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5/28、6/4 ホラン千秋さん編集長 TOKYO FM・JFN系列『apollostation Drive Discovery PRESS』に出演します。 #DDプレス

【ラジオ出演のお知らせ】

番組表スクショ

ホラン千秋さんが「編集長」をつとめるTOKYO FM・JFN系列『apollostation Drive Discovery PRESS』(毎週日曜正午12:00〜)。その5/28(日)、6/4(日)回に庭園情報メディア「おにわさん」中の人・イトウが出演しています。
ホラン千秋さんにこれまで巡った約1,900箇所の中からオススメの庭園などをお話ししております!

告知が直前すぎる…!外出してる・仕事してるよ…!という方には。公式ホームページにはradikoや後から聴けるPodcast(Spotify/Audee)もリンクされていますのでそちらがオススメです!

そして以下では番組を聴いて当サイトを知ってくださった方のために、改めて《おにわさん》について紹介したいと思います。

■5/28放送回でご紹介した庭園

▼旧浜離宮恩賜庭園(東京・新橋/汐留)

▼喫茶 竹の熊(熊本・南小国町)

「インスタ見ていて気になった庭園」ということで。こちらはまだ私も行ったことがないですが、次に九州行く時に立ち寄りたいと思ってます。

▼約250箇所あるとお伝えした「国指定文化財」(国指定名勝)の庭園一覧

▼カフェとかでぼんやりするのも◎。京町家の庭園一覧

■6/4放送回でご紹介した庭園

▼正伝寺庭園(京都市)

・かのデヴィッド・ボウイが好んだという枯山水庭園。観光ルートから外れてる分、人も少なく静かで癒される京都の庭園です。奥が比叡山。

▼貞観園(ていかんえん)(新潟県柏崎市)

・オススメ都道府県その①は新潟県。実は新潟は素晴らしい庭園ばかり!
・こちらもあまり知られていないけど国指定文化財の庭園。
・苔がもふもふ
・車じゃないと行きづらいのでぜひ車で行って欲しい庭園

▼絲原氏庭園(絲原記念館)(島根県奥出雲町)

・オススメ都道府県その①は島根県。島根は「足立美術館」が有名ですが、実は他にも素晴らしい庭園が多い!
・この絲原氏庭園も国の登録文化財。京都とは異なる、「回遊できる枯山水庭園」がこの地域の特徴。
・現在の御当主が運営する茶房もオススメです。

▼苔の里(石川県小松市)

・「兼六園」で石川県のお庭に興味を持たれた方に知ってほしい苔の名所! 公共交通機関では行きづらいけど、「100%全員が好きになる」そんな庭園です。

▼青岸寺庭園(滋賀県米原市)

・こちらも「お寺カフェ」が◎。国指定文化財の庭園で、お茶するきっかけでお庭も好きになってもらえたら。
・こちらは新幹線も停まるJR米原駅から徒歩7分と駅近。電車利用の方にもオススメ!

■みんな違って、みんないい。“庭園がちょっと気になった”人に寄り添いたい『おにわさん』

何度もnoteに書いてきたことの繰り返しになるけれど、今回を機に初めて『おにわさん』のことを知ってくださる方もいらっしゃると思うので改めてこのサイトの想いみたいなものを書きたいと思います。

この《おにわさん》についての冒頭にも現れている通り、「いま、日本では歴史的な庭園が“人知れず”失われていること」の危機感と、
「その“人知れず”の改善のために、まず知ってもらって、足を運んでもらって、楽しんで、それが伝播して少しでも残るように」を意図しているのが『おにわさん』というメディアの方向性や在り方。

ラジオの中でも「楽しみ方は自由」という話をしたのは、やはり「庭園、なんかいいかも」という人をまずもっともっと増やしたいから。

実際、京都の有名庭園や日本三名園に足を運ぶ人は年間で数百万人〜1千万人単位でいる。

一方で、同じ国指定文化財の庭園であっても、ちょっと知名度がないと年間で1万人以下という場所もザラ。
その人数×数百円の拝観料…では「持続的」な状況とは言えない(誰か/所有者が痩せ我慢をしている)。

その数百万人の方々が気軽にアクセスできて、興味が続くためのツール…が必要だと当初も今も思っているし、そうした方々が地元に帰った後に「近くになんかないかな」と探すためのツールが「おにわさん」。

一般ユーザーの目線に寄り添えば、その「継続性」は1冊何千円の本や1回数千円の講義では生めないのではと。(ゼロ人ではないにせよ)

■“人知れず”失われている日本の庭園の話

詳しくは以下の記事で。

ラジオの中でもお話ししましたが、日本国内における庭園の「重要度」をはかる指標としてわかりやすいのが「文化財」のランク。
国指定文化財の庭園でおおよそ250箇所、都道府県や市町村、あとは「登録文化財」というカテゴリの庭園があわせると300〜400ぐらいあります(*この数はちゃんと足し算してないけど)。

それらに指定されている歴史的に貴重な庭園でも閉園したり解体されたりしている現状がある。

そして「それがあまり知られていない」のがまず課題だし、「それを発信しようとしている人が居ない」のも課題。

■後継や次世代の減少という問題

その上で、地方であればある程、跡継ぎ問題は顕在化もしている。

どうしたら地方の庭園にスポットライトを当てられるのか、有名庭園で興味を持った方を回遊させられるのか…

地方の庭園に関わる人々が「京都の人から見たらこんな庭たいしたことないでしょう」と卑下してしまう状況(謙遜してるだけじゃなく、本当に自信を持てていない状況)をどうしたら変えていけるのか。
ネガティブな想いはネガティブの連鎖(=終着点は解体)を生んでしまう。やはりポジティブの連鎖を生みたい。

そんなことを(構想段階から)7年8年と考えながらやってきているのが当サイト。

もちろん専門的なことを深めている人は自分以外にたくさんいらっしゃるので(大学の先生方)、そうした点はお任せしつつ。

でも「専門的なところを深めたところで、その場が失われたらしょうがない」。
だから「気軽に楽しんでいい」という初心を大切にして今後も《おにわさん》を続けられたらと思っています。

最後に、放送を振り返る記事がDDプレス公式サイトにも掲載されておりますので、宜しければぜひそちらもご覧ください。


[おにわさんーお庭をゆるく愛でる庭園情報メディア]( https://oniwa.garden/ )の中の人が、庭園について思うことなどを綴ります。 サイトでは日本全国約1400の庭園と2万枚以上の庭園写真を掲載!