅酒だよな。

唇もめちゃくちゃ乾燥するようになった。冬になると一生口角炎ループから抜け出せない地獄でブルーな気持ちになりっぱなしなので、マスクは正直ありがたい。リップクリームも恐らく最強そうな一晩しっとりうるおうおやすみ用リップクリームとかいう絶対にお前は保湿をしてくれるだろうという、如何にもな商品を購入したのだが、私の唇の一晩は2時間が限界だった。どんだけ強くても2時間で安易に乾く。保湿能力が極めて低下している、つらい。

あれ?私ってもしかして乾燥肌?だったらちゃんとケアしてから寝ようね、そんなことを思う私でした。

これから導かれた気づきしこと、私はいつまでも若い訳ではなく、純粋に歳をとってるということに気づきました!当たり前!年齢を重ねてくにあたって肌がどんどん乾燥しやすくなってるし、平日のライブ行った次の日の出勤の朝早起きがめちゃくちゃ辛くてユンケル飲むとか、ライブのはしごが辛くて、頑張ればできるのに諦めてしまう、など、少しずつゆっくり、年齢を重ねてます。悪いことじゃない、誰しも起こりうること、歳を重ねること。

まだそんな年齢なの?若いね?と有難いことにギリギリ言われます。まだギリギリ若いねと言われる年齢ではありますが、もうそろそろ若いねという側になってる自覚もあります。この年齢1番難しいね、若いねと言われれば頷きたいし、身近に歳の近い子がいたら若いねえと言ってしまう、若さと大人の狭間。

破天荒大暴れな私も気づいたらどんどん落ち着いてきました。自分の身体が辛いからやめとこう、乾燥してるからいい保湿クリームを買おう。顔に塗るやつとか全然高いやつ使ったり、意外なことにちゃんとそうやって歳を重ねれるタイプなんだと、大人になった自分を受け入れる体制すら整え始めてました。

話がめちゃくちゃ変わるのですが、最近人にハマりました。(最近人にハマりました?) 人です、人に、ハマりました。自粛明けてから考え方も割と冷静になったようで淡々と過ごしてた毎日の中で突然人にハマりました。

何かに新しくハマるってめちゃくちゃ体力いるので、正直自粛明けの私は、もういま好きなことだけで十分、このいま好きなことたちと一緒にふわふわと気持ちの灯火(灯火?)が消えるその日まで、まったりと生きていこうと思ったのですが、そんなことを思っていたってそういうことは、ある日突然、隕石のように私にぶち当たってきます。これが最後の隕石だと思って毎回受け止めてるのに、全然新しい隕石がぶつかってくることを繰り返すのが『おたく』と言うのですかね…。

体力が無くなってたと思ってた私は隕石衝突の衝撃波でドーピングしてしまったのか、活気に満ち溢れてきて、生活に潤いとメリハリがどんどん湧いてきました。激突してきた隕石を見て見ぬふりする訳にもいかずに、ちゃんと向き合おうと思ってるとなんでこんなことになったの〜?!!!?!と言いながらめちゃくちゃ楽しんでるの、夢中になりすぎてご飯を食べるのも忘れてしまうこと、もうできないのではないかと思ってました。できた。でも今までと違うのは「果たしてあと何回、こういうことができる体力があるのか」という未来についての考えで、

平凡に暮らしてたのに様々な事柄で一時的に狂い始めて、めちゃくちゃになるの、個人的には好きなのでまたこれか!ギャハハ!となるのですが、もう次にそういうことがあった時ってここまでエンジンかけるのって難しいのではないか?と思うと、これが最後、では無くて、こうやって受け止めてはしゃげるのは、本当にこれが最後なのではないか?と、迫り来る年齢に怯えてます。

おたくは死ぬまでおたくというけれど、私がおたくと見なす熱量で暮らせるのってあと何年なんだろう?と思ったら、今回もこの感情は我が子のように大切にしてあげなきゃな…と思います。歳を重ねた自分がどうなってくか、自分しかわからないね…今の自分を大事にしなきゃ…年々自己肯定感は奇跡的にメキメキ上昇して自己肯定感高い人見るとフー❗️って言ってしまうようになったのですが、そんなに自己肯定感高くてオタクをしてる自分は幸せそうでいいなと思う私でも、ふとインスタのリア垢を見るとやっぱり喉の奥がヒュッッッッとなります。どう生きるかを考えてく年齢でもあるので、そこに関してはとことん、いまとことんって打ちたかったのにとことことこんってうちそうになりました。とことん、考えていきたいと思います。

先日、さらざんまいというアニメを見て、「手放すな、欲望は君の命だ。」というキャッチコピーについてずっと考えてるんだけど、答えが出ません。難しいね。

おしまい

文字が人に評価されると嬉しいので泣きます