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勝手

わたしはうまれつき曲がったことが大嫌い原田泰造ですみたいな性格をしていて、たまにテレビで見る正義が行き過ぎた故に犯罪を冒した爆裂フェミ女性みたいな演出をされてるドラマを見ると、明日は我が身なのではないかと震える一方、そんなに悪者に扱わなくてもいいだろとブチ切れたりもする。勝手ですね。

万物全ての物事において、好きだと勝手に喚き散らかすことはできたとしても、面と向かって好きだということに対して、それに対してしっかりとした何かが返ってくる、という事象への苦手さが尋常じゃなくて、だからこそ何かのファンという形がめちゃくちゃ自分の生き方や性格にぴったりとハマるし、これ以上も以下もないなぁ、という話は各所でしてると思う。そういう人間だからそういう前提でそういう目で見てて欲しいという保険をばら撒きながら生活してます。

先日、マシュマロに宮近くんのどこが好きなのですか?と聞かれた時に

舞台上でいつも正解を、正義を、パフォーマンスで見せてくれる、伝えてくれるところが特に好きだしだからずっと好きでいれます。

と、一丁前に答えてみてました。宮近くんは自他共に認めるくらいにはファンサービスが苦手だと思います。1回ファンサービスを頑張ろうと試みてるかと思ったら虚空に向かってファンサしてたり、客席によく見ぬままとりあえず銃を乱射させてたり、客席におりてきてハイタッチするのかと思ったら目が死にすぎて、最高に好きなアイドルとハイタッチしたはずなのに「何か、塊に当たったなぁ」という感想しか抱かなかったり、するのですが、宮近くんのそういうところがとても面白くてとても好きです。人には得意不得意があって、宮近くんはたまたまそれが苦手だっただけ。でも、宮近くんはとにかくパフォーマンスで全てを捩じ伏せてきます。見に来てる人たちには最高に良いものを届けたいという気概がとても強いです。全てを言葉にする人ではないけれど、見てるだけで、何となく、勝手に気持ちが伝わってくるあの感じが、あの感じが本当に好きです。

ここ数日間、舞台に立つ人間を応援する者、好きでいる者についての在り方について、答えの出ない答え探しを延々としてしまってます。おたくなんて自己満足なのに、嫌われるような幻滅されるようなことはしたくないけど知らない間にしてしまってるかもしれないけれどそんなのこっちはわからない、難しい。でも〜漠然と思うのはやっぱり全てを知ろうとするのは違うってのは本当に思ったな。好きだからといって全てを知りたいわけじゃない、もちろんそれはこの人だから、この人たちだから、この子たちだから好きになれたのはあるけど、あなたしか、あなたたちしかできないパフォーマンスに、それが見たくて私は好きになったので、できれば、何も雑念、邪念がない状態で、ほんっとーに、できるだけ長く、長く、見ていたい、その一心なんだよね。簡単っぽいのに、意外とこれが難しくて、こっちが真っ直ぐ見ていたって、真っ直ぐじゃなくなる要因が突然乱入してきてめちゃくちゃされたりとかするね。自分の気持ちだけじゃ真っ直ぐで居させて貰えないことだって平気である。やっぱりずっと好きなんて存在しなくてもずっと好きでいたいと思う気持ちは存在していて、今日も好きでよかったって安心したりする日だってある。知りたい、教えて!知れない!くらいがちょうどよかったりするときだってある。

発信できることが増えたからこそ、自分の中で創り上げた自分に都合のいい好きと、現実は相違をしてるんだという事実に苦しんだり、悲しんだり、どうしたらいいのかわからなくなる時もある。おたくは都合がいいからね。都合がいいからこそおたくをしてるのに、都合が悪くなったりすることが全然起きたりする。それを真っ直ぐ全て受け止めるのが良しとされるのかもしれないし、私もそう思ってたんだけど、やっぱり彼氏でもないし結婚もしてないし、相手は私のことなんてなーーーーんも知らないんだからさ、せめて一方的に好きなだけで何もしないんだからさ、私の理想の形であるかのように思い込んでみたりしてもいいんじゃないかな、許してほしい。

優しくしなくても良ければ、こちらにこうであってほしいなんて言わなくたって言い、こっちがなにしてるか気にしなくていい、私はあなたが舞台の上に立ってるのがいいんですよ、それをできるだけ長く見ていたいというひとつのお気持ちでいるだけなので、私のことは気にせずに、伸び伸びとステージにいてほしい、ステージがあなたの居場所であって欲しい、そう願うためにきっとおたくしてます。大袈裟な話、あんたが犯罪したって、私はあんたがステージに立ってくれるなら、それが好きなんだよ、あなたの性格が実はめちゃくちゃめちゃくちゃ苦手なタイプでわかりえないかもしれないと思っても、舞台に、ステージに立ってる姿は好きだって思う人だってさ、きっといるよ、いるんだよ、舞台の上って不思議だね。

例え、求められるおたくになれなくても、好きでいたい、きらいになんてなりたくない、きらわれたくもない…いないと思っててくれ…元から私なんていない…そう思うまる子であった…。

文字が人に評価されると嬉しいので泣きます