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MyBestofタイドラマ「SOTUStheSeries」

やっぱり最初にタイドラマを語るなら、「SOTUStheSeries」から!自分の中での不動の一位タイドラマです。

【一言あらすじ(主観)】SOTUS制度(上級生が新入生に過酷な試練を課し、それを乗り越えて後輩と認め、縦の繋がり横の繋がりを深くする実際にあるタイの伝統制度)を通して、工学部1回生コングポップと工学部3回生でワーガーリーダーのアーティットを中心に仲間たちと織りなす学園人間ドラマ。後半その二人が結ばれる迄の話。

ここではありふれんばかりのSOTUSの魅力をポイントごとに分けて語りたいと思います。

①主人公達の魅力

主人公のコングポップ君は、正義感が強く友達思いな正統派イケメン。

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(cr.GMMtv)※足が長すぎて驚くので全身見たい方は是非ドラマ見てください。

とても真面目で育ちが良く、家族からも友達からも愛されて育ってきた為、相手への与える愛情表現も尋常じゃありません。初見では、何だこの心臓に毛が生えたようなド直球な言葉攻めは。軽くSTKですね。と、思った(今でもそれは軽く思ってる)けれど、本当に真っすぐ育った故だと思います。でもにこにこ笑顔でかっこ良くて余裕っぽいのに、アーティットのことになると割と空回りしたり、上手く行かなかったりして、友達にいらついてたり(エムどんまい)、友達がアウトオブ眼中になってたりするところも完璧じゃなくて好きです。ルックスも言うまでもなく最高。

二期からは、三回生の先輩として、ピカイチのリーダー気質を発揮します。こんな先輩いたら好きになること不可避。なのに、彼はアーティット先輩しか見えていません。一度彼氏モードになると、先輩を見つめる熱視線、舌をちらつかせるエロさ、先輩に隙あらば甘えようとし、側にいたくて支えたくてまたもストーk…抜かりの無さに拍車がかかっています。そして愛する人のお世話をしたいタイプなので、いつも甲斐甲斐しく先輩を甘やかします。

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(cr.GMMtv) ※二期ご褒美欲しがるマンのスチラク氏。

もう一人の主人公アーティット先輩。正しくツンデレに属される人。

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(cr.GMMtv) ※一期前半の先輩こんな感じ

一期前半は恋愛面においてほぼツンだけど、徐々に覗かせる本来の先輩の人柄の優しさや温かさにキュンが積み重なります。元々彼は真面目で相手を思いやる(そしてとても可愛い)人だけれど、SOTUSの目的の為に厳しいワーガーリーダーを演じてるんですよね。怒ることも多々あるけれどそれによって相手を傷つけることや落とすようなこと言ったことないし。大好物ピンクミルクというギャップも可愛いし、コングポップの思いを知り動揺し、やがて性の対象や、コングポップという人間について自分はどう思っているのか真剣に考えます(好き)結ばれた後すら、自分ではなく相手の将来を想って悩むその姿。かと思えば決断した後の思いきりの良さには全私が惚れてしまいます。

ニ期では何といってもデレの天才なので、きょとんとした顔も、本当に悲しそうに泣く顔も、照れた時の口角の上がり方も、あどけない寝顔も、ここぞという時に男前に決めてくるところも、全て愛しすぎてコングポップの気持ちにならざるを得ないです(頭抱え)とりわけSのEP.9と最終話はもう全てのシーン・言葉を額縁に入れて飾りたい尊みの限界値を超えて言葉を失います。月日を経て、コングポップの想いに同じくらいの愛に溢れる先輩が見られ大変幸せで満たされます。(あと時々中の人が隠しきれなくなっているのも可愛い)

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(cr.GMMtv) ※ニ期では同じおこ顔でもこの通り。上の写真と同一人物です

二人の共通点は、どちらも賢く優しく相手を思いやれるということ。愛情深いということ。そして互いに成長していくところ。だからどちらもの考えにも共感でき、人として成長していく人間味もあり、最高にリスペクトできる性格で魅力的なのだと思います。

②周りの仲間たちの魅力

ワーガーズ、コングポップのいつめん、上級生達…みんないい人ですよね。類は友を呼ぶ。周りに善性の人ばかりいるイメージです。職場の人とかは選べないけど(S…)友達と恋人は選べますので…そして二人の人柄がそういう人を呼び寄せてるところもある気がします。

ワーガーズ

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(Cr.GMMtv) 

右からブライト先輩。次から次へと出てくるお調子者発言最高。周りを明るくしてくれます。元々あまり怖くない、中の人のユーモア滲み出ています。ノット先輩は二人の愛を実らせる為の背中を押した人。アーティットの良き理解者で、強面だけど本当優しいし冷静に回り見てくれてます。プレーム先輩はつっこみもボケもおはやしもできる。ワードとの絶妙なピーノーン関係も良い。トゥッタ先輩は癒しキャラ。時々出るオネェ?言葉も面白いし可愛い。

一回生いつメン

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(cr.sotusofficials)

右からまずワード。一匹狼で孤高だけど、でもコングとは仲がいいとこも良いし、自分が認めた人には礼を尽くす人で良い。オークはこういう人グループに無くてはならない、お調子者の周りを和ませてくれる人。プレーパイリンのお相手は必見。そのCPもっと見たかった。マプランとても好き。感情に一直線の一目惚れすぐしちゃう系ギャル。メイは前○敦子系美人の恋する女の子。良い子。そしてエム。何度もしっかりせいよ!って背中叩きたくなってけど、メイとの一期のあのシーンで完全にメイの気持ちとシンクロした。やるじゃないか…。コングと恋バナしてるところも良い。彼もまた優しい人。最後にティウはクラス代表って感じ。真面目でちょっと強引?(Sの話)…Sでは凄く出てくるからここではいいかな。顔がドドド好みだけど、中の人のテンションにひっくり返る。

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(cr.kristperaya)

その他にも、タム先輩は二人の愛を実らせた第一人者その2。"塩顔の鬼"(笑)はとても人生の在り方や愛し合う人との在り方を伝えてくれた素晴らしい先輩でした。タムフォンカップル馴れ初めも良い感じ。ディア先輩は、頼れる兄貴感凄い。丁度良いところに出て来る先輩。プル先輩も何かとコングに目をかけてくれて、車の中でのコングの答えにくい問いかけにちゃんと答えてくれる姿も考え方も良かった。Sのサブキャスト達も好きなのですが、そちらは言い過ぎると話が分かっちゃうので自重します。一言だけ言うとアース先輩は良い上司です。

仲間を大事にする人、自分の生き方、自分のことをきちんと見つめられている人が多いので、真剣に相談にも乗ってくれるし、返ってくる言葉も刺さりますよね。

③言葉

言霊の持つ力を考えさせられるほど名言だらけで、SOTUSの大きな魅力として掲げたいです。当たり前だけど大切なこと。分かっているけれど、中々言葉にしないこと。それらを丁寧に気持ちを込めて語ってくれる。友人の先輩の助言も刺さるし、コングポップ、アーティットの互いに相手を想う心を口に出す時の繊細さや人柄が表れる言い回しがとても素敵です。後、正直JFC様の萌訳の威力が凄まじいです。同じ意味を持つ言葉でも言い方1つでこれほど胸に響くのかって思う一度聴いたら忘れられないキュンとくるキャッチーな台詞が数々あります。(他の訳で見た方も是非一度は見て欲しい。JFC様神訳は一期YT、二期Dailymotionで見れます)以前Twitterでもあげた好きな言葉まとめは、今後ネタバレしかない記事で語りたい。

④ストーリー

当然面白い。正直なところ私は好きな俳優が出ていても好みのキャラがいても、話が面白くないと中々進まない、もしくは途中撤退してしまうことが多いのですが、SOTUSは前半のBL要素がほぼ無い段階も面白かったです。BLを見たい!という気持ちで見ると前半は正直物足りないかもしれません。でも学園青春ドラマとしてみると、SOTUSの意味をコングポップと一緒に考えさせられたり、人との繋がりの大切さを再認識できたりして良かったです。周りに学校という社会があり、仲間がいて、家族がいて、先輩も後輩もいて、時の流れがあり、そして、その中にいる一人と一人がゆっくり結ばれていく話というリアリティがあるところが最高です。登場人物多いドラマなのに、全員大切にされて尚且つ完全コングポップ・アーティット二人のラブストーリーってもう…ありがとうございます!

また、ドラマに無い原作の小ネタもちょこちょこ聞いてるので既に素晴らしいことは分かっているのですが、今これを書いている現在は11月の原作をまだかまだかと待っているところなので、原作ありきの細かいところは後から補完していきたいです。

⑤SOTUSファミリーの力

ここでファミリーというのは、俳優・監督・脚本・演出・ヘアメイクetc全てのSOTUS制作に関わったキャスト&スタッフのことを指しています。(ある時はファンも含む)

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(cr.sotusofficials)

まず始まりのキャスティングから振り返っても、Singtoさんは元々大学でワーガーリーダーを務めていたこともありアーティット役のつもりでオーディションに来たことはSOTUS民には有名な話ですが、本当コングポップの方をSingtoさんにした方の見抜く力には感謝しかありません。名采配ですよね。

キャスト・スタッフに関わることで言うと、SOTUSの演出も魅力的だと思います。特にカメラワーク。キスシーンは勿論、二人の感情が揺れる場面では必ずバストアップ、コング視点、アーティット視点、ドアップ、全景などあらゆる角度から撮影して下さり、ロマンチックで心に染みる演出になっています。次に歌を歌う場面や回想シーン。日本でいうと少しレトロ感漂う演出なんですがそれがまた古き良きドラマチック。シンプルだけど今迄の二人をずっと見てきた人達の想いを昂らせます。そして、ドラマなのに行間があるところ。これは脚本か監督指示かKSのタイミングかはたまた全てか分からないのだけれど、SOTUSには、無言で二人が黙って見つめ合ったり、言葉を発さずして、泣いたり、悩んだり、顔が綻ばせたりする場面が多いですよね。その”間”にどうしようもなく感情が掻き立てられます。

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(Cr.GMMtv)

などなど良い作品も良いドラマも、主役や俳優だけでは出来ないんだなと思わされました。SOTUSに関わったキャスト・スタッフの多くがこのドラマを特別な作品として、5年経った今でも記念日や誰かの誕生日やふとした時に懐かしんでくれます。私はリアルタイムでは見れてないのに、あまりに撮影当時の写真が沢山残っていてその頃から見てた錯覚起こすほど。今ですら新規の当時話や写真が出してくれるときがあります。1~2期と長い間撮影し、苦楽を共にしたまさにファミリー!

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(cv.sotusofficials)

ファンが作った歴代FMのムービーなども見ていると、ドラマだけでなく本当現実の世界でもドラマがあったんだなぁ、本当仲がいい家族のようなチームだったんだなぁと思います。キャストなんてみんな年近い若者で、一つの学級みたいなものだったでしょうね。オフショット見てたらリアルにクラスの愉快な男子たちって感じでわちゃわちゃつるんでて本当可愛い。学校通いながらの仕事大変な人もいたでしょうが、ここで青春の思い出沢山できたんだろうなぁ。

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⑤定義ができない唯一無二

一般化するためにタイBLとしてカテゴライズされるので分かりやすく使いますが、SOTUSを初めて見た時、一般的によく言われるBLの男同士のラブコメ・可愛い・エロい、といった女性の妄想からくるファンタジーのようなものだけでなく、様々な人間関係の中で人間一人と一人が丁寧にゆっくりと築いていくリアリティのある愛の物語だと感じ、BLのカテゴリだけに収まらない気がしました。

次に「男が好きなのではなく、”彼”が好き」「彼の幸せになれないなら身を引く」という深くて献身的な愛の要素が強かったので、そういった点ではJUNE傾向が強いなと思いました。とは言うもののJUNE=禁忌的、破滅的、官能的、悲恋、など苦しい展開のイメージが多いですが、SOTUSはそれでもない。完全なる最高のハッピーエンドという点では、完全にそれではない。今までの同性愛観念を変えられた瞬間でした。

また、学園生活の中で多くの友情や他の男女の恋愛も含んでいるところで、学園青春ドラマの一面もあるし、コングの一途なアタックやキザな台詞、二人の近づいたり離れたりする様子を見ていると少女漫画に近い感じもします。ピュアな二人のロマンチックなシーンはディズニーを思わせる美しさで、乙女のようにキュンとしてしまいますよね。

つまりSOTUSは様々なカテゴリの色々な素晴らしい要素を含んでいるんだなと思いました。だから「少女漫画は見るけど、BLは見たことなかった」「BLは好きだけど実写はあまり見ない」「ドラマは見るけどおたくでもないし、漫画もそんなに読まない」等と言った、おたく・おたくじゃないに関わらず、色々な人生を歩んできたあらゆる人を虜にさせる力があるのだと思います。そしてBLもJUNEも学園青春も少女漫画も全部好きな自分は、色んな好きカテゴリの要素が一挙に見られるのですから、挙って落ちることは必然だったのかもしれません。最強で唯一無二の作品だと思います。

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(cr.GMMtv)

⑥俳優の魅力

もう正直これなくしては…ですよね。コングポップがSingto(シントー)だったから、アーティットがKrist(クリス)だったから、コングポップアーテイットがKristsingtoだったから…。

まず二人の凄いところは、それまで普通の大学生で、このドラマが始まりとなる作品にも関わらず、役への入り込み方や仕事への向き合い方が凄まじいところです。役を入れ替えても演じられるほど一緒に練習し、常に行動を共にしていました。(今やタイBLや妄想カップルは一大ジャンルを築いていますが、その当時は凡そポピュラーでなかったと思います)そうして一緒に過ごしているうちに、自分の役はどういう人物か深層まで理解し、KAが互いにどんなことを思っているのか、相手の気持ちが言われずとも分かるようになってきたと二人はインタビューで答えていました。カットがかかっても抱きしめ合い、カメラが回っていなくても触れ合い、そうして、監督始め色々なスタッフが驚く程まで彼らは本当にKAと同体化し、数々の心打たれるシーンが生まれたのだと思います。

そう言ったインタビュー内容、実話モーメント、台本の台詞以外の台詞や行動のアドリブシーン、小ネタ裏話等の情報はJFC様はじめ、公式様からも二人がもっと好きになる情報として、各所で公開されているのも有難いです。

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(cr.GMMtv)

また、二人の演技力が凄かったという言い方もできますが(実際に凄いですが)、SOTUSに至ってはどちらかというと、”ただただコングポップとアーティットだったらこうするだろうという思いのまま二人が動いていた”ということが何よりエモーショナルで、演技でなくリアルだったのだと思います。

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(cr.Delighted_J)

そして、コングポップアーティットを演じたKristsingtoの活動はこれで終わりません。寧ろSOTUSがスタートラインだったと言えるでしょう。SOTUSという一つのドラマにでさえ心奪われているのに、その主役二人が5年経った今もずっと一緒にいるなんて、並大抵の関係とは言えないと思います。kristsingtoの魅力については話すと恐ろしく長くなるのでまた別記事にて語りたいです。

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それでは今日の記事はこの辺で。とりあえず!まだSOTUS未視聴の方は見てください。多分好きすぎて私もまだまだ気づけばn回目の感想文とかまた書き殴ってると思います。何億回見てもSOTUSはいいぞ!!

以上2021.9.7 kristsingto真ん中バースデー記念投稿でした!





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