新世界育成ゲーム「TATAKICITY(仮)」


※全て、一連の報道を受けた上での私の個人の感想です。


吉本の今回の騒動、呆れた超えて、笑えました。

何でもかんでも吉本を叩く風潮が横行する中、それを擁護するようなコメントも散見されます。私も個人的な意見をTwitterではあれこれコメントをしてきましたが、

うやむやにすべきではなかったこと:報道に値する「社会への責任を示す姿勢」

会社と雇用している個人、会社と社会では、示すべき姿勢が異なるのです。

会社と雇用している個人の事は、記者会見で弁明を求めるのではなく、どうか、法の場で決着をつけていただきたいところです。

会社と社会の向き合い、姿勢に関して、吉本は先日の会見にてしっかりと姿勢を見せなければいけない場面でした。なぜならば

吉本の信頼を買ってきた人や企業、団体がたくさん存在するからです。業界トップ企業として、社会への影響は大きく、吉本の身の潔白を、客観的に態度で示す責任がある。これをしないと、信頼を買ってきた人や、企業、団体もいつ詐欺集団扱いの風評を浴びせられるかわからない。そんなリスクを背負わせることになります。

「ご心配をおかけてしてます、吉本興業は大丈夫です」

をしっかりと示すべきだった。それが示せるファクトがないならば、確かに経営陣を刷新するなどのアイデアもあったでしょう。身の潔白に向けた働き方を強く示すべきだったと思います。

報道に値する問題提起を「宮迫会見」でされてしまった以上

報道に値する「解決策」と「安心材料」を当事者である吉本は示すべき

ましてや、あんな信頼を失墜させ、「何かあるぞ」「何かごまかしてるぞ」と思わせられるような、まるで国会議員の話法のような長時間会見をしてしまったのは最悪です。法の場で話すようなことを記者会見で話していくだけなら、あんな悪態をつく社員を登壇させるくらいなら、記者会見などやらないほうがよかった。

世の中に、安心材料どころか、不安材料を残してしまった。

既に相当の迷惑がかけられているのだから、その責任は果たすべき。犯人探しをしても意味がない。会社所属の芸人が起こした問題なのだから、会社だけ都合よく逃げきれるわけがないのです。

私見ですが、こんな不安材料が募る事務所タレントに仕事を依頼できないです。「事務所タレントには事故がつきもの」なのかもしれませんが、社長を出すという最終手段を使っても、ここまで対応・修習能力がない事務所と向き合うのは、社会的にリスクが高すぎます。世の中から詐欺扱いされる風評リスクを背負うことはできないのです。

悪影響が切実に広がるのは、事務所にブラ下がるしかない芸人さん

で、それでは困るのが「若手芸人」。

彼らがあれこれ騒いでいるということへの賛否両論も出ていますね。

ツイッターでもつぶやきましたが、「こいつらふぜい発言」にはまた驚かされました。こんな状況下でこんなことを発言させてしまうなんてバカなのかと。

・所属会社を辞めたら、芸人をやっていける自信がない芸人

・吉本に必死にぶら下がってきた芸人(人間関係も含め辞められない)

・所属会社に、社会に対して「身の潔白」をしっかり示してほしい

・じゃないと、吉本にぶら下がっていても、仕事がそれゆえにこなくなる

・もしくは、吉本だからという理由で降板させられたりするのではないか

など、心配になって当然です。辞められないから切実に呟きたくなるのは当然だと思います。仲間想いで中堅どころが感情的になったりもしていますが。

今回の騒動で、いつでも吉本を辞められる、吉本を辞めても生きていける芸人は我関せずの態度です。既に吉本から距離がある(距離があった期間がある)からでしょうか、冷静ですよね。

・千鳥さん→番組ディレクターなど制作畑でも生きていける

・キンコン西野さん→絵本作家としても生きていける

・オリラジ中田さん→ビジネスパフォーマーとしても生きていける

・ウーマン村本さん→炎上評論家としても生きていける

極楽加藤さんは、そんな中よく舵をきったなと思います。発言の内容も妥当だった。吉本という会社と、疑念を抱く社会の間で正しい姿勢を求める発言をしていた、情報番組とはこういう人が舵を切るべきなのでしょう。

ただ、今日のスッキリを見る限り、加藤さんも吉本の船をそう簡単に降りることができない芸人さんのように感じました。悪いことではないですが。

この梅雨の報道から感じること

昨今の世の中は、「次の叩き先を見つけるまで、叩き続けるゲーム」をしているのではないかと思わされます。さらに、今回は本論がうやむやにされたまま。

・フライデーが宮迫を叩くきっかけを作った→全力で宮迫を叩く

・その間に、京都アニメーションに悲劇が起こる→犯人心理を叩く

・宮迫と亮が吉本を叩くきっかけを作った→全力で吉本を叩く

世の中が飽きるまでに、次の叩き先を見つけ続けるポンポコゲームのようですが、今回は本質がうやむやにされたままでもコンティニューができるようですね。本当は京都アニメーションの話題をもっと追求するべきだったと思いますが。も話題は、次の叩き先に移行していきそうです。

この梅雨の報道を見ていて、、叩き続けることで、世界がうやむやになりながらも変化していく、新世界育成ゲーム「TATAKICITY(仮)」をゲームにしてもいいのではないかと感じました。

長々と失礼しました。

※全て、一連の報道を受けた上での私の個人の感想です。

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