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『強くて』『良い』会社、『つよいい会社』をつくる 【特定の人向け記事】

ありがたいことに先日初めて書いたnote記事が、思いのほか反響あって。NewsPicksで1000pickされたり

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noteの、先週もっとも多く読まれた記事の1つになったり

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https://note.mu/onlystory_hirano/n/n9ca256a85c11

こういうの嬉しいなあと思い、よし、2本目のnoteを書こうと思い

『じゃあ今度は、もっと多くの人に読んでもらえる記事をつくろう!』



と一瞬なりかけたのですが、


今回の記事のテーマや目的を考えた結果

『多くの人に見てもらいたくはないが、一部の人にすごく読んでほしい記事をつくろう!』

となり、ある意味で前回の記事と、真逆のスタンスの記事になりました。


どういうことか。今回、2本目の記事を書こうと思ったのは、弊社コーポレートサイトの会社概要ページを6月にリニューアルしたことがきっかけで。

https://onlystory.co.jp/wp/company/


この会社概要ページの中に、『目指す理想の会社像』という項目をつくったんですね。


ここで改めて僕達オンリーストーリーが目指す理想の会社像を共有すると

『強くて』、『良い』会社、『つよいい会社』をつくる

となるのですが、『つよいい会社』って、社内用語だし、初見だとわかりづらいと思っていて。


かといって、それを言い訳にして、言語化から逃げたり、解釈がズレるのは嫌だなと思って、それで会社概要ページから、つよいいの詳細についてはこの記事にリンクを飛ばすことにしました。

ですのでこの記事では、オンリーストーリーをすでに知っている方向けに、『つよいい』について共通認識を生み出すことを目的として、記事を書きます!


*今回の記事は、読み進める前のスタンスが大事だなと思ったので、僭越ながら共有します。  

スタンス↓

・想いを込めて書いたので、長いですがご容赦ください。
・この記事は、一部の大切な人(=オンリーストーリーをすでに知っていて応援してくれている人)向け記事です。
・この記事は育てていく記事です。そのため、これからも修正重ねて、より良い記事にしていきます。
・『それなら公開しなければいいじゃないか』というご意見もあるかと思うので、そのような意見があれば、今後公開範囲を制限します。
この記事で言う強さ、良さは『僕たちにとっての』ということです。なので世間一般に対してこうあるべきだ!と啓蒙したい意図は全く無く、『オンリーストーリーの場合は』という目で見て尊重してもらえたら嬉しいです。

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つよいいは、境界線をなくす

さて、そのような前提の上で、『強さと良さってどうしたら僕のイメージ共有できるかなー』と考えたときに、一つの例として、部活時代を思い返して頂ければと思います。

例えば野球部だったとして、部内で
"本気で甲子園目指そうぜ派"と、"野球楽しくやろうぜ派"
がいたと思うんですね。

そして大体、そこでスタンスの違いで揉めたと思うんですよ。笑


その上で強さは、その部活の例で言うと、甲子園を目指す野球部のイメージです。なので、本気、厳しさ、父性とかのキーワードが出てくるのかなと。

一方で良さは、部活で言うと、みんなで仲良く楽しく野球する野球部のイメージとかが近いと思います。
なので、笑顔、優しさ、母性とかのキーワードが出てくるのかなと。
*上記はあくまでわかりやすくなればと思ってのイメージです。

イメージロゴ↓

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マクロでみると、強さ軸の方が資本主義最適化で、良さ軸の方が、信用主義最適化みたいな感じかもしれないですね。


ちなみに強いと良いを『つよいい』という1つの単語にしたのには、強さ派と良さ派の間の境界線をなくしてあげたかったからという意図も1つありまして。

境界線をなくすことで、強さ派も、良さ派も、それぞれが意見を押し付けるのでなく、尊重しあえるように境界線をなくすことで、強さ派も、良さ派も、それぞれの主語が『I』から、『WE』に変わったら嬉しいなという想いがあったりします。

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成果指標と関係値指標

さて、次に別の角度から強さと良さを見た際に、大きな違いの一つに、追う指標が違うことが挙げられるかと思います。


どういうことか。


例えば強さ軸では、追う指標が成果指標になります。
なので、強さ軸最適化の世界においては、売上が大きいか、利益が大きいかなどの成果が指標や評価基準になります。

個人ベースにすると、年収が多いか、受験の点数が多いか、スポーツで区大会までか、全国大会まで行ったか等々ですね。

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一方で良さ軸では、追う指標が関係値指標になります。

良さの定義は難しいなと思っていますが、僕たちの場合、
『応援密度』という表現が一番近いかなと思っています。

具体的には

応援密度=応援者数×応援度合い

のような計算式が近いかなと思っていて。


例えば、社員として弊社に入社してくれる人は、応援度合いとしては高いですが、数としては少なくなるかと思います。

一方で、社外からファンとして応援してくれている方は、
応援度合いは低いですが、より数としては多くなる傾向にあります。
それらの面積の総和が高い状態が、応援密度が高い状態です。

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*前提として、強さと良さは2元論で明確に分かれるわけでなく、相互に影響しあったり、変換したりすることができます。

例えば良さを強さに変換する装置が、クラウドファンディングで支援されることだったりするわけです。

例えば何度もテレアポするのは、良さと引き換えに、強さをゲットする系の施策だったりするわけです。

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つよわるい会社と、よわいい会社

こんな感じでどんどんいきましょう。笑   次に強さと良さのイメージを共有するために、逆説的に、弱い状態と悪い状態から考えたらわかりやすいんじゃないかなと思いまして。

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つよいいを4象限にすると、こんな感じになるかと思うのですが、
この中の強いけど悪い会社(つよわるい会社)と、弱いけど良い会社(よわいい会社)について話すとイメージがつきやすいのかなと思います。

まず、つよわるい会社ってどんな会社かというと、例えば極論にはなりますが、オレオレ詐欺の会社とかがあてはまるのかなと。

オレオレ詐欺の会社って利益率も高く、売上も高い傾向にあるのですが、
社会貢献性やステークホルダーの満足度が高いとは言えず。


その会社を自信をもって紹介できるかと言われると、ちょっと『?』が生まれてしまい、応援密度としては下がってしまいやすいのかなと。



一方で、逆によわいい会社については、昔のオンリーストーリーがまさにそうだなと思っていて。

ここからは実体験の話になるのですが、僕は就活せずに会社を設立し、無料の経営者インタビューサイトをリリースしたのですが、それから半年ほど経ったときに、銀行の預金残高がなくなってしまい、活動を続けていくことが困難になりました。

長くなるので詳細省きますが、その時に、強さは

1、良さを継続させるために
2、良さを広め、深めるために
3、大切な人を守るために
4、選ぶ側に回るために

必要なんだなと感じました。


そういった意味では、『最初からつよいい会社を目指していたのか』と聞かれると、そんなことはなく。実体験をもとに、段々言語化できていき、想いが強くなっていったというのが自分の場合近いのだなと思います。


*あくまで僕の場合です。

*ここについての詳細は当時の記事をご覧ください↓

https://note.mu/onlystory_hirano/n/n9ca256a85c11


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つよいいは、『方向性』

ここまで、つよいい会社のイメージについて共有してきましたが、この言葉の持つ大切な役割として、『方向性の修正』という要素があるかと思っています。

というのも、

『僕たちは良さ軸 (X軸)と、強さ軸 (Y軸)の中間の方向性に進んでいくよ!』

という意思を示すことで、方向性がズレたときに修正する効果があるのかなと思っていて。


例えば、会社として少し強さに寄っているなーというときは、皆でバーベキューをしたり、差し入れ買ってきて差し入れじゃんけんしたり、親御さんに日頃の感謝を伝えてプレゼントする企画をしたりします。


一方で、少し仲良しサークル状態になっているなーという時は、ノルマ数値決めをしたり、お互いに改善点を指摘し合うワークをしたりします。


そういった意味では、ある意味つよいいという言葉には、方位磁石みたいな、方向修正の役割があるのかなーと思ったりもしています。

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とはいえ『それを属人的に各々意識しましょうね!』というのは難しいので、日々の施策にもかなり落とし込んでいます。

*例えば僕たちの会社では、採用基準も、社内評価基準も、つよいいに基づいてつくっています。具体的には3Q制度というものとか色々つくっているのですが、話すと長くなるのでニーズがあったら書きます。

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選択と集中をするものか、2兎を追うべきものか


ばーっとここまで書いてきましたが、『いやいや、そんな性善説のことばかり話してるけど、強さと良さどっちか選ばなきゃいけなくなったらどうするねん?』という質問も出てくるかと思います。

トレードオフ問題って難しいですよね。


ただそんなとき、
<それは選択と集中をするものか、2兎を追うべきものか>
という問いが大事かなと思っていまして。

例えば『野球選手になるか、サッカー選手になるか』という問いであれば、
ある程度選択と集中の要素が必要になるかと思います。

ですが、『お父さんとお母さんどちらを大切にするか』という問いであれば、それはどちらか選ぶのは難しくなるかと思っていて。


もちろん、短期的に点で見たり、特定の立場の人から見たら、強さ寄りや良さ寄りに見えることをすることもあると思います。

ただそれでも、僕達にとっての強さと良さは、お父さんとお母さんのような立ち位置のものであり、どちらもなくてはならないものであり、ここだけは2兎を追うべきであり、何より追いたいと考えています。


何より、理想の会社像という問題文なので、『理想』という文脈なら、2兎を追った方がおもしろいのかなーと!

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最後に

正直今回、この記事を書くかは迷いました。

世の中に、良さ軸重視よりの会社や人もいれば、強さ軸重視よりの人もいたりします。それぞれに、それぞれの主義主張があるかと思いますし、いきなり共感されることもないと思っています。


また、ずっと上がり続ける株価がないように、僕たちも短期的には良さ軸が落ちるときもあれば、強さ軸が落ちるときもあるかと思います。


そうして落ちた時、例えば短期的にクレームをもらったり、いつか炎上したときに、『そんなことする会社が、良い会社なわけないじゃないかー』と、揚げ足をとられたり。

会社の業績が上がらないときには、『いやいや、全然弱い会社じゃん』と評論されるケースもあるかと思います。


記事は残り続けるので、それだったら『そもそもこの記事書かない方がよかったじゃん』と思うことになるかもしれません。

そういった意味では、こうして明文化するのって、ハイリスクで、ローリターンな施策なのかもしれません。


ただ、それでも今回この記事を書こうと思ったのは、僕たちオンリーストーリーに興味を持ってくれた人、応援してくれている人に、ちゃんと僕たちの進もうとする道の方向性を示す必要が、経営者としてあるなと思ったからで。

その人たちに対してきちんと示す責任があると思ったからです。


。。。。


いや、ちょっとかっこつけすぎましたね。


義務でとか必要性がというのもありますが、ぶっちゃけ、僕自身が示したいなと思ってしまったからなんでしょうね。

完全なエゴですね 笑

すいません。。。


エゴだし、社内語からはじめて聞いた人にはわかりにくいと思うんですよ。

実際そんなエゴのような、つよいいを対外に向かって言ったら、『何それ?』ってばかにされたこともあったわけですし。

普通に悔しいわけじゃないですか。


もっとありきたりだけどわかりやすかったり定義しやすい言葉にするべきか、迷ったことも正直何度も何度もあります。


でも、お金かけて、時間かけて、周り巻き込んで、人生かけてでも、それをしたいかって言われるとやっぱNOで。


でも、つよいい会社をつくりたいというのは、本当の本当に思っています。

だって実際、1人で家にいるときに、「全然つよいい会社じゃないじゃん!」とか普通に一人で呟いてるんですよ。つよいいと違うと思うことをしたとき、寝言でも「くそー」とか言ってるんです。

そのくらい思っていると。


だから、ここだけはエゴを通させて欲しい!

わかりにくかったらこうして記事書いて説明するし、ロゴもつくるし、社内でも何度でも話すので。

他にはこだわりないタイプの性格なので、ここだけはと思うわけです。


ただですね、不思議なことに、これをずーっと言い続けていたら、こんな僕のエゴについてきてくれる人が出てきて。

むしろ一つの共通言語になってきて、組織が強くなっていって。

それがただただ嬉しくて。


だから僕自身が、そんな大切な人たちを、肯定したいという欲もあるんだろうなと思います。それは自分自身も含めて。

何よりここについては

評論家的に説明するより、証明するしかないんだろうな

と思っています。


なので、違うなと思う人は、そんな考えのやつもいるなと尊重してもらえたら嬉しいし、共感してくれる人は、ぜひ一緒に証明しましょう!


ということで、この記事の最後に、自分への戒めも込めて、改めて言おう。

僕はつよいい会社をつくりたい。


つよいい会社をつくるんだ!


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*本記事は、冒頭部分に書いたスタンスに基づいて、一部の方向けに書いたものです。


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