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この人生は復讐劇ではなく、冒険活劇だ。

アンニョン。

昨日『つながるための言葉〜「伝わらない」は当たり前〜/ 勝浦雅彦』という本を読んでいてハッとした。

私の人生は途中から復讐劇になっていた。

高校1年生の時に父親が急性骨髄性白血病で亡くなったんだけど、それから「絶対お前を倒す」って白血病に宣戦布告したわけさ。

頭良くないから医学部は無理と自分の限界を勝手に決めて、生物得意だったわけじゃないけど、研究しようって思ってさ。

んで、まずがんの研究をしようと思って、学部はがん細胞で活性化している現象に関することを研究したのさ。

大学院に行ってからは、急性ではなく慢性骨髄性白血病という疾患に関する研究をしてた。

ここで博士号とって修了したら次こそは急性骨髄性白血病の研究だ、海外で研究するんだって思ってたけど。
これは患者さんを救いたいという気持ちからではなく、ただ復讐という気持ちに従っていたんだ。
客観的にみたらそうは見えないけど、私も多くの人を救うためにみたいに言ってたけど、本当は復讐心なんだ。
となると、私の人生は途中から復讐劇になっていた。なんという悲劇。

そう人生は冒険活劇であるべき。

だからやっぱり私は今の研究をやめようと思う。

私が研究して成果を出して患者さんを救える治療法を開発できたらとても良いことだ。けれど復讐劇ではそんなハッピーエンドは訪れない。

それなら、楽しいもっと人のためにって心から思える、デザインの仕事、キャッチコピーを考える仕事をした方がいいと思った。そうしたら私の人生は冒険活劇に変化する。

今もデスクのディスプレイの下にある父の遺影が私を見つめている。父は設計士として個人事業を立ち上げた後すぐに亡くなってしまった。なんかとても悔しかった。父が頑張る姿はかっこよかった。設計図を描いている姿はかっこよかった、私にはできないけれど。ということで、きっと父も復讐劇は望んでない。冒険活劇を応援してくれるだろう。

この復讐劇をしてみて分かったのは、怒りは絶大なエネルギーを持っているということだ。でもずっと怒りとか悔しさの塊を持ち続けるのは良くないのかもしれない。だって復讐だから。

私はデザインで人の人生をより良い方向へ持っていく手伝いをしたいと思う。

あたたかく見守ってくださいな。

今日もファイティン!

Only is not lonely.

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