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子供にお金の話をする習慣を作ろう

みんな、お金の話を家庭でしているのだろうか。欧米に比べて日本では教育として、子供たちにお金の話をすることがないということを聞いたことがある。確かに私の息子も幼稚園、小学校とお金に関する話(お金の大切さ等)を授業で受けた記憶がないという。もちろん算数などでお金の計算はするはずなのでそういうことは除きます。人間が生きていくのに最も大切なのが「健康」だとして、次に大切なことは何だろう。まあいろいろあるのだろうが、生活を続けていくのにはどうしても「お金」が必要となる。学校では詳しく教えないのだとすると、親が家庭でお金の話をしていかねばならない。
子は父親が、母親が働いていることは理解していても、いくら収入があって、自分の家庭がいつも通りの生活を維持するのにどれくらいのお金が必要で、そのためにどれだけ働かなければいけないか、たいていの子供は知る由もないのが現実ではないか。

生きていくのにはお金が必要

子供に家庭のP/Lを教えたところで何の意味があるのかと言われそうだが、子供が屋根のある家に住むことができて、学校に行けるのは、給食が食べられるのは、修学旅行に行けるのは、親が働き、それなりに収入があるからだということくらいは教えておかねばならないと私は思っている。
私は息子が小学生低学年のときにお金の話を何度かしました。私がいくらもらってという生々しい話はしていない(笑)。たまたま小1くらいのときに息子からお父さんは毎日いくらお金をもらってるの?と聞かれたことがきっかけだったと思う。その時「お父さんは一日働いて5千円だよ」と言ってからというもの、小6くらいまでずっとそれぐらいだと思っていたらしい。

お小遣いをもらう、稼ぐことでお金の大切さを知る

どのご家庭も子供にお小遣いを渡すことがあるでしょう。お年玉をおじいちゃんやおばあちゃんにもらったら、親にそのまま貯金に回されるとか。どの子も経験がありますよね。うちの場合もご多聞に漏れず貯金に回ります。自分がもらったのに親に取られるというやりきれない感覚をここで養います。
また、うちは小遣い制を取っていません。必要な時にどうして必要か、何をもたらしてくれるのかを説明してもらってお金を渡すことにしています
さらに、少額のお金が欲しいときはよくある「マッサージ券」や「ゴミ出し券」「お遣い券」を駆使し、貯めようとしてます。要するに。簡単にお金をもらえると思うなという感覚をここで養います。
少し前に話題になった、佐藤ねじさんのnoteにあった話は割と体験しているご家庭もあるのかもしれません。

地味だが貯める楽しさを教える

私は10年ほど前から息子といっしょに500円玉貯金をしています。単に貯金箱に入れていってもつまらないし、楽しさがないため500円玉貯金グッズに頼りました。

1冊で10万円貯まるという本です。我が家はもう4冊が完了しています。世界の主要都市を覚えながら500円玉を入れていくシリーズや戦国武将のエピソードを覚えながら貯めるものなど何種類か販売されてます。貯めるだけだとおもしろくないので目標設定の話をします。これが1冊完了したら何をしようか。ということです。旅行行こうとか美味しいもの食べに行こうといったレベルですが、子供には十分夢があると思ってやっています。

金銭トラブルのニュースは適宜説明しておく

最後に、よくニュースで見かける金銭トラブルに纏わる事件。おれおれ詐欺を筆頭に、規模の大きな詐欺事件、ネズミ講的なものや企業の粉飾決算ネタなど世間のニュースにはお金に関わることがとても多い。小学生のときは難しくても中学生になった息子には少し理解できるようで、こうした事件が報じられると簡単にではありますがどうしてこういう事件が起きるのか、どういうことに気をつけないといけないのかなど話すようにしています。
そして簡単に儲けられる話はないことや、ギャンブルに溺れてはいけない(父は競馬をたまにしますがww)などの話もするようにしています。

こうして、我が家ではなんとなくでもお金のことを理解してもらうようにしています。投資と財テク的な話はもう少し先になると思いますが、お金の大切さや痛さなどを子供のころから教えてもらえるようなカリキュラムやワークショップがあるといいなと日頃思っている次第です。

Cover Photo: Photo by Fabian Blank on Unsplash

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