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【成績アップ 勉強法】クラス最底辺にはどう見えるのか part2 学年末考査

今回は前回紹介した先生の精鋭たちの学年末考査の戦いの過程とその結果じゃよ

まずは前回のおさらい

前回は3人のクレイジーな仲間たちを紹介しましたが、今回はそんな彼らが冬休みからの2ヶ月間でどれくらいの変化があったのかを説明したいと思います。

今回は中2の二人の英語に焦点をあてて振り返っていきましょう。


学習状況

今回は二人とも共通しているのですが、
週に2回塾に来ていて、そのうちの1回2時間を英語をしています。

その2時間を僕が担当しているといった感じです。

また、他に中3の高校受験を控えた生徒も2人見ていて、同時に4人の面倒を見ている形になります。


当然ですが、週に2時間しか塾で英語の勉強をしないのですから
懸命な判断のできる方でしたら
成績があがらないのは目に見えています。

なので、そこを戦略でカバーしていくことになります٩( 'ω' )و。


無論塾のノートを持ってきているのですが、
英語とか数学の区別はありません。

彼らはノートを複数用意して使い分けることが難しいのです。
そもそもメモを取ろうとしても

すべてがわからないのだからメモのとりようがありません。


宿題も当然出しても忘れてきます。
やっても持ってくるのを忘れたりします。

そう。


家庭学習に期待しない

だったらこの2時間で確実にできることを一つだけ増やしていけばいいのです。


なお、熱いご指導はクレームになるからといって塾長からは止められてます。


まぁ説教しても次の日には忘れているので
身体に教え込むしかないんですけどねw

体罰はもちろん今はできませんから、
そこに力を入れるなら「英語」を身体に教え込むという作戦に出るわけです。


試験範囲の変化

まずは学年末考査のテスト範囲を抑えておこう。

もちろん底辺の彼らは試験2日前になっても試験範囲なんて覚えているはずがありませんww

試験範囲のワークだって終わるわけもありません。



2学期期末までのテーマ 不定詞 動名詞


前回のテストはお互い10点代か20点前半

不定詞や動名詞は使い分けももちろん大事ですが、

残念。そもそもit is からわかりませんwww

読み方も何もかもを知らない状態と思ってください。
そんな彼らに用意したものがこちら


第1作目のプリント


所狭しと書き込まれた読みがなと単語の訳、そして主語と述語、
修飾、被修飾の関係です。

本文の内白いスペースには本人が間違えた単語や勘違いしていた単語を載せています。


これをひたすら音読して覚えること


これを徹底しました。

そして大事な構文や文法の絡んだ文章を修正テープで隠して
暗証問題として出題しました。



今回の試験範囲は 「比較」「受け身」 


そして今回の学年末試験

試験範囲は比較と受け身。

ついに過去分詞登場です。

そもそも過去形もわかってない、現在進行系もわかってないのに
be動詞+過去分詞だなんてわかるわけもありませんww


そんな中で生徒と一緒に読みながら作ったプリントがこちら

unit8-1の解説プリント

前のプリントと同様のプリントにはなりましたが、これをひたすら音読させました。

試験範囲がunit7~unit8なので、その範囲すべてでこれを作成し、

コピーをとって、1セットは塾に持ってくる用

もう1セットは家に保管して、トイレにはるか、枕の横に置いて寝る前に音読して寝るように分けました。


無論、なくしてもいいようにコピーをとります(´。ω゜)ww


また彼らは塾でトイレに一度行くと25分前後は帰ってきません。

つまり授業の5分の1くらいはトイレで過ごします。

それも考慮して、このプリントを作っていたのですねwww


おかげさまでトイレで踏ん張りながら英語が勉強できている…といいなぁ(´。ω゜)



結果 ふたりとも10点は上がりました


絶対的な評価で言えば、もちろん30点代と20点代なので、低いです。

が、価値のある丸が数個ありましたからそれで上がった点数といえます。

答案は見せられないですが、やはり間違えた問題も惜しいところはありました。


この問題が比較級を使った問題であること、
これが受け身の文章であること、

そういう「試験中の気付き」が今回はあったテストだったようです。


また、それ以降の授業でも「あ、この単語羽生結弦のインタビューで出てきた単語だ!」とか

オーストラリアの話で出てきたやつだ!

ということに気づいて口にするようになりました。



点数がそれほどあがっていないとは言われるが、本人たちは
成長を実感できている様子。


変な言い方ですが、「ほとんど取れる問題がない」生徒からしたら
「丸がついた問題は貴重」です。

だからこそ、「この問題は音読してたから丸がついたやつ!」ってはっきりと認識しているようです。


こういう発言や気づきを得てくれるのは
勉強を教える側としては最も嬉しいことですね٩( 'ω' )و


塾長は彼らの頑張りは一切見てないので、
点数だけ見てどうのこうの言うしかないのですが、
僕と彼らの間だけでは確かな成長を感じているようです。


本人の中でも「一番英語が成績あがりそう」って思っているようで
塾の中でも勉強に向かう姿勢は変わりつつあるようです。


今後の課題


当然っちゃ当然ですが、まだまだ音読の量が足りてないので、
文の暗記とまではいきませんでした。

春休みは特訓としてこんなことを計画しています。


教科書をコピーしていたものをノートに書くことにする。


1つテーマや単元を決めて、

そこの長文をすべて書いてもらって、日本語訳も彼らなりにやってもらって
一つ一つの文を解説します!٩( 'ω' )و


これは中3にだけやっていたことなのですが、
思った以上に英語の成績が伸びていたので、彼らの特訓にも使ってみようと思います。



かなりハードなので、1週間に1ページ分の英語をやって、その都度出来を確認して、
春休みのスタートに合わせて解説を一緒にやっていけたらと思っております。


その時は僕のiPadでメモをしつつ、生徒の手元の端末に僕のiPadの画面を共有しながら横に座って解説します٩( 'ω' )و


もしこういう指導を受けたかったら

一度寺子屋いなふに質問してみてください!

普段はゲームのことも話したりもしているので
ゲームの話もして盛り上がれると嬉しいです٩( 'ω' )و


先生のことについて

こんなnoteや

こんな感じでゲーマーに特化した指導や親子関係の修復などを得意としております♪(´。ω゜)

こんなマガジンも書いてます。
どんだけ自分語りが好きなんだと思いますが

知りたいと言われたから書いてたらとんでもない数になりましたww

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